羽生善治王将(39)に久保利明棋王(34)が挑む第59期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第2局は29日、栃木県大田原市のホテル花月で2日目が始まった。

 開幕戦を制し、連勝を狙う久保の「ゴキゲン中飛車」に対し、追いつきたい羽生が積極的に動いた本局。羽生が思い切った攻めを決行した局面で、指し掛けになっていた。

 定刻の午前9時前に両者が対局室へ入り、記録の鵜木学三段が読み上げる手順に従って、5三同角(40手目)までの局面を盤上に再現した。そこで、立会の屋敷伸之九段が羽生の封じ手を開け、「(5三)同桂成です」と読み上げた。

 久保が5三同飛と応じて、羽生が角、久保が銀と桂を手にする2枚換えに。こうした交換は通常、駒2枚を持った方が有利とされる。だが、羽生には一定の成算があるのだろう。角を敵陣へ打ち込み、馬を作る。そして、2四飛(47手目)とさばいた。【山村英樹】

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