no movie no life

・・・映画を見て思ったことをツラツラと。ネタバレです。

かなり昔に書いたのも。


テーマ:

「交通事故に気をつけよう」とか「人種差別をやめよう」と言う映画ではない。



交通事故や犯罪が多発するロサンゼルス。人種のるつぼ。

そこで生きていくには、刑事も、検事も、TVディレクターも、医師も、小さな店の経営者も、鍵の修理人も、若者も、常に自分が○○人であることを意識しなければならない。そして、心の中で、あるいは堂々と、他者が○○人であることを、推測したり、確認したりする。

しかし、普段はそれをうまく隠して生きても、交通事故などの非常事態には、「素」が現れる。



見ていると、「あ~最後の一言が余計なんだよね」とか「何でこんな言い方をするんだろう?」とか、うんざりするシーンも多い。こんな社会に生きてたら、ストレスで死んでしまうよ、と思う。でもそういう社会が実際にあるのだろう。この映画では、完全な善人はいない。いや、完全な善人など、この世にはいない。いるとしたら、何も知らない無垢な子どもだけだ。



映画冒頭で刑事が語る言葉に、この映画の言いたいことが凝縮されている。

人々は、自分を防御している。でも、どこかでつながることも求めていて、だから人はクラッシュするのだと。



時として人は、触れたりぶつかったりして生きていかなくてはいけないのに、ぶつかってうまくいかなかったら、「人種」のせいにして。時には「人種」を利用して。



だがら、同じ人種だって言えることだ。人はみな、外では取り繕いながら、頭では何を考えているか分からない。でも、非常事態になると「素」が現れる。



でも、「素」になって初めて、「いい人だな」と思える場合だって多い。

「困ったときに助けてくれる人こそ真の友」と言う言葉もある。

そして、「素」になるには、時としてクラッシュしなければならない。



本年度アカデミー賞作品賞。

決して派手ではない。すがすがしさもなく、重苦しい。



でも、クラッシュで、皆、何かが少し変わっていったのだ。



できるなら、そのクラッシュが、事故や犯罪でなければ良いことを願う。

透明マントの不要な世界で、クラッシュできれば良いのだ。

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