2月7日投開票の岐阜市長選で、自民党と民主党の県連はいずれも自主投票とすることを決めた。昨春、白紙撤回された学校法人立命館の誘致問題をきっかけに両党の市議は市長派と反市長派に分裂しており、今夏の参院選を前に亀裂の拡大を避けるために一本化を断念。共産党はどの候補にも推薦・支持を出さず、公明党も9日に自主投票を決定した。政党が表舞台に出てこない、県都では異例の選挙戦が始まろうとしている。

 9日、立候補説明会が開かれ、3期目4選を目指す現職の細江茂光氏(61)▽コンサルティング会社経営の新人、浅野真氏(40)▽元同市立中学校教諭の新人、大西隆博氏(44)--の陣営のほかに2人が出席した。

 細江氏が進めた市立岐阜商の立命館への移管を巡る問題では、市議会(定数44)は細江氏を支援する市議と反対の市議に二分された。今回選挙でも、反市長派の自民、民主、共産などの市議22人は「これ以上、市政運営は任せられない」として超党派の市議選対を組織して浅野氏を支持。一方、立命館誘致に賛成した自民、民主などの市議16人は細江氏を支持する。

 こうした状況下、民主と自民の県連は昨年末に相次いで自主投票を決定。共産は事実上、浅野氏を応援するが、「政策協定を結ぶには隔たりがある」として支持・推薦は見送った。公明は9日の県本部拡大幹事会で、「市議会分断の状況から、細江市長を積極的に支持できない」として自主投票と決めた。

 4年前の選挙では細江氏を自民と民主が推薦、公明が支持。過去3回の選挙で細江氏を推薦した連合岐阜も今回は自主投票とする。細江市長は、立命館誘致を巡る市議会との対立から08年12月、辞職して09年1月の出直し選に出馬、無投票当選した。

 浅野氏を支持する無所属のある市議は「議会内の対立ではなく政策で戦うべきなのに」と争点が明確でない選挙戦を批判する。一方、細江氏を支持する自民党の市議からも、「このままでは市民が置き去りになる」と懸念する声があがっている。【石山絵歩、山田尚弘】

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