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「細野山? そんな山がどこにある」と言うなかれ。「細野山」とは、宇都宮市福岡町の小字「細野」にある。この山名は、この小字名から生まれたものだ。

具体的にいうなら宇都宮市森林公園のある赤川ダム付近は、小字名で「細野」という。「細野山」とは、最近生まれた山名ではなく、古くからあった山名である。往古から福岡村細野の村民たちは、この細野山の尾根筋にある一大岩壁南面に畏怖の念を抱き、「山ノ神」の降臨した在所として神仏を祀ってきた。



平成期に入って、細野山の起伏に富んだ尾根筋には、登山者によって名称が付けられた。赤川ダム付近から古賀志山の通称「見晴らし台」に通ずる「東稜ルート」、古賀志山頂とP559の中間に通じる尾根筋には「中尾根ルート」、また、鞍掛山からP559に至る尾根筋には「北尾根ルート」と、それぞれ呼称が付けられた。これらの尾根筋は、昭和期までなかった名称である。これらの名称の出現によって、従来からあった「細野山」という名称は、消しゴムで消されたように影が薄くなってしまった。

登山者たちが地域の人たちの「細野山」への思い入れや信仰の歴史を少しでも知っていれば、「細野山」という山名は残していただろう。

 ここにいう「細野山」は、赤川ダム以西の起伏に富んだ三つの尾根筋が、西端で古賀志山に接するまでの一帯を指している。

それを証左するのが昭和三年(一九ニ八)刊『城山村郷土誌』の記述である。

「…多氣山あり 海抜三七六・九米突 東北は国本村大字新里の山脈に連なり

西は福岡細野山に連なり 渓谷相起伏し古賀志山脈と連なる…」とあるのがそれである。 

つまり、「細野山」は、西側で古賀志山に連なるが、ここに云う西側とは、古賀志山頂点から北に延びてピーク559に至る尾根筋を指し、その東側の範囲が「細野山」ということになる。

従って、現在、登山者が細野ダム付近から通称「中尾根」や、鞍掛山から連なる通称「北尾根」を一帯を上り下りするルートは、正確にいえば、「細野山」を登っているということになる。

往古から福岡村の細野の人たちにとっては、信仰の対象を古賀志山にしたことは一度もなく、すべて細野山であった。


神仏混淆の時代、ここは福岡村細野の人達が「山ノ神」を祀った霊地である。明治34年に奉納された「山ノ神」の石祠は比較的新しいが、この「山ノ神」信仰は、それ以前からあったもので、それを証左するのが、江戸時代の古銭である。年号には、「寛永通宝」の文字も見える。



またこの石祠の中には薄い土器の器「かわらけ」が数枚残っている。神事に奉納したことが伺える。



光背のついた「不動明王」立像も奉納されている。



その傍に鎖の付いた「奉納 山神神社」の金属板がある。奉納年と願主の名が見える。

「明治四十年旧六月三日 宇都宮市川向町 願主青木米蔵 文吉」とあるのがそれである。




大絶壁の下に榊の御神木が横たわっている。樹齢も相当なものだが、横たわる姿は赤岩のシンボルと云える。斜面の三本杉の樹盛もいい。













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