「ちょうちん殺しのトンネル」
「首曲がりトンネル」



そんな怪談じみた通称のつくトンネルが、品川区にある。
といっても、ここは心霊スポットではなく珍スポット。
しかも、もうすぐなくなってしまうことが決まっている「余命一ヶ月の花嫁」ならぬ、余命二・三年のトンネルだ。(語呂が悪い)


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▲高輪橋架道橋


ここが「ちょうちん殺し」「首曲がり」といわれる高輪橋架道橋。
なぜそんな恐ろしい名前がついたのか。


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その理由はこの高さ制限にある。
なんとたった1.5m。

タクシーの屋根に付いているちょうちんが、天井にぶつかってもげてしまう高さであり、普通の成人男性(ともすれば女性も)は、首を曲げて歩かなくてはならないトンネルということで、その名がついた。


「天井の低いトンネル」も珍しく、このクラスの低さは都内では三ヶ所ほどしかない。

さらに珍しいのは、このトンネルは長さがおよそ50mもある。


ずーーーっと低いという、まさに珍スポット。

さっそく通ってみる。

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写真でわかるとおり、身長184センチの私はこのまま歩くと、首曲がりどころか首から上がもげてしまいそうな低さ。


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僕の前を歩く人はまさに
「首曲がり」で歩いている。

そしてご覧の通り、出口までまだまだ遠い。


タクシーがやってきた。
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おぉ、ギリギリちょうちんは生きている。
さすがタクシーの運転手さん、自分のタクシーがここを通れることを知っているようで、そこそこのスピード。
天井が低く空間の狭いトンネルなので、タクシーが通るだけで轟音が響く。

プリウスタイプのタクシーだと、ちょうちんが持っていかれるらしい。



入り口から30m。
かなり疲れてきた。


僕がここまでどんな体勢で歩いてきたかご覧いただこう。

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この通り。


後方にいる人がおそらく身長170センチ程度。
なので僕は、首曲がりどころか上半身曲がりしなくては通れない。

その体勢で30mはかなりきつい。
出口へ近づくと、天井は徐々に高くなっていく。

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それでもこの具合。

そしてようやく出口。

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ここが1番の見どころでもある。
この上を電車が通過するのだが、ホントに頭上スレスレ30センチ。手を伸ばせば車輪に持っていかれるところを、これまた轟音を響かせて通過していくので、かなりのスリルが味わえる。





こんな楽しいスポットが、山手線新駅の建設計画が決まったことによって、なくなることになった。


みなさん、行くなら今のうち。


⬛️高輪橋架道橋
東京都港区高輪2丁目19-13付近

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