農林水産省は2日、04~08年度に本省や地方機関など164カ所で、代金を支払いながら品物は翌年度に納入させるなどの不正経理が計427件あり、契約額は計約1億円に上ったと発表した。金額分の品物は納入されており、私的流用は確認できなかったという。

 農水省は昨年10~12月、5年間で購入した事務用品などの備品や消耗品について、本省などの会計担当者にアンケートを実施した。

 この結果、コピー用紙やトナーカートリッジなどを年度内に納入させたことにして代金を支払い、実際は翌年度に納入させる「翌年度納入」と呼ばれる手口が最も多く、38カ所で393件(計9709万円)見つかった。

 また、業者に虚偽の請求書を提出させ、事務用品が納入されていないのに代金を支払い、実際はデジタルカメラなどを納入させる「差し替え」が3カ所で5件(計186万円)、代金だけを振り込んで業者に管理させる「預け」が2カ所で6件(計57万円)あった。

 農水省会計監査室は「年度末に予算を残して翌年度の予算を削減されるのを恐れたり、煩雑な事務手続きを避けるためにこうした不正経理が横行してしまった」と釈明している。【奥山智己】

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