no movie no life

・・・映画を見て思ったことをツラツラと。ネタバレです。

かなり昔に書いたのも。


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LIVERTINE


山形には来ることが出来なかった映画・・・DVDで鑑賞しました。


ジョニー・デップが脚本を3行読んで出演を決めたというのは有名ですね。
あの冒頭の、暗闇の中に浮かび上がるロチェスター伯爵が「私を好きにならないでくれ・・・」と語りかけてくるシーンは衝撃を受けました。


17世紀の英国、チャールズ2世の時代。後で世界史の教科書をひっくり返して見ましたが、清教徒革命後の王政復古の時代だから、動乱の時代なんですよね。


社会も乱れに乱れ・・・なんてたって才能はあるものの酒と女に目がない詩人ロチェスター伯爵ジョン・ウィルモット(実在の人物)が「私のシェイクスピアになってくれ」と王の寵愛を受けている。芸術家はパトロンの庇護を受けて作品を制作する時代だが、卑猥な詩や戯曲もたくさん書いている・・・


でも、そういうのが人気を博すって、あるんだよね。もっと後の時代の英国だけど、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」の挿絵を書いたオーブリー・ビアズリー、「イエローブック」など、卑猥なものが「絵」としてもたくさん出回る。いや、英国に限らないけれど・・・人間の中にはやっぱりそういう本質があるのだろうなと思わざるを得ない。


「リバティーン・・・道徳的(性的)に束縛されない人、放蕩者」


その放蕩ぶりはすさまじい。立派な妻エリザベスがいながら、家にはたまに帰るだけ。売春宿へ通い、酒を飲まない日はない。一方、芸術的な才覚は健在で、エリザベス・バリーと言う新米オペラ歌手に演技指導をし、立派な歌手に育てあげる。そして子弟の関係を超え、男女の関係になる。彼女との間に出来た子どもを「愛の結晶・・・」と呼んでいることから、伯爵の本当に愛した人は、歌手のエリザべスだったのかもしれないね。しかしながら最後は梅毒になって顔中血だらけになって無残に死ぬという顛末。

ここまでドロドロに、そしてエロティックに演じることが出来るのはやはりジョニー・デップしかいないのではないかなあ。フリルのシャツに長い巻き毛が似合いすぎる。


圧倒的な嫌悪感。それが、観ているといつの間にか嫌悪感は悪魔のような魅力にまで変貌するのではないか・・・?妻エリザベスも最期まで彼の妻であった。
「私を好きにならないでくれ」誰が好きになるか?と思いつつも、やっぱり惹かれていく。だって、現にロチェスター伯爵の戯曲があり、上演され、こうやって映画化までされているのだから。



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