「犯人は死でつぐなってほしい」。殺害された円山秀樹さん=当時(57)=の次男、賢治さん(35)は28日、産経新聞の取材に応じ、父の死が他殺だったことに無念さをにじませ、上田容疑者への怒りを隠さなかった。

 乗り物好きの賢治さんと趣味が同じだった円山さん。会話を交わせば自然と趣味の話題に移ったという。賢治さんは、最愛の父の死を「水死」とした県警の捜査に不審を抱き続けた。事情を知る関係者が見つかれば会いに行き、自分の目で確かめたこともある。県警から逮捕の報告を受けたときには「遺体を目にした場面が思い浮かんだ」という。

 一方、円山さんと同居していた女性(62)は、事件後眠れない日々が続いている。2人の思い出が残るアパートを出て生活保護を受けながら暮らしているが、持病の心臓病に加え、最近はうつの症状にも苦しんでいるという。

 女性は遺影代わりのネクタイピンとセーターを前に「ごめんなさい」とつぶやいた。「主人の無念を晴らすためにも残る5人についての一刻も早い全容解明を望みます」と話した。

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