怪しい電源車列伝① マヤ20 | 極秘計画進行中!もっとオタクの味方となるために!「オボコノサトリ」

極秘計画進行中!もっとオタクの味方となるために!「オボコノサトリ」

謎の人物...もといオタクの味方であり自らもオタクである「仏滅」が、自分が面白いと思う鉄道模型とかQMAとかアニメとかボーカロイドとかをネタにして読者の皆様に楽しんでいただくブログ....でしたが、最近は本業の極秘計画進行中(内容は来るべきにここでお話いたします)。

オボコノサトリ

今夜は、この間の運転会にて走行させた「怪しい電源車」の1両、マヤ20についてお話しましょう。
マヤ20は、20系を新たに「みずほ」に投入する際に、付属編成を門司で切り離して大分まで直通させることになったのですが、その付属編成に給電する目的で作られた電源車です。その割には見るからに旧式の外観をしているではないか....とおっしゃる方も多いかと思いますが、それもそのはず、使い道のなくなっていた旧型客車がもったいないからと発電セットを搭載する改造をしてしまったぶっ飛んだ代物だったのです。
生まれはスハ32800型(S16改番でスハ32となる)で、そのうちの数両が進駐軍に接収されて部隊用食堂車(厨房設備は必要最低限のものしか装備しておらず、いわゆる「ミリ飯」を車中で一般兵が食べる場所を確保する目的で作られたもの)となっていたのですが、そのうちの2両が返還後に本格的な厨房設備を備えた食堂車・オハシ30(通常の3等室との合造車で食堂スペースは狭い)となったのですが、新型のオシ17と置き換えられて使い道がなくなってしまいました。そこで従来の内装を全部撤去のうえ、発電セットを搭載して20系用の電源車としたわけです。
なお、マヤ20にはスハ32から直接改造された増備車が4両あります(後期増備の3両は11~13と飛び番になっており、窓配置と給電能力が異なります。)が、今回プロトタイプとしたのは部隊用食堂車オシ31とオハシ30を経由した最初期型です。

オボコノサトリ

いわゆる公式側のサイドビュウです。スハ32(当時はGM製キットしか容易に入手できる製品がありませんでした)の一部の窓をエポキシパテで埋め、改造パーツセット(確かイベントで購入したように記憶しています...現在は入手きわめて困難)の妻板と風車付屋根パーツそしてよろい窓を組み合わせて組み立てたのです。窓埋め、よろい窓の取り付け位置そして屋根上風車の取り付け方にご注意ください。


オボコノサトリ

非公式側のサイドビュウです。こちらも窓埋め、よろい窓の取り付けを行っていますが、公式側とは処理が異なります。なお、上述のとおり10番台車は窓埋めのしかたがここに掲げた0番台車とは異なります。こちらを製作される方は、お手数ですが各自で資料を検索してください。

このマヤ20を製作することで、付属編成だけをDF50やDD51に牽かせてまったりと楽しむことができます。フル編成を出し入れするのはちょっとしんどい、でもブルトレをちょっとだけ走らせたいな、なんてときには激しく重宝する、見た目も楽しい1両です。この1両だけあれば20系の楽しみ方がぐんと広がりますので、20系をお持ちの方には改造に挑戦することをおすすめいたします(風車パーツの入手が壁になるかとは思いますが)。

ここをクリックすると、鉄道模型・フィギュア関係の記事のまとめ記事にジャンプできます。そこからさらに他の鉄道模型関係の記事へジャンプできます。


Nゲージ 車両セット 20系 基本 (7両) #10-366

¥12,600
Amazon.co.jp