高級食器メーカー「ノリタケカンパニーリミテド」(名古屋市西区)旧子会社の元従業員が約3億7300万円を着服したとされる事件で、愛知県警は元従業員の男(60)を業務上横領容疑で近く逮捕する方針を固めた。

 元従業員はこれまでの社内調査に対し、「金はすべて競馬につぎ込んだ」と説明しているという。

 捜査関係者の話や、同社の発表によると、食器販売会社「ノリタケテーブルウェア」(西区)で経理担当だった元従業員は、懲戒解雇される昨年10月までに、受取手形を現金化する際、一部を着服する手口を繰り返していた疑いが持たれている。

 現金の引き出しに必要な社印の管理や受取手形の現金化は、実質的に元従業員に一任されており、横領が発覚しにくい状況だったという。

 元従業員は、会社が吸収合併された昨年10月、上司に横領の事実を報告した。同社は被害額約3億7300万円のうち、業務上横領罪の公訴時効(7年)が成立していない約9000万円分の一部について、先月、県警に告訴した。元従業員はこれまでに約650万円を弁済したという。

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