防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
たとえ津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
しかし、津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い


テーマ:

 サケの稚魚を孵化させる際に紫外線を遮る必要があります

 

 これまで池に木のフタをしたり、孵化専用の小さなフタ付きの水槽を使用したりしていたのですが、木のフタは重くて持ち運びが大変な上に、何年かすると腐って使用できなくなるという欠点がありました

 しかも、池の上全部にフタをするのでものすごい枚数となり、金額の方もウン百万と、けっこうな負担になってきました

 

 県の技術者に相談すると

 「FRPなら軽くて長持ちしますよ」

 なんて答えが返ってくるんですが、木でウン百万のをFRPにしたら、一体いくらになるんでしょ?

 

 軽くて腐らず、しかも安いものがないかと考えまして、県の技術者に

 「遮光幕じゃだめですかね?」

 って聞いたら、全国各地の情報を調べて下さいまして、成功例は見つからないとのこと

 「立場上、過去に成功例が無いものはおすすめできません」

 まあそうでしょう

 もしダメだったときのことを考えれば立場上ね

 

 で、昔お世話になった魚類養殖の技術者に同じ質問をすると

 「要するに卵に紫外線が当たらなければいいんだから、隙間ができなければ孵化には問題ないんじゃない」

 ということ

 

 当方のふ化場担当者に話すと

 「隙間はなんとかできると思いますけど、風と雪の対策をどうするかですね」

 「水面に浮かべれば雪が降っても溶けるし、風が吹いても飛ばないんじゃねえ?」

 「はあ、なんとか考えてみます」

 

 その担当者は以前沖漁船に乗っていた経験があり、網やロープワークに関して高い技術を持っていますから、話した直後には完成型のイメージは出来上がってたみたいです

 

 そういう技術のない私なんかだと

 「池の端からだらんとぶら下げて水面に付ければ」

 なんて考えますが、担当者は遮光幕に巧みに浮子を付けて、一切隙を作らずに水面上にぴたりとフタをしてしまいました

 

 これなら雪が降っても風が吹いても大丈夫

 もちろん紫外線も入りません

 いやはやたいしたもんです

 

 大学でお勉強だけしてきた人間ではこうはいかないと思います

 

 実際、この方法で魚は順調に孵化して稚魚になってます

 理屈はおいといて、結果がよければ正解でしょ

 

 この池は別の人間が担当してるふ化場ですけど、やはり沖漁船の経験者なので、隙間なくぴたりと合わせています

 

 このウワサを聞きつけて、他のふ化場の担当者が続々と見学に来るようになりました

 いいものはすぐ広まるんですね

 

 コストパフォーマンスって大事

 

 

 サケのふ化放流に関して毎年定期的に講演会が開かれてますが

 「シロサケの遺伝的特性が・・・・・・」

 とか

 「飼育池の溶存酸素量が・・・・・」

 なんていうのもいいですけど、現場担当者にはこんな技術の方が興味があるんじゃないでしょうかねえ

 


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