厚生労働省は2月5日、来年度の薬価改定で先発医薬品より薬価が高くなる見込みの後発品のリストを公表した。同日の中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の総会で示した。それによると、現段階で同省が把握しているのは16品目(8成分9銘柄)で、武田薬品工業やエーザイなど製造は新薬メーカーが多かった。これらの後発品について、同省は来年度以降の診療報酬上の評価の対象外とする方針を示しているが、この日の総会では、薬局の在庫や長期処方の問題などから診療側と支払側で意見が分かれ、前回に引き続き継続審議となった。

 厚労省は3日の総会で、次の薬価改定の結果、一部の後発品の薬価が先発品より高くなる見込みであることを明らかにし、最終的に高くなった品目については、来年度以降の診療報酬上の評価のリストから除外するとの改定案を示した。しかし、後発品の在り方などをめぐって議論は平行線をたどり、最終的に継続審議となっていた。

 5日の総会では、来年度の報酬改定で改定する「後発医薬品調剤体制加算」について、1-3月の実績で要件を満たす薬局に対し、要件の1割以内の変動ならば9月末までの算定を認めるとの経過措置の案が示された。
 しかし、診療側の三浦洋嗣委員(日本薬剤師会理事)は、検討する時間が不足しているなどとして、リストから除外することに反対の考えを強調。他の診療側の委員もこれに同調したものの、支払側が難色を示したため、結論は次回の総会に持ち越された。

 先発品より薬価が高くなる見込みの後発品(現段階で16品目)は次の通り。
 ハイセレニン細粒40%(シェリング・プラウ。先発品「デパケン」)▽ムコサールドライシロップ1.5%(日本ベーリンガーインゲルハイム。同「小児用ムコソルバンDS」)▽テオロング錠50・100・200ミリグラム(エーザイ。同「テオドール」)▽アモリンカプセル125、同カプセル250、同細粒10%(武田薬品工業。同「サワシリン」「パセトシン」)▽センセファリンカプセル250(同。同「ケフレックス」)▽メジテック(日本メジフィジックス。同「ウルトラテクネカウ」)▽マドロス輸液10%・500ミリリットル製剤(扶桑薬品工業。同「マルトス」)▽マレントール注射液250・500ミリリットル製剤(瓶・袋、日本製薬。同「ポタコールR」)▽ソルラクトTMR輸液250ミリリットル製剤(テルモ。同)


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