世界が地獄を見た日 -長崎原爆の日です-

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昨日は、疲労のピークに達していたので、完全にテーパリングモードで泳いでました。

なにせクロールで25m泳ぐのがやっとという程です。

股関節を取り巻く筋肉を中心に、足が萎えたような感覚になってたので、ポジションのホールドもキックも機能しないという状態です。てなもんで、水を捉える感覚だけを維持するような目的の練習に終始。

まーそれはともかく、本日は長崎原爆の日です。

たった1発の爆弾(原子爆弾)だろうと、何百機の爆撃機が大量の焼夷弾を落とそうと(東京大空襲などの戦略爆撃)、民間人を虐殺した事実に変わりはないんですが、やはり人類が自分達自身を殺せる能力を得たということで歴史に刻む有意性の高い事実であることは確かです。

こんな事実を見て学んでるといつも思うんですが、湾岸戦争やイラク戦争で民間施設に誤爆で云々っちゅーてますが、なら原爆や都市への無差別爆撃はどう評価されるんだろうなあ等と。。。現代の価値観とやらに欺瞞の念を感じてしまいます。

ところで・・・ 長崎は本来、投下目標ではなかったという事実は日本人の一般常識だと思うんですが(本来は小倉)、2発目の原爆投下目標については紆余曲折があったのはあまり知られていないようです。

じつは、真剣に京都への原爆投下が検討されてたそうです・・・

俗説では

「連合軍は京都の文化遺産の価値を評価しており、文明的な価値観から攻撃の対象から外した」という話がまことしやかに語られて早60余年・・・  本当はちいっともアメリカさんは感じてなかったんですわなあ~ってのが実際のとこ。

事実、日本各地への空襲に先立つ、対ドイツ各都市への戦略爆撃(これでもたっくさんの民間人が標的にされてます)では、歴史的に貴重と評価されていたキリスト教の教会を、ドイツ軍が占拠しているという理由で標的にしてます。

人口密集地であり、工業生産能力もある京都は絶好の「原爆実験」の材料であり、小倉とならんで有力候補に残り続けたそうです。

最終的に、時の陸軍長官ヘンリー・スチムソンが京都爆撃に強硬に反対したため、最終的に

第1目標 小倉

第2目標 長崎

になったそうです。

反対の理由は彼が文明人だったとか日本文化に傾倒していたとかそういうわけではなくて、「歴史的遺産の集積する京都を灰燼に帰した場合、日本人のアメリカに対する憎悪は未曾有のものとなる。そうなると、対ソ連戦略の拠点として日本を利用できない。」と言うマキャベリズム的な観点からの考えなので、京都が無事であったことに対して、別にスチムソンに感謝することではないと思います。いずれにせよ戦争終結には無用の虐殺が避けられた訳ではないのですから。

また、第1目標であった小倉も、前日に行なわれた八幡空襲の火災煙や雲量の多さで目標が定められずドロップアプト。

ほんとうに・・・ほんとうに不運の連鎖により・・・殺される必然性のない長崎の人達が核の炎に焼かれることになってしまった訳なんですね。

あとはまあ私が今更言うまでもない地獄絵図です。数年前、東海村のウラン臨界事故の被爆者の方の医療記録がNHKスペシャルで報道されたましたが、ひどいもんです。核を保有する国の為政者は、広島・長崎に必ず来るべき!っと核拡散防止条約に謳うべきでなかったのか等と昔から思ってるんですがね。なんで広島サミットとかやんないんですかね。平和ケンポーを本気で尊しとするなら、そんくらいのことやってもいいんじゃないかなあっと思いますがね。

ちなみに・・・長崎型原爆を仮に東京都心に投下した場合は、山手線内が壊滅。100万人の犠牲者が出るというシュミレーションがあるそうです。東京大空襲の犠牲者が10万人規模・・広島・長崎の原爆が30万人・・・・あなおそろしや・・・

余談ですが、南京大虐殺の被害者は某国の主張によると30万人だそうです。これは笑い。(原爆並の威力のある単純殺人の積み重ねって物理的に可能かって議論です)

一方でなあ・・・  日本も戦時中、原爆開発は粛々とやってたんですね。いかんせん、原子物理学に習熟した人材や資材の不足でとてもじゃないですが実用兵器なんぞ開発できる状況ではなかったのですが、我々側にもその時点で原爆使用という罪については「故意」が存在したんですよね。結果に結びつかなかっただけで。

日本人は原爆について被害者でもあり、同時に加害者予備群でもあったんですわなあ。

てな訳で、今日は日本の歴史を噛み締める日です。過去から目を背けるものは未来を語る資格はないと言いますから、8月中はどよ~んと重ったるい気持ちで、維新後の歴史に思いをはせましょう。

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大河ドラマ好きなんですが

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来年の話をするだけれ鬼が笑うというのに、再来年の話なぞしたら大魔王さまでも笑ってくださるんだろうか。

ってな感じで、再来年の大河ドラマが「天璋院篤姫」さんに決まったそうです。

へ~ は~ ほ~ で・・・誰??って感じです。フジテレビの大奥で菅野美穂がやった役の人と言った方が通りがいいようです。

まあ・・・なんつ~か 大河で女モノをやると大抵つまんなくなんのよねえ~ (^^;

おんな太閤記なんていう秀作もあるので、最初から毛嫌いしちゃあいかんですが、タダでさえ複雑怪奇で疾風怒濤で且つ意外に不人気な幕末をどう描くんでしょうか。みんな善人だらけの気の抜けた物語になりやすい大河ですから、果たしてフジ大奥みたいなどきどきハラハラ感のある演出は期待できないんだろうなあ。ちなみに、大奥での定番悪役俳優として更に名を上げた北村一輝さんが好きなんだそうな。

で 私は以前から口が酸っぱくなるほどNHKに「大河やるならこのテーマやらんか~い」と思っておるのがあります。

あんまり言うこと聞かない上に、MotoGPのBSでの放映を取りやめたので契約打ち切っちゃいましたが。

何かというと、戦国時代の九州です。

また、どマイナ~でコアなネタだなあ~ まあ、人生の大半が他人に首根っこ押さえられ続けてきた隠忍自重な毛利元就ですらブレイクしましたし(素の話しだけだと結構見ててつらいと思いますが、あれは周辺勢力も絡めて上手く作ったよなあ~)、地方政権の奥州藤原氏を扱った炎立つがいまだに好きな大河の上位にランクされたりと、ほんとはマイナーと思われているネタでも充分アピール力はあるんですよ。

九州の戦国時代なんていったらそりゃもう、関東・近畿・東海以上に波乱とスペクタクルの要素満載なんですなあ。

物語の主軸は、大友家、島津家、龍造寺家(後に鍋島家)になります。

名君といわれた大友宗麟(大分)が、宗教に走って徐々に家臣からの信頼を失って行く様。

そんな中で、報われぬ忠誠を尽くす立花道雪と高橋紹運の信頼と友情。

一家根絶やしの逆境から不屈の野心で大友を食らって行く龍造寺隆信(長崎)と鍋島直茂の策謀。

戦国最強レベルが揃った島津4兄弟の怒涛の進軍。

死力を尽くした戦いの結果、あと一歩で島津による九州統一がなされるか!?っというタイミングで大友が謀った起死回生の一打により、九州に秀吉が介入し、一応の平安を得る。ただ朝鮮出兵により九州の大名は疲弊を強いられ、関が原を迎えうる訳ですな。

最後はやっぱ流浪の名将である立花宗茂の柳川入城とその後の島原の乱の平定あたりで大団円なのかなあ等と勝手に夢想するのですが。

いい原作がないと話にならんのかなあ。あんまし九州モノを俯瞰的・大局的に扱った作品がないのが残念ですね。

っつー訳で、九州の皆さん そんな大河をNHKさんにリクエストしてつかあさい。

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NHK「その時 歴史が動いた」にて廃藩置県を取り上げてました。

教科書ではたった4文字でした表されず、先生の説明もサラッとしたものになりがちですが、なかなかどーしてドラマティックな場面だったので心に染みました。


「藩」に代表される武士階級の封建制度(領主が土地・人民・租税・軍事などを直接支配する仕組み 中央政権からもほぼ独立した自治区的制度)ですが、古くは鎌倉幕府の時代から日本の社会を形作ってきた伝統的な制度です。
明治維新に至るまでの実に700年間、日本のDNAとして当たり前の世界観として受け入れられて来ました。
ですが、列強の帝国主義政策(弱い国を軍事力・経済力をもって植民地化していく)華やかりし時代、鎖国から目覚めたばかりの貧乏国日本が自主独立を保つためには、弱い力を更に細分化するような藩に代表される封建制度は百害あって一理なしという状況でした。(当時の朝廷の税収入は、日本の40%程度を占めるのみ)
「廃藩置県は日本の夜明けぜよ」っと言ったかどうかはわかりませんが、ある意味、終戦直後の農地改革に匹敵するような革命的出来事だったのかと思います。
弱い力を一つに結集させる「中央集権化政策」・・・そのために廃藩置県は是が非でも断行しなければならない近代化の一里塚でもあったわけです。事実、廃藩置県後、地租改正や徴兵制度など、富国強兵・殖産興業のための改革案が次々断行されていきます。

しかし、明治政府を取り仕切る維新の志士たちは、元々はその藩主たちの臣下・・・
また、維新に貢献した武士階級自体をぶちこわすドラスティックな政策は、日本に内乱を引き起こす危険すらはらんでいました・・・
まさに八方塞り。


でも、そんな時、ある藩主が「廃藩置県を断行すべき!」っと声を上げます。この人の名はもう後世まできちんと記録すべきですね。


隠れた日本の恩人です。


鳥取藩主 池田慶徳候です。


この方は、明治維新後、多大な借金に苦しんでいた鳥取藩をドラスティックな藩政改革(俸禄1/10制とか)で乗り切ろうと努力しました。しかし、維新後の各藩の借金問題などは一藩の問題としては処理しきれない・・・また、欧米列強に対抗するためには藩ごとバラバラの政策、軍事力ではどうしようもないということで、自らの領主の特権を放棄してでも廃藩置県を進めるべきと考えられたようです。
この声に呼応するように、数々の諸侯が廃藩置県を訴えるという、明治政府には想像もできなかった事態に発展していきました。
そんな動きを後ろ盾にしつつ、廃藩置県に頑強な抵抗をしめしていた薩摩藩などの思惑を押し切り、明治4年7月14日、電撃的な天皇勅召により廃藩置県が成立しました。

先祖代々引き継いできた領主としての地位。儒教的には命に代えても守らなければならないものを、日本の将来と言う大儀のために捨て去った覚悟はどこから沸いてきたのでしょう。
今流行の言葉で言うと、パラダイムシフトが起こったわけですね。すごいっす。

また、これだけにとどまらず、廃藩置県に賛同した旧領主達は後に、私財を投じて日本鉄道株式会社を設立し、新橋-横浜間の鉄道建設・・・日本の近代化に欠くべからざる貢献もされました。


なんとなく、トム・クルーズ主演のラストサムライのクライマックスで、新政府軍の兵士たちが死んでいった侍たちに頭を垂れているシーンを思い出してしまいました。

殿様たちの決断のお陰で、今の日本が形作られたわけですね。ありがとうございます。


とかく私的な価値観が優先される現代ですが、明治の人達のような公の心を持ちえるのかなあっと思いました。
歴史の授業は、もっと近代の面白さを伝えるべきですな。(もちろん暗さも伴う歴史ですが)


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午後8時 NHK「巧妙が辻」での織田信長 さん

午後9時 TV朝日「風林火山」での由布姫 さん


私セリフが棒読みだとかイメージが今までの役者と違うとかジャニタレはいらんとか細かいことで俳優さんを批判することはないのでしが、この二人にについては キョトーン(××)としてしまいました。


やかたひろしさんは「ユウジ!」とかって言ってる割と小声で渋クール系はカコイイんですが「大音声」(だいおんじょう 戦場でかける号令のこと)は声質があってないのか気が抜けきってしまってます。

ううーむ これは根本的にミスキャストなのかやかたさんの良さと悪さを演出スタッフが理解していないのか・・・わややんわですわあ。

同じ役をやかたさんの尊敬する渡さんがやられてましたが、あの安心して見ていられる信長像とはまるで違ってハラハラさせられます。反町信長はわたしゃカコイイと思ってた方なんで一般の人とは見方が違うかもなあ。


風林火山は「痛い!痛い!!痛いぞおお!!!」って感じ。

名優 北王路欣也 演じる山本勘助とのワンオンワンのシーンでは、重厚な演劇と学芸会が同居しているような雰囲気でした。

TOKIOの松岡君がヤング信玄を、その傲岸不遜風な雰囲気(松岡君のキャラは別として彼にこういう役をやらせると絶品だと思う 過去に大河「秀吉」で森蘭丸をやっていた)を十二分に活かしきって演じていたのと対比すると、加糖Iさんの演技の痛さがかわいそうなくらいでした。あわわわわわぁ~



まあでも今日一番衝撃だったのは、お市の方(信長の妹)役の大地真央と濃姫役の和久井映見の掛け合いで、大地さんが和久井さんに「姉上」とのたまわっていながら、違和感を感じさせなかったことですなあ。

「大地真央のリエージング(若返り)技術はバケモノか!」とシャア少佐風に叫んでしまいました。

*和久井映見が老け込んでいると言う説も・・・


ともかく、昨年の「日本一のバカ大将 義経」とはうって変わって玄人好みの大河の題材で個人的には興味津々。

300年後の幕末で、坂本竜馬や武市半平太の土佐勤皇党を意味出す母体となった極悪非道とすら感じられる土佐藩の建国をどのように描くかが楽しみだな~楽しみだな~楽しみだな~(もう既にデモーニッシュモード)


ちなみに私、山内一豊さん。だいっきらいなんです~(青木さやか風)


楽しみ~

河合継之助さんを見てみました

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昨夜、年末大型時代劇なんぞを見てしまいました。

奥州列藩同盟の雄、長岡藩家老 河合継之助です。


歌舞伎役者の中村勘三郎さんが20年来のファンで、勘三郎襲名記念にあわせて渾身の情熱を注いで製作されたとのこと。

鬼気迫る番宣だったので「これは見るべし」と思って見ました。


まあ、話のあらすじというか、解説はこちら で。


幕末を彩るキラ星の如き異才の一人です。ううーむ もったいない。なんで幕末・明治ってのはこんあ素晴らしい人材がたくさん出ながら、トモ食いやら非業の死やらで亡くなってしまうんだろう。


2時間ちょっとという時間枠では、この人の異才ぶりが充分に描けないのは当然で、ちょっとトントントーンと話が進みすぎなのはしょうがないですね。

ある程度予備知識がないと楽しめなかったのではないかと思います。


図らずも新政府軍と戦う立場に追い込まれ、故郷長岡を灰燼に帰してしまった責任を問われ、地元でも長らく評価は芳しくなかったようです。

なんかこう聞くと、私が日本史上3本の指に入るくらい大好きな、直江山城守兼続に似てますなあ。

新潟と言う土地はこういう芯の通った人を輩出する土地柄なんでしょうか。


北越戊辰戦争(新政府VS長岡藩)の後、灰燼に帰した長岡では、伝説的故事でもある「米百表」が生れたり、これまた異才人である山本五十六元帥を輩出したりなど、日本の中でも一目置かれる土地になったのかな等と思います。


っとあんまり堀さげずに今日は〆