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今年の3歳新馬戦も佳境に入ったが、ここに来て出馬ラッシュが続き、1回の除外では優先出走権を取れ無い事が多く成って来た。
まだまだ高素質馬が多いが、本来ならこの時期は一頓挫有った馬の集まりと成るのだが今週も個人的に期待していた馬がやっと出走出来そうだ。
目先の状況だけでなく、ここに至る経過と積み重ねを見逃すと取り返しの付かない事に成るのが新馬戦の評価でシッカリ見逃しのない様にしたいと思っている。
特に除外で1週遅れ、2週遅れでデビューが遅れ、その分充分乗り込んで来た馬には注意を払いたいと思っております。
土曜日のクイーンC(G3)は書込みにも有りましたが、当初30頭の登録がありましたが、櫛の歯が次々と欠けて行く様に回避馬が多くなり、16頭のフルゲートと頭数は揃いましたが、何となく掻き集めたイメージがあり、バラけた展開に成りそうです。
皆さんから頂いた注目馬・質問馬も11頭いましたが、最終登録が終わった今、7頭と半減しましたがその7頭をあいうえお順に解説してまいります。
まずはデビュー戦でJR馬としてランクインし、デビュー戦デビュー勝ちを果たしたイチオクノホシだが、矢野英調教師は苦虫を噛み潰した様な顔をしていたらしい。
私が調教師の立場ならあんなレースをされたのでは2度と怖くて騎乗依頼はしないし、目を掛けている騎手なら小言の一つや二つは勝っても負けても頭越しに怒鳴り散らしていただろう。
13頭立ての11番手から三角マクリで先頭に立つとそのまま押し切って楽勝したが、あんな騎乗でも勝てるのだから馬のレバルが違っていたとしか言いようが無い。
当然▲嶋田純騎手は勝って下ろされた訳だが、ビックリしたのは2戦目に蛯名正騎手に乗り替わったレース内容だ。
デビュー戦を再現するような騎乗で押し切った時は私の格言の「牝馬は走るゼンノロブロイ産駒」とか「1Fの奇跡」とか祐著なものではなく、完全に「レベルが違い過ぎる」しか言葉は見つからなかった。
しかも矢野英調教師の取った行動はミルコ・デムーロ騎手指名で初コース・初の長距離輸送・初距離で阪神JF(G1)に望んだ。
何度観てもミルコの騎乗は矢野英調教師の指示を意識し過ぎた騎乗で無傷の3連勝も決して夢では無かったと思えるレースだった。
レース後、放牧に出したが身体は緩めておらず、テンションも上がっておらず、前走の反動も見られない。
父方より母系を重視する私にとっては物足りなさは有るが、先週半兄のハーバーコマンドがシッカリ露払いをしており、運気は上がっている。
デビューから1200m→1400m→1600mと私の格言のひとつ「1Fの奇跡」を実行して来たこの馬がここで一気に尻蕾に成る事は考えられない。
前走のパドックを観て「何だ・・・お前もか・・・
」と感じたのがオメガハートランドだ。
デビュー戦から4戦全てを振り返ってみてオンとオフの切り替えが自分で出来る馬はそうは居ない。
しかしこの馬のこの中間の動き・気配は前走以上だし、一つのレースでオンとオフの切り替えが出来る馬は重賞の一つや二つは勝てるまで出世出来ると私は思っている。
ただ不思議なのはこの馬の場合、レースを跨いで切り替えのする馬で本来この傾向は「ワンツーパターン馬」に多く見られr傾向で、肉体的・精神的に苦しい所の有る馬に多い。
1週前の追い切りでは併走馬に遅れたが、気配・動きは問題なく、変身可能な一戦と思っている
矢野英厩舎はイチオクノホシに巷は注目しているようだが、デビュー戦でやはりJR馬としてランクインしデビュー勝ちしたカフヴァールが居る。
2頭を並べてみれば一目瞭然だし、母系的にはカフヴァールの方が上だし、父デュランダルはファーストクラップの時はどのセリ馬でも評判を集めたが、レースデビューしてからは一気に評価が下がった。
しかし昨年のオークス(G1)で耳を疑う事件が起きたのは血統論者なら誰でも思う「デュランダル産駒、オークス(G1)を制す」だろう。
封建的考えを持つ日本人は競馬に関しても母系的より、父方を重視する傾向が有るが私はこの仕事に携わって以来、35年以上に成るが「父方3分・母方7分」の考え方を貫き通して来た。
年間100頭以上、子孫を残す種牡馬はゴロゴロ居るが、繁殖牝馬は多くても1頭で、本能的に自分の最良の遺伝子を伝えきろうとするものが有る。
名馬の影には必ず名牝が存在する訳で、種牡馬が同じでも兄弟とは呼ばないし、サラブレットの場合だけでなく、動物界の兄弟とは母親が同じ場合だけで、ブラッドスポーツの競馬に他事触る人間が「種馬がサンデーサイレンスだから」とか「父がディープインパクトだから」の話は住む世界が違い過ぎる次元の話で日本では通用する血統論だが、世界ではブルードメアの参考にしか成らないのが種牡馬である事を認識すべきだろう。
このメンバーに入っても上がり勝負に持ち込めが一歩も引けを取らないハイリリーだが、自ら自分でレースを作れない弱味があり、展開の味方が必要でタラレバノ条件が付く。
下級条件なら話は別だが重賞、しかもクラシックへ向けてのレースで自分からレースを作れないのは大きなハンデに成るものだ。
東京コース・・・直線が長い・・・アグネス産駒・・・等、後から付けた様な根拠を地球1週並べられてもこの馬を押せる材料は私自身見当たらない。
ドバイ軍団期待の繁殖牝馬に初めてタニノギムレットと言う父内国産馬を付けたのがミッドサマーフェアだ。
昨年の日本ダービー(G1)の時も公開したが、モハメッド殿下のお抱え騎手デットーリー騎手と最も交流が深いのが小島太調教師で今後ドバイグループの馬が多く集まる事だろう。
この馬も底を見せていない不気味さは有るが、家から離れた場所のトイレに入る様なもので一旦入れば同じトイレ、お化けじゃないだろう。
今月一杯で我師匠・福永二三雄の忘れ形見のゴールドヘイローが中村畜産から日高SSに移動する事が発表された。
血統的に繁殖牝馬に恵まれればマサノキッズウッドやトウケイヘイロー級は輩出して当然だし、新たな地で新たな血に巡り会える事を期待している。
そんな再出発に華を添えたいのがゴールドヘイローの馬主だった中村オーナーの愛馬・モエレフルールだが切れる脚を使えなうのがこの馬の弱点で日に日に高速馬場に成る春以降に重賞制覇と成ると厳しいの一言だろう。
私と同じで「真面目過ぎるのも欠点」言うが、ズルさ・遊びが出来るようになれば一回り成長してくれるのだが、今の現状は「善戦マン」と言う所だろう。
友道調教師の期待が大きいのがヴィルシーナでこの中間は終始上機嫌だった。
栗東の追い切りは右回りで追い切られるのだが、日曜日は左回りで開放される訳でその分、変則的なメニューと成ったが無事消化できた事と、初の左回りが想定以上にスムーズだった事にホッとした様子だった。
個人的な感想だが、確かに初の左回りは苦にするタイプは少ないとは言え、左回りの方が気分良く走っている姿を見ると侮れない存在かも知れない。
それでも変則メニューに長距離輸送と成ると古馬でも支障がきたす訳で3歳牝馬と成ると不安が先に立つ。
持って生まれた走りのセンスは認めても一枚割り引くのが本筋だと思うのだが・・・。
明日は共同通信杯(G2)のワンポイントアドバイスを公開いたします。
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2012-02-04 09:14:47
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