長妻昭厚生労働相は1月15日夜、厚労省内で記者会見し、輸入新型インフルエンザワクチンの特例承認を決定したことを明らかにした。承認日は20日付で、特例承認はこれが初めて。また、今回の特例承認を受け、優先接種者以外の健康な成人への接種を開始することも発表した。

 今回の特例承認の決定は、同日に開かれた同省の薬事・食品衛生審議会薬事分科会の答申を踏まえたもの。特例承認の対象となるのは、ノバルティスファーマ社とグラクソ・スミスクライン社(GSK)社製で、同省によると、それぞれ2月3日、5日から出荷される。

 また、健康な成人への接種については、「すべての優先接種対象者グループ(高齢者)について接種が開始されていること」を前提に、国産ワクチンの次回1月29日出荷分から開始。出荷後、医療機関に供給するまで、長くとも2週間前後のため、2月12日までには健康な成人への接種が始まる見通しだ。さらに、接種開始時期は各都道府県の判断で前倒しすることも可能とされている。

 長妻厚労相は会見で、「2社のワクチンは各国でも既に接種が開始されている。われわれとしてはできる限り、輸入ワクチンの副反応の情報を分かりやすく伝えるということで、国民の皆さんの理解を得るべく、情報開示に努めていきたい」と述べた。


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