千代田区は15日、大地震が発生したとの想定で同区外神田のJR秋葉原駅周辺をメーン会場に帰宅困難者避難訓練を行った。区の総合防災訓練としては7回目で、初の試みとして外国語での外国人対応や避難誘導を実施。このほか、徒歩帰宅訓練や事故や火災に巻き込まれた人を救出する訓練も行われた。

 区によると、首都直下地震が起きると同区では交通機関が止まり約57万人の帰宅困難者が発生するという。秋葉原地区は周辺駅の1日の利用者が計約40万人と区内有数の昼間人口の多いエリア。これに加え、昨年度の年間来訪者は約20万人と外国人にも人気のスポットにもなっているため今回、初めて訓練のメーン会場に秋葉原が選ばれた。

 この日午前9時ごろ、マグニチュード7・3の首都直下型地震が発生し、区内で震度6強を観測、多数の負傷者のほか建物が倒壊し生き埋めになった人も出ているとの想定で訓練開始した。

 同駅近くのビル「秋葉原UDX」では災害救援専門のボランティア団体が主体となり、語学に優れたスタッフがいる「多言語支援センター」を設置。約10人の外国人はスタッフの誘導で駅前まで避難し、救援物資を受け取る訓練を行った。

 路上では炎上した車を東京消防庁の隊員が消火し、クレーンでつり上げて撤去した。

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