口蹄疫発生現場半径10キロで殺処分を前提としたワクチン接種が22日、ようやく始まった。赤松広隆農林水産相は3日前の段階で開始の意向を示していたが、殺処分の補償額について「牛1頭60万円、豚3万5千円」と発言したことで、地元の反発を買い、開始がずれ込んでいた。発言は撤回した形になっているが、地元関係者からは「どうして軽々しく数字が飛び交うのか」と不信の声が上がっている。

 「おおよそ牛については60万ちょっと、豚については3万5千円前後…」

 赤松農水相が19日の会見で、農家に対する殺処分の補償についてこう説明すると、地元は即座に反発。

 「牛や豚にもいろいろな種類や品質がある。200万円以上の牛もいるのに、どうして一律なんだ」

 赤松農水相は20日にこの金額を事実上撤回。補償額を明示せず、家畜の時価に応じて決めるという姿勢を打ちだした結果、ようやく地元にも受け入れられた。しかし、同日午前の会見では「平均価格を取れば、大体、予算額は分かってくる。そういう意味で(60万などと)言っているので、統一価格でやるなんてことは言っていない」と不満げな表情も見せた。

 農水省幹部は「あの数字に意味はない。詳細が固まっていなかったのに、誰かがレクチャーした例示的な数字を、大臣が口にしてしまっただけ」と話す。

 そもそもワクチン接種など今回の対策は官邸主導。このため、農水省と財務省で細部を協議している途中に対策のスキーム(枠組み)が公表された。農水省関係者は「主導権を官邸に握られ、大臣は功を焦って補償額を示そうとした」と漏らす。別の農水省幹部は「政治主導はいいが、地元との軋轢(あつれき)の原因になってはしようがない」とため息をついた。

少女12人の裸撮影=英会話教室経営の米国人追送検―福岡県警(時事通信)
民主内に首相責任論も=普天間、県内移設で(時事通信)
暴力団延べ55人が大相撲観戦 2親方が弘道会員に券渡す 昨年の名古屋場所(産経新聞)
景気回復は感じないが……夏のボーナスは“支給される”人が増加(Business Media 誠)
<虚偽告訴容疑>私立高野球部の保護者会長ら逮捕 岡山県警(毎日新聞)
AD