小沢一郎民主党幹事長(67)の元私設秘書で衆院議員の石川知裕容疑者(36)が政治資金規正法違反容疑を認めたと報じた16日のニュースをめぐり、NHKサービスセンターの70代の男性職員が、視聴者から情報源を問われ「(地検からの)リークはあり得る」と回答していたことが25日、分かった。NHKは、「思い込みによる自らの考えを独断で回答した極めて不適切な対応」として、男性の契約を解除したと発表した。ただし、本当に「リークはあり得る」のかについて同局は「答えられない」とした。

 小沢幹事長の政治資金をめぐる問題で、東京地検特捜部による情報操作がクローズアップされる中、波紋を広げそうな出来事が起こった。

 NHKによると、発端は16日放送の教育テレビ「NHK手話ニュース」。同番組内で「石川議員が容疑を認める」とのニュースが流れた。これを受けた視聴者が、NHKの視聴者コールセンターに電話。情報の出所として「地検のリーク(意図的な情報漏えい)があるのか」と問うたところ、男性担当者が「リークはあり得る」と答えたという。

 この担当者は70代の契約職員。1996年から視聴者対応を請け負う視聴者コールセンターの「スーパーバイザー」として勤務しており、元NHK職員だった。NHK勤務時代に、報道の経験はないという。

 NHKでは、NHKサービスセンターにコールセンター業務を委託。コールセンターには一次的な対応をするオペレーターのほか、専門的な質問に対応する「スーパーバイザー」がおり、NHKのOBらが務めているという。

 この男性は、NHKの調査に対し「リークと(公式な記者)発表の区別が分かっていなかった。正確な意味を把握せずに対応した」と説明しているという。21日に電話のやりとりを記した内部記録から事態が発覚し、サービスセンターは22日付で男性との契約を解除した。上司の処分についても検討しているという。

 今回の件に関し、NHKでは「視聴者の皆さまに深くおわびいたします。再発防止に向け、指導を徹底してまいります」とコメント。ただし、本当に「(地検による)リークがあり得る」のかについては、「答えられない」としている。

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