食費を切り詰め、教育費を工面する―。大学生の父母など東北の教育ローン利用者を対象に、日本政策金融公庫仙台支店が実施した教育費調査で、こんな実態が浮かび上がった。仙台支店は「不況の中、既にレジャー費などを削り尽くし、食費にまで手を付けざるを得なくなっているのではないか」とみている。

 教育費の捻出(ねんしゅつ)方法を複数回答で尋ねた結果、「節約」が62.6%で最も多く、「奨学金を受けている」(54.0%)「子供がアルバイトをしている」(33.4%)「預貯金や保険などを取り崩している」(27.4%)などが続いた。

 節約している支出(複数回答)はグラフの通り。「食費(外食費を除く)」が54.8%でトップで、次いで「外食費」「旅行・レジャー費」の順。日本政策金融公庫の全国調査の結果では、「旅行・レジャー費」が「食費」を上回っており、東北の「食費」の割合の高さが目立つ。

 東北での調査によると、入学費用や授業料、通学費などを合わせた教育費は、大学4年間で国公立大が501万円(1人暮らしの生活費は除く)、私立大文系が683万円、私立大理系が818万円。子供が1人暮らしをしている場合、仕送り額は年平均95万5000円だった。

 調査は昨年7月、教育ローンを契約した東北の3492世帯を対象に郵送で実施。回答率は15.2%だった。教育費を実際に使う学生は大学生と短大生、専修学校生が回答世帯の84%。


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