• 19 Mar
    • 日差しが強くなると影は濃くなる

      光の春と言いますが   日差しが強くなると   影は   どんどんと暗くなる   光が明るくなるほど   闇の暗さは   深くなる       それは   人の心の中も同じ   影と   どううまく付き合うのか       時には   魂むき出しの歌が聴きたくなります     2008年に発売されたエレファントカシマシのアルバム 『Starting Over』より、 荒井由実のカヴァー 「翳りゆく部屋」   今年デビュー30周年の記念ベスト・アルバムにもこの曲は収録されているようです。 2008年に放送されたTV番組「SONGS」での演奏を私は見たのですが、その映像をYouTubeで見つけました。   魂の熱唱です。             にほんブログ村  にほんブログ村

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  • 16 Mar
    • トミー・リピューマ追悼〜ジョージ・ベンソンのマスカレード

      追悼記事は、このところあまり投稿していないのですが、先月のTAP the POPのコラムに、トミー・リピューマというプロデューサーとの出会いによって、ヴォーカリストとしてのジョージ・ベンソンが花開いたということについて書いたばかりだったので。昨日訃報を聞いて、Facebookではこのコラムを再度シェアしたのですけど、ブログでもリブログで追悼します。でも、ブログにはトミー・リピューマの名前が出てませんけど。。

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  • 14 Mar
    • ビートルズとブラック・ミュージック

      毎月2回月曜日に、TAP theh POPというサイトにコラムを掲載していただいています。   昨日掲載のコラムには、ビートルズとブラック・ミュージックとの関係について書きました。   ビートルズとブラック・ミュージック〜お互いの尊敬がもたらした音楽の発展     この、タイトル写真いいでしょ。 これもいつもコラムの内容に合わせて自分で選んでくるのですが、若いビートルズとミラクルズの写真を並べてみました。 若いミュージシャンがお互いに尊敬しあい影響しあっている感じを表してみましたよ     昨年のTAP the POP3周年の時から、トップページが「ビートルズ特集」になっていて、私も一つ書いてみたいなぁと思ったのです。   それと、 私は本当は一つのジャンルに特に強いというわけでもないのですが、昔からブラック・ミュージックが好きだったというのもあって、このTAPのサイトではいろんなのを挟みつつ主にブラック〜ソウル・ミュージック系について書かせていただいています。 なので、ブラック・ミュージックの観点からビートルズについて書いてみました。   このコラムで本当に書きたかったことは、音楽が国も人種も超えて尊敬しあい影響しあうことで発展してきたということ。 でも、音楽だけじゃないですよね。 例えば美術だって、その昔日本の画家たちはヨーロッパの印象派やキュビズムなどに影響されたし、欧米の画家たちは日本の浮世絵から影響され刺激を受けた人も少なくないのです。   自分とは異種のものの良さを受け入れて尊敬し影響し合うことの素晴らしさを、最近排他的で内向きになりつつある世界の中で、思い出したかったのです。   そしてね。 たまたま昨年このコラムにも登場する雑誌「ブルース&ソウル・レコーズ」のこの特集を見つけて買ったのですよ。 この雑誌、ブラック・ミュージックのファンの人は毎号買っておられるのでしょうね。なかなかこのジャンルには充実した雑誌で、毎回特集CDの付録が付くようです。 ちゃんとジャケットも、それから丁寧な説明までもついていて、切り取ってケースに入れて、立派なCDになるようにされてあります。それで¥1800+税はお得ですね。 (とか言いながら、私はまだこれが2冊目ですけど)     今回はこんな感じで。 主にソウル・ミュージックのミュージシャンによるビートルズのカヴァー・ソングがセレクトされています。 特別に内容を記しておきましょう。   1. And I Love Him / Esther Phillips 2. Yesterday / Linda Jones 3. Drive My Car / Black Heat 4. Yellow Submarine / The Watts 103rd Street Rhythm Band 5. Lady Madonna / Fats Domino 6. Hey Jude / Wilson Picket 7. Ob-La-Di, Ob-La-Da / Arther Conley 8. Get Back / Clarence Reid 9. Something / King Curtis 10. The Long And Winding Road / Aretha Franklin   正直言って、私も知らなかったミュージシャンもまだまだいて、こういうことでまた音楽の世界が広がるのが楽しいですね。   この中から今日は、私が特に気に入った1曲を。 インストゥルメンタルなのですが、このサックスがとても良かったので         コラムの中にもあるのですが、 ビートルズの初期のアルバムにはソウル・ミュージックのカヴァー曲があったりするのですけど、その彼らが「神様」と言っていたというスモーキー・ロビンソンもまたビートルズのカヴァー曲をやったりして、こういうのって純粋にお互い嬉しかったんじゃないかなぁって思ったりしていました。そのほかビートルズが尊敬すると言っていたファッツ・ドミノもメアリー・ウェルズもリトル・リチャードなどなどもビートルズのカヴァー曲をやっています。そのことによって白人リスナーにもアクセスできたことだけでなく、実際にカヴァーして演奏してみることで音楽的にも多少は影響を受けたりしたと思うのです。   カヴァー曲っていいですね。 国や人種だけではなく、 時代も超えますからね。 50年前の曲を今のアプローチで聴けるのもまた、カヴァー曲のいいところです。 そうして、名曲は後世へと受け継がれていくのですからね。   そして、そのことから 私たちも刺激と勇気をもらうのです。 ありがとう、音楽。         にほんブログ村  にほんブログ村

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  • 11 Mar
    • 忘れてはいけないことと忘れることと。

      6年前のこと。   決して忘れてはいけないと   いろんなところで耳にします。   でも、   先日ある新聞のコラムに、   福島に住んでる人の中には、   忘れてほしいと思っている人もいるのだと、   今でも放射能に汚染されているイメージが付きまとうので、   忘れてほしいと願う人もいるのだとありました。   忘れ去ってはいけないけれど、   心の片隅に留めておきながらも、   一旦は忘れて   前を向いていかなければならないこともあります。   非常に辛いことや、痛み、苦しみは、   忘れるからこそ生きていけるということもあるのです。   それは人間のしくみの不思議でもあります。     忘れてはいけないことと   忘れることと   忘れてほしくないことと   忘れてほしいことと   立場と状況によって   人の思いは様々です。     3.11.   忘れないと   声高に言うよりも   今でも苦しみや悲しみの中にいる人の心に   そっと寄り添う   今日はそんな日にしたいと思います。     「突然の贈りもの」 〜大貫妙子               にほんブログ村  にほんブログ村

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  • 09 Mar
    • 冬と春のせめぎ合う季節に

      3月。   日差しが春めいて少し暖かくなったかと思うと、   冷たい風が吹き、ぐっと冷え込んだりして、   三寒四温、   まだまだ冬と春がせめぎあっている季節です。     卒業シーズン、   共に過ごした仲間との別れの寂しさと、   来たる新しい日々への希望と。     そして、   1月、2月と、   寒さの中で少し気分が内向きになって、   閉ざしがちで、   いろんなこと考えて落ち込んだりもして、   でも、   明るい日差しと共に、   少しだけ   前を向こうという気分も入り混じってくる   そんな季節ですね。       そんな心に、そっと寄り添ってくれる音楽。       1969年に発表されたジョニ・ミッチェルのアルバム 『青春の光と影』   アルバムの原題は『Clouds』なのですが、 このアルバムのラストに収録されている、 彼女の代表曲の一つとも言える 「Both Sides, Now」も、 邦題が「青春の光と影」なのです。   先日、知人がFacebookでこの曲について投稿していたのを見て以来、私の中で何度もリプレイされるのです。   手元にあるのが輸入盤なので、1番だけ私なりに訳してみました。   並んでたなびく天使の髪 そして空に浮かぶアイスクリームのお城 あちらこちらに羽毛の峡谷 私はそんなふうに雲を見ていた   だけど雲は太陽を遮るだけ みんなの上に雨や雪を降らす やろうと思っていたことがたくさんあったのに 雲に邪魔されてしまったわ   そこで私は雲を両方の面から眺めて見たの 上からも下からも それでもなお それは私の想起する雲の幻影であって 本当のところ私は 雲のことを全くわかっていないのね   この後2番では愛について、3番では人生について、both sides-両方の側から眺めてみるのですが、やっぱりそれらは自分の想うそれらの形であって、本当は自分は何もわかっていないという結論になるのです。       まだ20代の飾り気のないジョニ・ミッチェルが、とても素敵ですね。   なんだか哲学的だけど、とっても素直で正直な若者の心を歌っているとも言えます。 楽しいことばかりじゃなくて、嫌なこともあって落ち込んだ時に、物事の両面を見た気がするのですが、その、自分が見ているものも本当に真実なのか、ひょっとしたらそれも自分に都合よく見えている幻なんじゃないかって、結局自分はまだまだ何もわかっちゃいないんじゃないかって思うのです。   人生は、いくつになっても、そんなことの繰り返しですね。 前を向いて、どんどんと責めている時もあれば、 ちょっと立ち止まって、これでいいんだろうかと 悩んだりすることの繰り返しです。   走ったり、歩いたり、立ち止まったり、後ろを振り向いて見たり。 そうしながらまた、人は前を向いて行くしかないのです。   そんなことを思う3月に、 ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」を聴いてみたくなりました。   人生、いくつになっても「青春」!         青春の光と影 1,620円 Amazon               にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 02 Mar
    • ゴロワーズを吸ったことがあるかい

      今朝の訃報を聞いて、   すぐに思い出したのは、   年の差60歳と話題だったロックバンド、   LIFE IS GROOVE   2014年頃から活動をしていたようで、   当時、かまやつひろし75歳、KenKen28歳、山岸竜之介15歳。     私が彼らを知ったのは昨年で、METAFIVEを聴きながら、こちらもとても気になっていて、アルバムを手に入れたらMETAFIVEの次にこちらをブログにUPしようと思っていたんです。しかしUPしないままアルバムもまだ手に入れず・・・でした。   かまやつさんより60歳年下の山岸竜之介くんという人は、さんまさんのテレビ番組に出演した天才ギター少年だそうですね。 そして、KenKenはRIZEのベーシストで、お母さんが金子マリさん。 そんな若い彼らとバンドをやろうと、それもバンド名が「LIFE IS GROOVE」 って、それだけでカッコいいなぁ!って思いました。 でも、昨年かまやつさんが体調不良でテレビ出演やライヴをキャンセルしていたのが、少し気にかかっていました。   でも最後の最後までカッコよかったムッシュでしたね。   そのLIFE IS GROOVEのカッコいい演奏で追悼したいと思います。 ゲストに金子マリさんを迎えて(親子共演!)の名曲、 「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」     この「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」という曲について、ミュージシャンの佐々木モトアキさんによるTAP the POPのコラムも素敵なので、リンクを貼っておきますね。   ゴロワーズを吸ったことがあるかい〜ムッシュかまやつのセンスが光る名曲の誕生秘話       Generations 3,024円 Amazon             この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです!  にほんブログ村  にほんブログ村

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  • 28 Feb
    • Giorgio Tuma Live in Osaka

      消え入りそうなギターの音色と   ささやくような歌声で、   そっと始まった   アコースティック・デュオによる   ジョルジオ・トゥマのコンサート。     2月25日の夕暮れに開演した大阪のライヴは、   天満教会で行われました。   祭壇の照明の他は、スポットライトも使用せず、   二人のそばに設置されたアンティークの間接照明のみの柔らかな光の中で、   極限まで削ぎ落とされた   シンプルで美しい音楽が奏でられました。         繊細な響きが、教会の空間にとても合っていました。 この日まで、CDやApple Musicなどでジョルジオ・トゥマの音楽を何度も聴いて、予習して行ったのですけど、アルバムではもちろんギターだけでなく、ピアノもストリングスもシンセサイザーや管楽器なども使って、繊細で美しいけれどドラマティックな表現もしていたので、相棒のジュゼッペ・マンタとの二人きりのアコースティック・セットでは、どんな風に奏でられるのか全く想像がつきませんでした。 でも、 まさに彼の音楽世界のエッセンスだけが、二人のギターと声によって完璧に表現されていたという感じで、とても引き込まれました。 たくさんの音を重ねて世界を表現するよりもきっと、音も音量までも削ぎ落として表現する方がかなりの技量を要すると思うのです。 時に消え入るようにか細く歌うジョルジオのヴォーカルの音程は全く安定しているので、声ひとつでもその世界に持っていかれるといった具合です。 ん。。。難しいなぁ、言葉で伝えるのは。 強いヴォーカルでグイグイと持っていかれるのとは、全く違う感じなのですよ。 すぅーっとね、染み入る感じというか、こういう感触のライヴは初体験でした。 いつまでも続いて欲しいと思うような、 美しい時間でした。   福岡から始まって、東京、大阪、そして札幌の全公演を昨日で終えられて、 カフェやライヴハウスだったり、いろんな場所でライヴをされていたのですが、教会という場所では大阪のみだったので、他ではどんな感じだったのかなぁとも思いました。   ただ、大阪のライヴはジョルジオ自身、今までで一番いい出来のライヴだとステージ上でもおっしゃってました。 とってもいい空気が流れていましたしね。   イタリア語訛りの英語で、ちゃんと曲の説明もしてくれました。 その中で、少し気持ちが落ち込んでいた時に書いた曲で、流した涙の分きっといいことがあるんだよということを歌った曲(と言ってたと思うけど、間違ってたらごめんなさい)終盤に演奏された曲で、これがなんだかとてもジーンと沁みました。   「My Last Tears Will Be A Blue Melody」     これも二人のアコースティック・ギターとヴォーカルのみで、完璧にこの世界が表現されていましたよ。 また、アンコールで唯一イタリア語で歌ってくれた歌も、感動モノでした。 とっても大切にしている歌だったそうです。   ね、 今回のライヴ逃しちゃった人、見てみたいでしょ! 彼の音楽を聴く人がもっともっと増えたら、またきっと来てくれると信じています。     終わってから、買ったCDに二人のサインをもらって、握手もして、写真も一緒に撮ってもらいました     イン・ザ・モーニング・ウィル・ミート 2,484円 Amazon   ディス・ライフ・ディナイド・ミー・ユア・ラヴ 2,484円 Amazon         この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです!  にほんブログ村  にほんブログ村

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  • 27 Feb
    • ジョージ・ベンソンのマスカレード

      こんにちは。 ミュージックソムリエの阪口マサコです。 毎月2回、月曜日にTAP the POPというサイトにコラムを寄稿しています。 わりと自由に書かせていただいてますが、 このコラムを読んで、「今まで聴いたことがなかったなぁ」という音楽の、新しい扉を開けてもらえたらなぁと思って書いています。 また、「懐かしいなぁ〜久々にアルバムを引っ張り出して聴いてみよう!」という、思い出の扉を開けてもらえるのも嬉しいです。   このブログもですが、 音楽に触れる、きっかけの一つとなればと思っています。 そういう活動こそが、 ミュージックソムリエなのであります     ということで、 本日のTAP the POPでは、ジョージ・ベンソンの「マスカレード」について書きました。   ヴォーカリストとしての魅力が花開いたジョージ・ベンソンの「マスカレード」   人生の中で、“転機”って誰にでも訪れると思うのです。 そしてそれは、人との出会いによってもたらされることも多いのではないでしょうか。 その出会いによって、自分の新たな一面を見出される、ということもあるかもしれません。   今回のコラムもそういうお話です。 ジョージ・ベンソンという人は、長年ジャズ・ファンの間で人気のジャズ・ギタリストでした。 もちろん今でも素晴らしいジャズ・ギタリストなのですけど、あるプロデューサーとの出会いによって、シンガーとしても花開いて、今ではアメリカだけでなく世界的にも有名なジャズ・ミュージシャンです。   コラムには、1976年発売のアルバム収録バージョンの音源と、2000年に行われたライブ動画を貼り付けています。 年期が入ると、だんだん演歌みたいになってくる(笑) 音楽評論家の湯浅学さんが「すべての音楽は演歌に通ずる」をテーマにラジオで選曲をされていましたが、どの国の音楽にもそういうところ、あると私も思います   でも、このライブの「マスカレード」の後に続いて「ブリージン」が演奏されるのが、ちょっとグッときました 『ブリージン』というアルバムでは、このタイトル曲で始まります。 実は、前にもこのブログで「ブリージン」をドライブのお供にオススメしていました。 気持ちいいですよ     TAP the POPでは、音楽ライターやミュージシャンから音楽業界の重鎮なる方までが、音楽にまつわるコラムをそれぞれのテーマで執筆し、毎日更新されています。 ジャンルも幅広く、歌謡曲からジャズ、ブルース、ロックなど様々です。 音楽ファンの方のみならず、音楽との出会いを求める方も、良かったらぜひ訪れてみてください。   TAP the POP   ブックマークをオススメします! フェイスブック・ページもありますよ。    

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  • 24 Feb
    • オザケン再び!

      先日の2月22日、オザケンこと小沢健二さんの19年ぶりの新曲リリースが発表されていましたね。 そして、今夜のテレビにも出演され、新曲を披露されるということで、 昨年の秋にTAP the POPの「ミュージシャンたちの27歳」という企画に寄稿した「オザケン27歳」のコラムを、今日TAP the POPのフェイスブックページやツイッターなどで、再度紹介していただきました。 なので、ここでも再度リンクを貼っておきますね。   オザケン27歳、二人のジャズ・メンとの出会い   前に「笑っていいとも!」に出演されたのが話題になりましたが、その時も少し弾き語りを聴かせてくれましたが、本当にこのコラムにも書いた時以来の歌番組出演ってことになるんですね。 たくさんの方が今夜のMステを見られたのでしょうね〜。 我が家にはテレビがありませんので、こういう時はちょっと、というかかなり残念。。。   今のところは、YouTubeにはティーザー広告の動画がUPされてるのみですが、きっとそのうちラジオなどでも聴けるでしょうね♪   今後の活動が楽しみですね。  

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  • 23 Feb
    • 愛してるって、なんて照れくさいんだ

      吉田拓郎さんの新曲、   「ぼくのあたらしい歌」   関西のオーバー40にはおなじみのFM COCOLOの2月のマンスリー・アーティストとして、このところよくこの曲が流れています。   私はラジオを聴くのは、だいたい何か用事をしながらのことが多いので、月末の今になるまでほとんど聴き流していたというか、ちゃんと聴いてなかった。   ところが、先日、 ちょっとゆっくりラジオを聴いていて、この曲が耳に飛び込んできたのです。   。。。釘付けになりましたね。   70歳で、こんなピュアなラヴソングを歌う吉田拓郎さん、 ちょっとカッコイイなと思いました。   私は今までそんなに吉田拓郎を聴いてこなかったんですけど、 今までも割とストレートな詞を歌ってきたとは思うんです。 でも、この歌詞はなんだか、 ブルーハーツの「ラブレター」とかを思い出させるような、 そんなピュアネスを感じました。     いろんな季節を   君と歩いて   君と歩いてわかったこと   愛してるって   なんて照れくさいんだ     70歳の年齢を重ねた吉田拓郎が歌うからこそ、 響くのかもしれません。     先日発売されたライヴDVD+CDのボックス・セットの、DVDに新曲が収録されているそうです。 シングルとしてのリリースもあるのかな?   まだ全曲フルコーラスのPVがなかったのですが、そのメイキングの動画がUPされていたので、シェアしますね。 本当はフルで歌詞を聴いて欲しいのだけど。。         先日観た映画「人生フルーツ」の中で、 建築家フランク・ロイド・ライトの 「長く生きるほど、人生はより美しくなる」 と言う言葉がありました。   歳を重ねるほどに ピュアでいられたら美しい。       吉田拓郎 LIVE2016(CD2枚組付) [DVD] 9,936円 Amazon               この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです!  にほんブログ村  にほんブログ村

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  • 16 Feb
    • The Sound of Silence

      たまには気楽にブログをやりたいもんだ。   ミュージックソムリエのブログということで、   期待に応えなきゃとか   真面目に考えて力も入る。。   でも、   たまにはただのMusic Loverとして、   気楽な感じでやりたいね。   始めた頃はもっと柔らか頭で   気軽な感じで行こうとかって考えてたのだけどね。       ということで、、       先日発表されたグラミー賞で、   あ、もともとあまりグラミー賞には興味ないのだけど、   (でもグレゴリー・ポーターの受賞は良かったね!)   ロック部門にノミネートされていた中に   こんな曲がありました。   受賞はならなかったけど。   ヘヴィ・メタル・バンドのディスターブドによる   サイモン&ガーファンクルの名曲のカヴァーです。     とてもドラマティックな「サウンド・オブ・サイレンス」です。   ポール・サイモンもこのカヴァーは絶賛していたらしいですよ。   ラジオで耳にしてね、   この重々しさに、   ちょっと笑える。   いやいや、   なかなか素晴らしいカヴァーです。   アメリカでは大ヒットですから。                 この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです!  にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 13 Feb
    • バレンタインデーにスウィートなラヴソング

      今日2月13日のTAP the POPには、 明日がバレンタインデーということもあり、 甘くほろ苦いラヴソングを、 昨年4月に亡くなったビリー・ポールの代表曲 「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」について書きました。   この曲については、 前にもこのブログでご紹介していますし、 音楽ブロガーの方々もすでに取り上げておられる人気曲です。 フィリーソウルの名曲と言っていいでしょう。   多くのミュージシャンにカヴァーされる究極のラヴソングです。 不倫の歌なんですけどね。   不倫は文化?センセーショナルなラヴソング〜ビリー・ポール「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」   内容はほろ苦いけれど、 ビリー・ポールの歌と楽曲はとってもスウィート いくつかのカヴァーもコラムでご紹介していますので、 合わせて楽しんでいただけたらと思います。   せっかくなので今日のブログでは、その「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」も収録されている1972年のアルバム『360ディグリーズ・オブ・ビリー・ポール』から、スウィートなラヴソングを。   裏ジャケの方がカッコいいので   このアルバムでは、ビリー・ポール自身もいくつかのカヴァーを歌っています。 例えば、アル・グリーンの「レッツ・ステイ・トゥゲザー」、キャロル・キングの「イッツ・トゥー・レイト」、エルトン・ジョンの「ユア・ソング」など。 1970年代のR&Bのアルバムって、同時代のカヴァー曲が結構収録されていたりするんですよね。それはR&Bに限らないかもしれない。ポップスもフォークもロックもジャズも、「いいな」と思う曲はカヴァーしてアルバムに収録されたりしていましたね。 つまり、いい曲はいろんな人に歌われて、いろんなバージョンでそれぞれに愛されて、そしてスタンダード曲になっていくんじゃないかしら。 そういう音楽文化のあり方っていいなぁって思う。 リスナーの私たちは純粋に楽しいですもんね。   ということで、明日のバレンタインデーにスウィートなラブソングのカヴァー曲を。       360 ディグリーズ・オブ・ビリー・ポール 1,836円 Amazon         この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです!   にほんブログ村   にほんブログ村

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  • 07 Feb
    • わたしが一番きれいだったとき

      先日、大阪心斎橋にあるスタンダードブックストアで2月12日まで開催中の、編み物作家の能勢マユミさん(NHKの「素敵にハンドメイド」にもご出演の先生)が影響を受けられた本が並べられているコーナーで見つけて、一目惚れして買った本がこれ。     茨木のり子さんの家の写真と詩で構成されています。 お家の写真がとても素敵で。   茨木のり子さんの詩を読むと、なんか背筋がピンと伸びる気がします。 凛としていて、とてもカッコいい女性です。   このポートレイトは谷川俊太郎さんが撮られた写真だそうです。   茨木のり子さんの詩集は持っているのですが、 この本で初めて、彼女の詩「わたしが一番きれいだったとき」を英訳してピート・シーガーが歌っていることを知ったのです。   聴いてみたくてYoutubeで探したのですが、これですかね。     ピート・シーガーといえば、高田渡さんが憧れて彼に手紙を書いたというカントリー〜フォークのシンガーですが、私はカントリーはあまり強くはなくて。。   しかし、女性の心をうたったものですから、女性ヴォーカルで聴くのもいいですね。 どうやら、最近のピート・シーガーのベスト盤には、こちらの女性ヴォーカルで収録されているようです。       詩の掲載は著作権上省略させていただきますが、反戦の詩ですね。 悲しいけれど、ラストに茨木のり子さんならではの強さとユーモアを感じます。 英語の詞もほぼ直訳ですね。 調べたところでは、1967年にピート・シーガーが来日したときに彼女のこの詩に出会ったことがきっかけのようです。 素晴らしいですね。     *****     先月、年が明けるとともに50歳の誕生日を迎えました。 その少し前から、急に視力が悪くなったというか、ものが見えづらくなり、 またPCやスマホを長時間見ていることが非常に辛い状況で、過ぎると頭痛も起こり、 でも、自分のイベントが終わるまではと頑張っていたのですが、 少し前にスマホ(iPhone)のバッテリーの具合も悪くなり、これは「休め」のサインかと思って、数日の間ブログやFacebookなどのSNSから遠ざかっていました。   その間に、先日macologyさんのブログで私のTAP the POPの過去のコラムをご紹介してくださり、また、それに気づいていなかった私にTNelvisさんがメッセージで知らせてくださって、本当にありがたいなぁと思いました。このあたたかい繋がりに心から感謝です。 それだけではなく、せっかくブログで繋がったのになかなか皆さんのブログを訪問出来ていないにもかかわらず、私のブログを訪ねてくださって「いいね」してくださって、皆さん本当にありがとうございます。皆さんに支えられてるなぁと感じています。   今日は、少し頑張って原稿を書いたり、こうしてブログを書いたりしていますが、 まだまだ辛い状況は変わりませんので、休み休み行こうと思っています。 失礼があるかとは存じますが、少しずつ調子がいい時になるべくご訪問させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。           この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです!   にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 31 Jan
    • 極上ポップサウンド、ジョルジオ・トゥマ

      昨日のTAP the POPのコラムでは、イタリアのシンガーソングライター、ジョルジオ・トゥマをご紹介させていただきました。   ジョルジオ・トゥマ〜心に残る美しいメロディー、イタリアからの極上ポップ・サウンド   コラムにも書きましたが、 ビーチ・ボーイズの「ペットサウンド」の感じとか、 ステレオラブ、コーネリアスの感じとか、 またはイタリア映画のサントラを思わせるドラマティックな感じも少々、 そういったテイストの好きな方には、きっとハマる極上ポップサウンドです。 美しいサウンドを聴かせてくれます。   そして、コラムでもご紹介していますが、 来日公演も決まっています。     ジョルジオ・トゥマ・ジャパン・ツアー・2017   2月17日(金)福岡 papparayray(パッパライライ) 2月19日(日)大分・湯布院 CREEKS.(クリークス) 2月20日(月)熊本 FELICIA(フェリシア) 2月21日(火)東京・清澄白河 THE FLEMING HOUSE(フレミング・ハウス) 2月23日(木)東京・恵比寿 Batica(バチカ) 2月24日(金)東京・代官山 Weekend Garage Tokyo 2月25日(土)大阪 天満教会 2月26日(日)北海道・札幌 PROVO(プロボ) 2月27日(月)北海道・札幌 ヒガシダ文庫     ジョルジオ・トゥマ・ジャパン・ツアー・2017の詳細は、プロダクション・デシネのサイトでお確かめください。 http://www.productiondessinee.com/news/pd-tour-giorgio-tuma-japan-tour-2017/   また、CDもデシネ・ショップ・オンラインで試聴して購入できます。   *****   ジョルジオ・トゥマは、先日の自身のイベント「音フレvol.2」にお招きしたbar buenos aires、resonance musicの吉本宏さんから知りました。 実は、apple musicでも4枚のアルバムが聴けるのですが(有料)、とってもいいんですよ! 私も一時期ステレオラブが好きでよく聴いていたことがあったので、このテイストは大好きです♪ そろそろ日差しも少し春めいてきたので、 一足早く春を感じられるポップスです。 カフェで流れていても素敵 とっても心地良いです。 晴れた日のドライヴにもオススメですよ。   TAPのコラムでは、一応公式動画を貼り付けましたが、 こちらでは、それ以外の曲を一つ聴いてみましょう   「Saltamontes」         この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです!   にほんブログ村  にほんブログ村

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  • 29 Jan
    • Suchmos

      このブログでは、ちょっと珍しいと思われるかもしれないけれど、   それに、 もう耳の早い音楽ファンならば周知のバンドなのでしょうけど、   もしも、 まだ、もしもお耳にしたことがない方にはぜひ聴いてみてほしい。   Suchmos(サチモス)   神奈川県出身の6人組です。 まだ24歳という彼らの音ですが、 オーバー40の大人にも訴えるグルーヴです。 もうすでにチャートをにぎわしているようで、 ライブのチケットも入手困難なそうですよ。 バンド名は、ルイ・アームストロングの“サッチモ”から来ていて、 ウェブなどで調べてみたら、 Vo.のヨンスさんのお母様がジャミロクワイが好きでよく聴いていたとあり、 音にもかなりその影響は見られます。 (彼らの親御さんはきっと私と近い世代なんじゃないかな。。) アルバムにはかなりレア・グルーヴ的な音を聴かせてくれる曲もあります。 そこにスクラッチや、ラップ、そしてたまにノイジーなギターも入ったりのミクスチャーなところが“今”を感じさせますが、マニアックに寄らずポップでキャッチーなところがいい。 素直に自分たちの好きな音楽をやっている感じがとても好印象です。     同じミュージックソムリエ仲間が、Facebookで前からプッシュしていたので、 私も試しに聴いてみたら、 これがなかなか良くて♪   ちょうど1990年代に初めてオリジナルラブの音を聴いた時の印象に少し似てるかな。 「こんな洋楽のグルーヴを出せる人がいるんだぁ!」って感じです。     このセカンド・アルバム『The Kids』は、まだ発売されたばかりのニュー・アルバムですが、ここからのシングル「STAY TUNE」は車のCMにも使われてるそうで、ブレイク寸前な感じです。 一度聞いたら耳に残り、つい口ずさんでしまうキャッチーさも持ち合わせているのが魅力です。       音楽って、いつの時代も前の時代のリスペクトする音楽に影響を受けながら、今の気分もちゃんと織り交ぜたものがその時代の音となり、次の世代に引き継いでいくものだと思います。 最近の若いミュージシャンは器用な人が多く、クォリティの高い音を出せる人が多いです。でも、ポップさやキャッチーなメロディーが耳に残らないと、オールタイム・フェイバリッツにはならないのです。日常に寄り添う音楽でなければ。 オールタイム・フェイバリッツになってこそ、スタンダード曲にもなりうるのです。   彼らの音はとってもおしゃれでグルーヴ感があるけれど、ポップさも持ち合わせているそのバランスがいいですね。   同じアルバムから、少しロック色が強く“今”を感じさせる「A.G.I.T」     なかなかの黒っぽいヴォーカルを聴かせてくれる「MINT」       2015年に出たファースト・アルバム『THE BAY』もロング・ヒット中だそうで、今年大ブレイクの予感で要注目です。       THE KIDS(通常盤) 2,700円 Amazon          この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです!   にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 24 Jan
    • 自身の音楽ルーツを遡る

      自分の音楽ルーツを遡る作業というのは、 ミュージックソムリエ講座でもやったはずなんですけど、 ちゃんと人に語れるかと思うと、怪しくて。。   なぜこんなことを思ったかというと、 先日イベントでご一緒したbar buenos airesもしくはresonance musicの吉本宏さんが、イベント後の打ち上げで幼い頃からのご自身の音楽ルーツについて語られていたのがとても興味深く、それで私自身こんな風にちゃんと自分の音楽ルーツについて語れるかと、あれ以来なんとなくずっと考えていました。   幼い時の音楽体験って、その後の音楽の好みに知らず識らず影響を与えていたりするようです。 ミュージックソムリエ講座では、自分が10代の時に最もよく聴いた楽曲についてのミュージックカルテというのを作成します。確かに一番多感な10代に夢中で聴いた音楽もその後の音楽の好みに大きな影響を与えています。 でも、「三つ子の魂百まで」などと言うように、もっと幼い時に素直に「いいなぁ」と思った音楽も、やっぱり影響しているのです。 それらの客観的な自己分析ができてこそ、語れるのでしょうね。   そこで、私自身のことをちょっと遡ってみました。   私がまだ幼稚園にも上がらない頃、両親が自分たちが音痴であることを気にして、我が子を音痴にしてはいけないと、当時「東京子供クラブ」という絵本の朗読と童謡のレコードを毎月買って私に聞かせていたようです。ですから、幼稚園に上がっても小学生になっても音楽の時間に歌う童謡は好きでした。   小学生の頃は、テレビ全盛の時代ですから、アニメソングから音楽番組で見るアイドルの歌までよく聴きました。これは私と同世代ならば皆さん同じだと思います。 ただ、そのたくさんテレビで見た中で何に一番夢中になったか、または惹かれたかというのが大事なんですね。 小学校低学年であっても、好みの音楽っていうのはちゃんと聞き分けていたりするのです。 私はリコーダーでいろんな歌謡曲を耳コピするのが得意でした。   私にとっての当時のアイドルは山口百恵、キャンディーズ、フィンガーファイブ、ジュリーでした。好きだったからこのブログでも既に彼らの音楽はご紹介していますね。しかし今思うとキャンディーズやフィンガーファイブにはモータウン・ミュージックの要素があったりするわけです。特にキャンディーズの3人のハーモニーが好きでしたね。   そして、テレビで本当にたくさんのアニメを見たけれど、よくわからないままなんだか好きで見ていたのが「アニメ・ザ・ビートルズ」 アニメで随分と見ていたので、ビートルズ=アニメみたいな感覚があったのか、中学生になって洋楽に目覚めてもビートルズを聴こうという気が起こらなかった。なんだかもう懐メロみたいな感じで。 今になってようやく、ビートルズの良さを認識している次第です。   もう一つ、私の子供の頃の音楽体験として今でも忘れられないことがあります。 小学生の時は毎年夏休みに両親の実家のある香川県と徳島県へ、父の運転する車で行っていました。車の中って子供は退屈するのです。車中で聞くのはラジオの高校野球の実況中継、夜はプロ野球の実況。でも山の峠を越える時は、ラジオの電波が届かない場所があるのです。私も弟も退屈でしりとりをしたり、歌を歌ったり。今のようにカーオーディオで音楽を聴くという時代でもまだなかったのですね。でも、カセットテープをかけることはできたのです。ただ両親はそんな気の利いた音楽のテープなんて持ち合わせていませんでした。 ところが、ある時山の中でふいに父があるカセットテープをかけたのです。 そこから聞こえてきた音楽に、私はとても惹かれました。ずっと聴いていたいと思いました。   映画音楽のカセットテープ、誰か友達から借りたのでしょうね。 強く記憶に残っている2曲がこれでした。           この2曲は私の中に強い印象を残しました。 この「日曜はダメよ」の映画はまだ見ていないのですけど、この動画を見ると、いつかちゃんと見たいなぁと思います。   私が、ソウル・ミュージックだけに寄らず、幅広くヨーロッパ〜民族音楽までジャンルに偏らないで、テイストで好みの音楽が選べるのは、この音楽体験がけっこう影響しているのじゃないかなって思いました。 その後レコードを買って聴いたわけでもないけれど、なぜだかずっと忘れられないこの2曲だったのです。 自分の音楽ルーツの中では外せない2曲です。           この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです!   にほんブログ村  にほんブログ村

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  • 17 Jan
    • Extension of a Man 〜 Donny Hathaway

      このブログでも何度か登場しているダニー・ハサウェイですが、昨日のTAP the POPのコラムに、彼の1973年のアルバム『Extension of a Man(邦題:愛と自由を求めて)』について書きました。 気品ある【魅惑のソウル・ヴォーカル③】ダニー・ハサウェイ~広がり続けた音楽世界   昨年から、【魅惑のソウル・ヴォーカル】というテーマを勝手に設けまして、私の好きなソウル・シンガーの声の魅力にスポットを当ててご紹介しています。①のテリー・キャリアー、②のテディ・ペンダーグラスに続く③です。このTAP the POPでは昨年の5月にダニー・ハサウェイの『LIVE!』について書いていますので、今回は前編と後編には分けず1回きりです。 今まで私がコラムを書いてきたミュージシャンたち、例えばスティーヴィー・ワンダー、ギル・スコット=ヘロン、キャロル・キング、アレサ・フランクリン等々が、ほぼこの1970年代初め頃に同時代に生きていて交差したりしているんですよね。そういうのを知ると、なんだかワクワクしますよね!今更なんですけど、どうやら私は70年代の音がとても好きなようです。 キャロル・キングの歌のカヴァーは有名ですし、アレサについても関連コラムに登場していますし、スティーヴィー・ワンダーはダニーのアルバムをたくさん買ってみんなに配ったという話は、5月のコラムにも書きました。ギル・スコット=ヘロンの自伝にもギルがよく行くクラブでダニーが歌っていたというくだりも登場するんです。また、かのクインシー・ジョーンズもダニーのことを手放しで褒めちぎっていたという話もこのアルバムのライナーノーツには書かれてあります。 そして、アルバムのプロデューサーでもあるアトランティック・レコードのジェリー・ウェクスラーとアリフ・マーディンも、この『Extension of a Man』ではダニーに好きなようにやらせたと言います。というのも、1曲めに収録されている楽曲はインストゥルメンタルなんですけど、総勢45人のフル・オーケストラなんですね。当時のダニー・ハサウェイは一部のファンにはとても支持されていたけれど、まだまだビッグ・スターというまでではなかったので予算的にも厳しいところを、アトランティック・レコードからはゴーサインが出たと言いますから、当時のダニーに対する期待と信頼も相当なものだったと言えます。 だから、なおさらこのアルバムがラストになったことは、本当に残念でなりませんね。 コラムには、バランス的に入れにくくて外しちゃったのですが、このアルバムの中で私の大好きな1曲を最後に。とてもロマンティックなバラードです。 「I Know It's You」  愛と自由を求めて1,836円Amazon   この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです!  にほんブログ村にほんブログ村

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  • 15 Jan
    • 雪の世界〜ブルース・コバーン

      今日は、西日本の各地でも雪模様の所が多いようですね。 雪国ではない地域では、交通の乱れなど大変なこともありますが、 こういう時は、あせらずのんびり冬らしいお天気を楽しみましょう。 こんな雪の朝には聴きたくなるのが、 カナダのシンガーソングライター、ブルース・コバーンの1971年に発表されたアルバム『雪の世界』。  アルバム・ジャケットの写真が寒そうです! 削ぎ落とされたシンプルなアコースティック・ギター弾き語りの音世界が、 ピリッと冷えた朝〜昼下がりに、じんわり沁みます。 もしも手に入るようであれば、ぜひ日本版のCDを手に入れて欲しいです。 というのは、 日本版に再発売されたCDのライナーノーツの渚十吾さんの文章が詩のように美しいのです。そして、オリジナル・アルバムにも付いていたブックレット。モノクロームの雪の写真とブルース・コバーンの直筆による歌詞で構成されたブックが、質感も含めてとても素敵です。  雪のために予定が変更になった方もおられるでしょう。こんな冬の一日は、家でのんびりもいいものです。 アルバム『雪の世界』から、 「Let Us Go Laughing」邦題は「笑っていこう」   雪の世界(紙ジャケット仕様)2,808円Amazon      この曲好きだなぁと思われたら ポチッと押していただくと嬉しいです! にほんブログ村 にほんブログ村

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  • 11 Jan
    • イベント「音フレvol.2〜bar buenos airesの世界にフレル」を終えて②

      昨日は、ざっと大まかに先日のイベントについて振り返りましたが、今日は、もう少し深く私自身の中で気づいたことなどを記していきたいと思います。 私はまだ、bar buenos airesのCDをコンプリートして持っているわけではないのですけど、今回買って帰ったCDがあります。それは発売時に買いそびれていて、少し前に吉本さんが参加されていた展覧会でもそのCDだけなくて欲しかった旨をお伝えしたら、今回1枚だけ在庫があったということで持ってきていただいたのです。  コンピレーション・アルバム・シリーズの今のところ最新作の『フロール/花』です。実はFacebookのイベントページを作成した際に、表紙写真にこのアルバムのジャケット写真を使用したのですけど、これはお借りしたものだったのです。 もうすぐ新作『地中海と室内楽』がリリースされるのですが、イベントでもその中に収録される1曲を聴かせていただきましたね。 しかし、お客様の中でこの『フロール』を買いたいという方がおられたらその方を優先で、私は次回まで待つつもりで(次回は3月頃になるらしいけど)もしも最後まで残っていたら買おうと思っていたのです。あとで気づいたことですが、イベントでは一応このシリーズからは1曲ずつ聴かせていただいたのに、この『フロール』からは無かったのです。吉本さんには、なんというかこういう優しさがあるのです。 そして今、このアルバムを聴きながらこれを書いています。狭いベランダで花を育てるのが好きな私には、今までのコンピレーション・アルバムの中で一番好きな音かもしれないなぁと。朝露が葉っぱの上を転がるようなギターの音色、早朝にゆっくりと蕾が開くようなストリングスのゆるやかな響き、ギターの音色の中から聴こえる軽やかなピアノはまるで、草むらの中で鮮やかな色を放つ小さな花々のようであったり、花と花の間を飛び交う蜂のようでもあったり。 前に吉本さんにお会いした時、「会社を辞めてから初めて、夏のサルスベリの花の美しさに気づいたんですよ」とおっしゃったのをこのアルバムを聴きながら思い出していました。でも、吉本さんは花の種類以前に、花の真髄というか花のある風景や自然というものへの理解がとても深くていらっしゃると、この選曲を聴いていて思いました。それは、理解というよりも愛情なのかもしれません。 それと、この『フロール』にはどこにも記載はされていないのですが、テーマとして平和へのメッセージが込められているのだそうです。  イベントでもお話されていましたが、選曲の秘密は、絵を描くように選曲をしておられるとのこと。ジャンルやアーティスト名関係なく、目を閉じて、そのテーマから見えてくる風景を絵の具を選ぶように音で描いていくというお話。吉本さんは、音楽から風や光を感じるとおっしゃっていました。 私の勝手な想像ですが、吉本さんの選曲で描かれる風景はまさに水彩画のスケッチのようだなぁと。水彩画には色をのせない余白があります。その人の画法にもよるのですが、余白にする理由は大きく二つあります。一つは、スケッチにおいては例えば空など、全部ベタ塗りしなくても建物と空との境から青く塗り、あとはグラデーションでぼかして余白を残しておいても、青空が続いていることは見る側にも伝わるのですね。そうやって、あとは見る側の想像に任せるための余白を作る描き方。そしてもう一つは、光。色をのせない余白が紙の白を残すので、そこが一番光の強く当たった、または光を発している部分になるわけです。 吉本さんの選ぶ音楽には、その余白が感じられるのです。余白は光を集め、風が通り、心にゆとりと優しさをもたらします。吉本さんの選曲の熱心なファンの方々は、きっとそういうところに惹かれているのではないかと感じました。  そして、吉本さんの文章にも魅力があります。Monsieur Espressoの名前で執筆されていた1990年代~2000年頃の雑誌『relax』のアルバム評を、実はまだ私は読んだことはないのですが、久しぶりに家にあるCafe Apres-midiの1枚を引っ張り出してみました。この「Olive」しか持ってないのですけど、選曲は橋本徹さん、この中の曲から随分私の音楽環境が広がったんだなぁと今気づいています。そして、このライナーノーツに書かれてある文章がMonsieur Espressoこと吉本さん。まるで風景が見えてくるかのようなテキストです。 BEAU PAYSAGEのブックや、bar buenos airesのブックに書かれている文章や収録曲の紹介など、読んでその風景が浮かんできて、「それってどんな音なんだろう?」と聴いてみたいと思わせる文章は、私もとっても勉強になります。こんな風にレコメンドができたらって思いますね。 あまりまだ有名ではないけれど素晴らしい音楽をすくい上げて、テーマに沿ったコンピレーションCDに収録して、ブックレットの美しい文章やアルバム・ジャケットの美しい写真デザインとともにご紹介されている吉本さんは、まさにミュージックソムリエだと私は思うのです。吉本さんから学ぶところは本当に多いと思いました。  最後に、イベント終了後の打ち上げでお聞きした、印象的なお話をここだけのオマケとして記しておきますね。吉本さんがとても影響を受けられた一つに、ドナルド・フェイゲンのアルバム『ナイト・フライ』の歌詞カードの最後の方にある「ノート:」の一文をあげられていました。これは吉本さんのファンの方にはとても深く届くお話ではないかなぁと。または、そのことに共感した人が新たに吉本さんの選曲の世界に触れてみてくださるといいなぁとも思います。 今回のイベントは「bar buenos airesの世界にフレル」がテーマでしたが、同時に吉本宏さんのお人柄の魅力の一端にも深く触れることのできた会になったのではないかと、私自身は思っています。 bar buenos airesについてはこちらhttp://barbuenosaires.tumblr.com resonance musicについてはこちらバタフライ・プロジェクトのことなども詳しく書かれています。また、アルバムのダイジェスト版の試聴もできます。http://www.resonancemusic.jp     にほんブログ村

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  • 10 Jan
    • イベント「音フレvol.2〜bar buenos airesの世界にフレル」を終えて①

      三連休の中日だった1月8日、日曜日の午後に大阪millibarにて「音楽にフレルvol.2~bar buenos airesの世界にフレル」を開催いたしました。 この真ん中の日曜日だけが、残念ながらあいにくの雨でした。そんな雨の中でしたが、たくさんの人にご来場いただきました。本当にありがとうございました。 昨年から始めた自身のイベント「音楽にフレル」は、私がまだあまり詳しく知らないけど素晴らしいなぁと思える音楽の楽しみを発信している人をお招きして、お客様と一緒に音楽との出会いの喜びや楽しみを共有しましょうという主旨のイベントです。 今回のvol.2では、bar buenos airesを主宰している吉本宏さんをお招きして、いろんなお話をお聞きしながら、吉本さんの選曲を楽しむリスニングとトーク中心のイベントとなりました。 bar buenos airesについては前のブログでも少し触れましたが、アルゼンチンの音楽家カルロス・アギーレの音楽に出会った山本勇樹さんと河野洋志さんと吉本さんの3人が、彼の美しい音楽に感銘を受け、カルロス・アギーレから繋がる繊細で美しい音楽を紹介する選曲会を2010年に始められたのが、この『bar buenos aires(バーブエノスアイレス)』なのです。そして、同名のレーベルを立ち上げて、その選曲世界で綴るコンピレーションCDを今まで5枚リリースされています。 しかしもっと遡って1990年代に、吉本さんはrelaxという雑誌でオススメのアルバム評をずっと執筆してこられた方で、また橋本徹さんの「サバービア」や「カフェ・アプレ・ミディ」のプロダクツにも執筆しておられて、知る人ぞ知るの音楽好きな方の間では有名な方なのです。 先日のイベントでは、まずその頃のお話から始まり、懐かしいrelaxの雑誌も用意していただき、その頃の雑誌で紹介されたアルバムの中から雨に合う曲を選んで、お客様のハートをがっちり掴んでのスタートとなりました。 第一部は、そうして吉本さんの90年代からbar buenos airesまでのお話を、そして休憩を挟んで第二部では、吉本さんが中正美香さんとお二人で今、力を入れておられるresonance musicと、そのresonance musicが支援しているBEAU PAYSAGEのワインのお話、そして今後の活動などのお話をお聞きしました。そして会場となったカフェのmillibarでは、今回特別にワインの作り手の岡本英史さんからご用意していただいたBEAU PAYSAGEのワインと、ワインに合ったスペシャルなフード・メニューをお客様に楽しんでいただきながら、五感で音楽を楽しむ会となりました。  本当に中身の濃いお話だったので、ここに全てを記すことはできませんが、印象的だったことを少し記しておきたいと思います。 アルゼンチンの美しいパラナ河のほとりに住んで音楽の創作活動をしているカルロス・アギーレが、自国で発売された彼のアルバムのCDケースの一つ一つに植物の種を封入し、それは彼の愛する美しい風景を守りたいという環境破壊に対するメッセージであるということ。 山梨県北杜市津金で、自然と向き合いながら土地の表情をそのまま写し取るワインを一つ一つ手造りで造られている岡本英史さんのBEAU PAYSAGEのワイン、そのワインを飲むことで心も体も自然の一部であるという感覚を取り戻すということと「ワインは雨でできている」というお話。そしてそのことを通して環境のこと、知らなかったことを知ることから始めましょうというバタフライ・プロジェクトについて。 そのバタフライ・プロジェクトを支援するために作られたresonance musicの美しいCDブック。「resonance」は「共鳴」を意味します。 カルロス・アギーレにつながる美しいbar buenos airesuの世界から、全てのことがゆるやかに一貫して繋がっていること。そして、そこに美しい音楽と人と人との出会いがあるということ。 カルロス・アギーレの言葉が印象に残りました。「音楽は人と人との出会いの可能性を広げるもの」  このイベントで、また新しい出会いがあり、そしてそこに共鳴があり、それぞれの世界が広がって行くのかもしれないと感じました。私自身、進行については不慣れで反省点もいろいろありましたが、とても有意義なイベントになったと思います。それぞれのお客様が、家に帰って買ったCDをブックを読みながら聴いたりして、より深く届いたんじゃないかと思っています。そして、私自身ももっと深くいろんなことを感じたり考えたりしたのですけど、長くなりましたので、それについては次回の②で語ってみたいと思います。 bar buenos aireshttp://barbuenosaires.tumblr.com resonance musichttp://www.resonancemusic.jp    にほんブログ村

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ご訪問いただきありがとうございます。 ミュージックソムリエの阪口マサコです。 NPO法人ミュージ...

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