Release:2012/04/11 at Itary
score 82/100
イタリアのプログレッシヴ/シンフォニックロックバンドの5枚目のアルバム。タイトル長過ぎて収まらず。。正しくは、Hostsonaten/The Rime of the Ancient Mariner ~ Chapter One。
1. Prologue
2. Part One
3. Part Two ★おすすめ!!
4. Part Three
5. Part Four
昨年、長編組曲「四季」が夏を迎え無事終わったかと思いきや、1年程で新シリーズが始動。おいおいJOJO並にハイペースだなと。。。今回も一大コンセプトがあるようで、注目のコンセプトはズバリ、Samuel Taylor Coleridgeの「The Rime of the Ancient Mariner(老水夫の歌)」。Samuel Taylor Coleridgeってなんか聞いたことある名前だけど、どうやら彼は、イギリスのロマン派詩人のようだ。調べてて思ったが、なんかプログレとも相性の良さそうな人だなと。
前作は四季シリーズのラストということもあり、夏の哀愁を醸しだしたセンチメンタルな作品だったけど、本作はセンチメンタルなだけで終わらない、プログレッシヴなスリルとフリーキーさがある。基本は叙情派シンフォなんだと思うが、スリリングでフリーキーなテクニカルパートは、場の空気を掻き乱すに十分な破壊力。個人的にこのプログレッシヴパート、聴き応えがあってお気に入りだったりする。
まあ、Track:01以外10分程の長尺な作品となるため、そりゃ展開に起承転結もつくわなと。なので、センチメンタルでオリエンタルな叙情派シンフォパート+スリリングなプログレッシヴパートという、極地的なサウンドで、上手くダレない物語性のあるナンバーを作れていると思う。てか、よくよく考えるとこれって物凄くThe Flower Kingsっぽいよね。。特に意識はしてないだろうけど、こういうサウンドだと必然的に似てくるから面白い。。