no movie no life

・・・映画を見て思ったことをツラツラと。ネタバレです。

かなり昔に書いたのも。


テーマ:

「T.I.A」-This Is Africa.
なんと哀しい響きだろう。アフリカは、神すら見放した土地なのか・・・。


アフリカ、シオラネオレ。政府とRUFという反政府組織が争う内戦の地。ダイヤモンド採掘量が多いこの地で、密売人として暗躍するダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)がいた。ある日ダニーは、RUFに捕まり採掘場で働かされていた現地人ソロモン(ジャイモン・フンスー)が、大きなピンク色のダイヤを発見し、隠し埋めたことを知る。その情報はダニーが恩義のある南アフリカの「大佐」の耳に入り、それを奪えと言うオーダーが下る。なんとかソロモンと接触し、埋めた場所を探り当てようとするダニーだったが、そこへアメリカ人ジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリー)が現れ、密売の証拠を突き止めようとする・・・。


ダイヤの持つ4つの「C」。Colour(色)、Cut(カット)、Clarity(透明度)Carat(カラット)。裕福な人々は高価な石を欲しがり、身につけて喜ぶ。
しかしその裏には、5番目の「C」が存在する・・・「Confrict(争い)」。


ダイヤ密売に絡む同じアフリカの国々、そしてヨーロッパの大手ダイヤモンド会社は、自分たちの利益を生むために、内戦を長引かせる。

そこで繰り返される同国人同士の殺し合いはまさに目を覆う惨劇だ。
少年が奪われ如何に兵士とさせられてゆくか・・・心を徹底的に怖し、ドラッグで麻痺させる。いつしか親を殺すことすら厭わなくなる。
そして「ピンク」を中心に振り回される人間たち。


ダニーの存在。ジンバブエに生まれた「白人」として圧倒的なマイノリティだ。彼はどこにいっても「あぶれモノ」。「T.I.A」に嫌気が差し、アフリカ大陸から逃れようとしている。でも、大佐が言う。「アフリカの大地の色は、血の色だ。そして、お前はここから出てゆかない」。自分のアイデンティティが確立できないダニーにとって、生きている意味が見出せない。人を愛し、結婚して子どもを産み育てるなど、想像も出来ない。


ソロモン。RUFに家族を奪われ、奴隷のように採掘場で働かせられ、大事な息子はRUFの兵士になってしまっていた。愛する家族と引き裂かれた悲しみ。それはダニーとは全く逆の存在だ。


マディー。巨悪を突き止めるべく危険地帯を歩く果敢な記者。しかし、「アメリカ人」であり「ジャーナリスト」であると言うことは、2人と対比すれば、安定した土台に立っている他者である。


そんな相反するような3人の間に、いつしか信頼関係が生まれる。
家族や故国への愛を持たないダニーの手を握るマディー。
岩壁からすべり落ちそうになったダニーの手を掴むソロモン。
そしてソロモンにダイヤを手渡したダニー。
「手」によって、彼らは繋がっていった。


・・・しかし、その「手」は、かつて賄賂の握手をする「手」でもあった。


「良い人と悪い人がいるのだろうか?」
「そうじゃない。善悪はその人の行為なのだ・・・」


でも、「罪を憎んで人を憎まず」、その教えの神がアフリカを「見捨てた」。
・・・仮に神が見捨てたならば、人間こそ見捨ててはいけない。
それしか、唯一の希望はない。



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