小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、東京都世田谷区の問題の土地は、16日に政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で逮捕された同会の元会計責任者で小沢氏の公設第1秘書・大久保隆規被告(48)(公判中)が小沢氏に相談して、購入を決めたことが関係者の話でわかった。

 小沢氏は土地探しの段階からかかわっていたことになる。東京地検特捜部は、大久保被告のほか、15日に逮捕した同会の元事務担当者の石川知裕衆院議員(36)らを追及し、小沢氏の関与がなかったかどうか調べる方針だ。

 問題の土地取引があったのは2004年10月。関係者によると、小沢事務所では、家庭を持つ秘書が増えるなどしたため、秘書の寮を建てることになった。大久保被告は小沢氏の自宅に近い世田谷区深沢で分譲されていた476平方メートルの土地に目を付け、小沢氏に相談。小沢氏が日課としていた散歩の際、大久保被告がこの土地に案内し、小沢氏から購入の了解を得たという。

 その後の不動産会社や銀行との交渉は石川容疑者が担当。石川容疑者は大学在学中の1996年2月、小沢氏の私設秘書となり、00年からは同会の事務担当者を任された。石川容疑者の供述によると、陸山会の手持ち資金では土地代金に足りないため、小沢氏に代金の調達方法について相談したところ、小沢氏が現金4億円を提供したという。石川容疑者は「小沢先生からの貸付金」と説明しているが、借用書などはない。

 石川容疑者は04年10月中旬以降、4億円を陸山会の複数の口座に分散入金するなどし、10月29日に売り主の口座に振り込んだ。しかし、04年分の収支報告書を作成する際、この収入などを記載していなかった。

 一方、15日に同法違反容疑で逮捕された小沢氏の元私設秘書の池田光智容疑者(32)は、衆院選の出馬準備のため05年7月に小沢氏の私設秘書を辞めた石川容疑者から、陸山会の事務担当を引き継いだ。05年分の収支報告書は池田容疑者が作成にあたり、前年に支出された土地代金など約3億5200万円を05年分の収支報告書に計上するなどの工作をしていた疑いが持たれている。

 また07年5月頃、池田容疑者は陸山会の口座から4億円を引き出し、小沢氏に渡していたが、この4億円も同年分の収支報告書に記載していなかった疑いが出ている。

 大久保被告は今月5日、特捜部の事情聴取を受けた際、土地の選定にかかわったことは認めたが、収支報告書への記載については「気づかなかった」などと供述しているという。

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