細胞内にある「Hsp90」というタンパク質が、がん細胞を悪性化する酵素の一つ「Polη(イータ)」の働きを促進していることを、群馬大生体調節研究所の研究グループが突き止めた。抗がん剤でHsp90の働きを阻害し、がん細胞の悪性化を抑える研究が進んでいるが、その仕組みが判明したのは初めて。14日付の米科学誌「モレキュラーセル」(電子版)に掲載された。

 研究グループによると、細胞ががん化すると、Hsp90の働きが活発化する。また、がん細胞は遺伝子の変異を繰り返してさらに悪性化するが、Polηは変異を促進させることが分かっていた。山下孝之教授らは、培養したがん細胞でHsp90とPolηが結合していることを確認。Hsp90阻害剤を用いると、Polηが分解されたり、働きを抑制することができたという。

 山下教授は「Hsp90の働きが分かったことで、より効果的に抗がん剤を活用し、がんの悪性化を食い止められるようになるのではないか」と話している。【奥山はるな】

【関連ニュース】
間寛平さん:前立腺がんと判明 「アースマラソン」は継続
小澤征爾さん:6月まで公演中止 食道がん治療で
名古屋市長:「がん施設」建設へ…損害賠償金無視できず
既往歴:内容で不採用の企業存在 厚労省研究班調査で判明
病気腎移植:宇和島徳洲会病院が再開…「臨床研究として」

【再生の街 水谷門下生の震災15年】(上)神戸市灘区・六甲道駅南地区(産経新聞)
「天下り」10ポスト削減 府、22年度から 半数は原則公募(産経新聞)
外務省官房長に木寺氏(時事通信)
小沢問題で首相「問題あっても国民は民主を選んだ」(産経新聞)
<虚偽記載容疑>大久保被告を逮捕 小沢氏の公設第1秘書(毎日新聞)
AD