2.左右差を少なくする泳ぎ方(後編)
 反省、ちゃっちゃか書きます。
 2「フィニッシュ~リカバリー~エントリーまでの姿勢をゆったりと安定させる」についてですが、トライアスロンで言われる「2軸」を意識した泳法とはやや対立する考えです。むしろローリングをしっかりとって、サイドに向いている姿勢を積極的に活用しようという考え方で、ウェットスーツなどを着用していない純OWS向けの話だと思ってください。たぶんこれをウェットスーツありでやろうとすると、ネオプレーンゴムの浮力が抵抗になって疲れます。
 ところで、よく「ストリームラインを意識した泳ぎをしましょう」っと言われますが、クロールの中で純然たるストリームライン姿勢(けのび)を取っている瞬間ってありますか?
 私は「ない」と思っています。ただ、けのびに近い抵抗の少ない姿勢は諸処出てきます。その中で、一番抵抗が少なくて、一番力を使わずに前に進めるのが、フィニッシュ~リカバリー~エントリーの過程でサイドを向いている姿勢だと思います。理論的にはこの姿勢を安定して長く取ることができれば、少ない掻き数で方向にブレのない泳ぎを実現できると思います。特に海では、水の比重の関係で体が浮きやすいため、プール以上にこの姿勢が維持できます。
練習するドリルとしては以下のものが有効です。
 a.サイドキック
 b.S-5スイム(いつもの掻き数より5回少なくすることを目標にして泳ぐ)

3.「キックの推進力を活かす。」についてですが、これも泳ぎの安定度を高めるために有効です。
 プルブイを使用して、腕の掻きだけで泳いでみればわかると思うのですが、下半身による様々な補正が働かないと安定した姿勢を維持するのは大変苦労します。
 キックは左右のブレが少ない推進力を生み出し、ローリングをする際の回転力を補助し、下半身を浮かせてよりフラットな姿勢を保つ効果があります。
 キックによる推進力自体はそれほど期待できるものではないですが、まっすぐ泳ぐために姿勢を安定させるためには無視できない要素です。スプリントのように6ビートで泳いでいたら持ちませんが、2ビートか4ビートなど自分でできるレベルの「間引きキック」を習得しておくことが有効と思われます。
 尚、海の場合、やはり比重の問題で身体が浮きやすいため、プールでは2ビートができない人も海では突然できるようになったりするようです。ウォームアップの時などでトライしてみて、ムリがなければ試してみるのも良いと思われます。
練習するドリルとしては
a.板キック(当たり前)
b.サイドキック
c.ストリームラインキック
d.ドルフィンキッククロール(2ビートの感覚を習得するため)
などがあります。
(次回からは「前を見る」編です)

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2.左右差を少なくする泳ぎ方

 基本的には左右呼吸ができるようになった段階で、かなりの改善が可能になったはずです。
ですが、それでも左右差がなくなる訳ではないので、よりブラッシュアップしていくことが必要です。
 水泳の教本には、真っ直ぐ泳ぐとか左右のバランスをとるというような論点を詳しく書いたものは見受けられないので、ここから先も私が試行錯誤して体得した内容になります。ご参考いただける方はその点を充分ご理解の上、自分のやり方に反映して見て下さい。

真っ直ぐ泳ぐポイント
 1.利き腕の掻きを、弱い腕の掻きにあわせる。
 2.フィニッシュ~リカバリー~エントリーまでの姿勢をゆったりと安定させる。
 3.キックの推進力を活かす。


1「利き腕の掻きを、弱い腕の掻きにあわせる」ですが、純競泳スイマーの方には違和感があるかもしれません。
ラインなどで進む方向が把握できる状況では、何はともかく両方の腕の最大力を引き出す事がタイムアップにつながると思われるからです。
海で泳ぐ場合は、残念ながらそれでは大きくコースを外れます。弱い方の腕に強い方の腕を合わせるようなバランスの良い泳ぎを心掛ける方が結果としてロスも少なく、持久力の浪費を抑えることもできると思われます。
これを身につけるにはプールでのドリル
が有効です。
 a.ダブルアームドリル
 b.片手フィストクロール(利き腕、逆の腕両方でやる)
ダブルアームで左右均等のストロークライン、力を入れるポイントを確認します。
片手フィストでは、ゲンコツで泳ぐことで人為的に水を捉えにくくさせ、左右差のある状態で以下にバランスを取るかが重要になります。
(つづく)

 
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1.左右呼吸を習慣化する(後編)

左右呼吸を習得するドリル。
いやあ、こりゃもうガムシャラにやるにつきます。上手くできないからって諦めたり、理屈に逃げることが上達の壁になります。

ただ、効率的にやるとすると。
 ・左右呼吸で泳ぐ距離は最初は短く設定する。
  25mだったのを次の時は50mとか。
 ・連続して泳ぐ際の最初の方だけ左右呼吸にする。
 ・連続して泳ぐ際に疲れた時だけ片側呼吸にする。

 ・サイドキックドリルなどで、苦手なサイドを呼吸モーション付きでやる。
 私の場合ですが、練習して3回目くらいでなんとなく慣れて来て、1か月で違和感はなくなりました。
 また、安定して呼吸できるようになったら、25mは自分の得意な方の呼吸、帰りは反対側というのを連続して泳いでみるというのもレベルアップに有効です。
 今年の短水路の日本選手権で松田選手(日本長距離泳のエース)は、ライバルの選手をずうっと見るために、行きは右、帰りは左というよいに呼吸サイドをチェンジしてました。実戦でも有効なテクだと思います。

さて、苦手な方のサイドで呼吸するコツは?
こう言うことってあんまり水泳の教本ではかかれていません。(片側呼吸しか前提にしてないのかな?)
ですので、ここからも私見になります。皆様自身で充分斟酌して頂いて、自分なりの方法を編み出してください。
・あらためて、腕に耳を乗せるようにして呼吸をするイメージを確認する。初心者の時にならったイメージをもう一度確認してください。
・最初のうちは、ローリングを大きく取って、じゅうぶんに顔を水から上げる。脇の下で呼吸するイメージで視線は斜め後方。
・反対側の掻きは、絶対に「慌てない!」慌てて急いで掻くことで、呼吸のリズムとストロークのリズムにずれがでます。ノーブレスの時よりも一拍(いつも一掻き「1・2・3・4」くらいの人だったら「1・2・3・4・5」くらいで)多いくらいのリズムで掻く。
・エントリーからキャッチを丁寧に大きく取る。呼吸に意識が行ってしまいがちになり、ここで慌てる事で充分な揚力(掻きにより身体を浮かせようとする力)が弱くなります。
・胸元から掻き切るまでの掻きで、気持ち手の平を斜め下に向けるようにして揚力を強くする。これはズルテクです。上手く呼吸ができるようになったら止めてください。

とこんなところです。
最初の内は、丸太ん坊ゴロゴロローリングで大きく顔を上げて呼吸しても構いませんが、上手く出来るようになってきたら得意な方の呼吸サイドと同じくらい動きに抑えて、無駄なアクションの少ない泳ぎにレベルアップしていってください。
私の場合、苦手な方の左サイドでも、左眼は水上、右目は水面下、口は半分水の中で吐く息で呼吸スペース確保ができるようになっています。
実際には海ではうねりや波があるため、プールと同じような呼吸をするのはむずかしく、少し大きく顔を捻って呼吸する事が多いです。このあたりは海のコンディションと相談しながらやってみましょう。
(呼吸編はここまで、次回から泳ぎ編)

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1.左右呼吸を習慣化する(前編)

 本来、OWSで左右呼吸を身に付ける意義は

  ・波の影響を受けにくい側でも呼吸ができること。

  ・呼吸回数を3ストローク1ブレスにする事で、呼吸および呼吸動作を楽にする。

 ことが主眼にあります。


 ただ、これだけの理由だと両側呼吸を身につける必然性は本来高くないと思います。

波の影響と言っても、よっぽどラフウォーターでやらない限り、実際の競技は波頭の立たない沖合いで行われます。

 また、呼吸回数は個人の心肺能力により適正回数が変ってくるでしょうからムリして3ストローク1ブレスに型をはめる方がかえって効率を悪くする事も考えられます。

 もちろん、自分を取り巻く環境や自分自身のコンディション変化に対応するために選択肢を増やしておく方が、より安全で快適に完泳を目指せるとは思いますので、出来た方がいいです。


 私が思うには、左右呼吸を身につけるのは左右のストローク効率の差を均等化するのに役立つので身に付けるべきなのではないかと考えています。

 ご自分の泳ぐ姿を思い出してみてください。

 呼吸をした後の掻きと呼吸をしていない時の掻きとで何か違いはありませんでしょうか?

 それは、呼吸した後に頭を水没させる運動の有無。ピッチング動作があるか否かです。

 クロールは身体の中心線を通る軸を意識して左右に回転する泳ぎであることがしばしば解説されます。ところが実際には、バタフライやブレストのような身体の重心点(胸の下あたり)を横方向に貫く軸にそって回転する動作も、無視できない要素として存在します。

 これがどう言う影響を与えるかと言うと、バタフライを思い出してください。(え?できない人はどうするって??うう~む 片手バタフライでイメージしてみてください)

 呼吸後の頭を没入させるダウン動作が、一伸びしやすくさせていると感じませんか?

 クロールでも片手ながらこれが使えるわけで、呼吸で少し高い位置に出た頭・・・この頭をもとのポジションに戻す慣性力を利用して、バタフライのエントリーのように勢いよく遠くへ入水できるんです。

 だから呼吸側のストロークは自然強いストロークになる傾向があると思われます。(浅学ですので、違う意見もあると思いますが)


 仮に片側だけで呼吸を続ければ、泳ぎ全体がそちらのストロークを大きく受けることにより偏向していくことになります。


 そのため、左右呼吸を習慣化することで、呼吸動作を利用した大きなストロークを均等に使えるようにすることが重要なのではないかと考えています。


 ただ、ここで1点疑問が残ります。同じ呼吸サイド、同じ利き腕なのに左右の偏向が逆になるスイマーがでるのはなぜ?っという点。

 これは仮説なのですが、私は身体の重心位置に対して外側から力が左右するのか、内側から左右するのかという点が分かれ目になるのではないかと考えています。

 私の泳ぎは、比較的エントリーが開いたアウトサイドイン(外側から内側へ掻き込む泳ぎ)になっています。

ですので、身体の重心点(胸の下あたり)に対して外側から力が加わるので、右が強ければ右に行く事になります。

 逆に、ローリング軸(身体の中心線)に近いところにエントリーしている方は、インサイド→アウトサイドイン(いわゆるS字ストローク)になっていると思われます。

この軌道、力の入り具合により、重心点より反対側に行こうとする力が働いてしまっている場合内側(右が強いのに左側に行く)に偏向していくのではないかと推察しています。


 どちらの泳ぎが良いかは、ここで結論が出る話ではありません。大切なのは、なるべく左右差をなくすこと。そのためのトレーニングとして左右呼吸にトライし、弱い方の腕と強い方の腕がバランスするポイントを探ることが重要になります。

(つづく)


いつものマスターズ練習会(日曜夜)ではなく、旧月曜練習会に無謀にもチャレンジしてきました。

だってホムペ に「有酸素的に強い負荷の練習になります」ってあるから、「こりゃ私のミッションとばっちぐーだね」っと思って、大磯ロングビーチの10m飛び込み台 から飛び込む思いで申し込んで見ました。

返って来たメールには「無酸素系持久力のトレーニングになりますが・・・」って、(≧◇≦)エーーー!


でもここで引いたら男が廃るぜ!(私、古生代の生物なので)

「やってやる、やってやるぞ!新型のトレーニングがなんだ!」という気分で突撃~

「日曜とは違うのだよ、日曜とは!」っとコーチに言われたかどうかわ別として、チュドーン-*-*-☆-\(☆o◎)/-☆-*-*- バーン!

っと返り討ちになってきました。

えー前振りが無駄に長くなりましたが、本日のメニューはざっとこんな感じ。(私は有無を言わさずピヨピヨ組)

W-up

 スカーリング-ダブルアーム 150m

 サイドキック 200m

 板キック 300m(ハード/イーブン)

 プル Fr→Bc 200m

ここまでで、ペースセットは・・・皆書いてある通りにやってない~~~~~~ (/´θ`)/ アーレー


Main

75m×3 飛び込みスタートMax(タイム計測あり) ここで死にます

ストレートアームキャッチアップFr→片手Fly 150m(ここは乳酸除去)

8×25m ストップ&ゴー、クイック&クイック(何かいてるかわからんですが地獄です)


という未知との遭遇が一通り終わってダウン~ ダウンんなて泳げるか~って思ったんですが有酸素パワーは余力あり。300m泳ぎました。


はなぢ組はメニュー量1.5倍、速さ1.5倍って感じでしょうか。超人にしか見えません。ヘ(◎ ◎)ノ

私は小学生には負けるは、気持ちに身体がついてこなくなるは悔しい~ o(T△T=T△T)o

でも、日頃の公営プールでは味わえないほど「思いっきり」全力で練習できました。

自分のレベルも再確認できたし、非常に楽しかったです。


帰宅してからはあまりに疲れてしまい、結局一睡もできませんでした。今朝の通勤途中は寝ながら歩いてたぞ。