都税収入の大幅な落ち込みが見込まれる中、平成22年度の東京都の予算原案は見た目は緊縮ながらも、雇用や福祉、子育てなど都民生活に直結する施策に積極的に取り組む「攻めの予算」となった。長引く不況の影響による閉塞(へいそく)感の打破を目指し、将来の東京の在り方を見据えた戦略的な投資との見方もできる。

 支出では、雇用創出につながる事業の推進など急がれる対策に大きく予算を割いた。さらに、時間延長の学童クラブや不規則利用が可能な認証保育所の創設など、共働き家庭やパートタイマーの保護者が安心して子どもを預けることができる環境整備に力を入れた。予算が都民に実感しやすい内容となって現れた形だ。

 借金である都債を最小限にとどめ“節約”も推進。借金に頼らない姿勢を守ったが、気がかりなのは、貯金に当たる基金が前年度より減少したことだ。経済状況が不透明な中、油断はできない。都民が本当に必要としているものは何か。引き続き事業の取捨選択が求められる。(高橋裕子)

【関連記事】
石原知事、平成22年度予算編成「知恵を絞り、汗をかいた」
一般会計6兆2640億円 東京都22年度予算案、税収1・1兆減
“延長派遣村”での就職決定は15人 都は退所者の追跡調査へ
石原知事、「橋下知事は頼もしい。フライングもあるけど」
石原知事、築地市場移転「日本の技術を信用せずでは論外」

<ボンバルディア機>伊丹空港でトラブル(毎日新聞)
雑記帳 IRISのロケ地・横手のかまくら、ソウルに出現(毎日新聞)
バンクーバー五輪 にぎわうリンク 早くも祭典ムード(毎日新聞)
「銀座のママは金持っている」=ひったくり容疑で少年5人逮捕-警視庁(時事通信)
7億円詐取容疑で近ツー元社員を逮捕 大阪地検(産経新聞)
AD