昨年8月の衆院選投票日前、和歌山市が市内22カ所の個人宅に投票箱を配送し、投票日まで預けていたことが21日、分かった。同市選挙管理委員会は選挙のたびに実施しており、長年引き継がれてきたと説明。今後は保管方法を考えたいとしている。
 市選管によると、昨年8月30日の衆院選投票日前までに、投票所に当てられる学校などに近い個人宅22軒に投票箱各3個を業者を使って配送した。投票箱は投票日当日か前日、市職員が引き取り、投票所に設置したという。
 送り先は市選管で引き継がれたリストに基づいて選び、事前に文書を送っていたという。ただ、各戸に承諾を得るようなことはしておらず、投票箱が届いた住民の中には、驚いて苦情を申し入れた人もいた。
 市選管は理由について「選挙当日は朝が早い」「投票所が前日に使用されているケースもあるため」と説明。いつから続いているか、はっきりしないとしている。
 投票箱を預かった同市の男性は「父の世代から引き受けており、50年近くになるのではないか」と話した。 

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