2010-02-07 04:44:35
「スターシップ・トゥルーパーズ3」感想(DVD)
テーマ:映画の感想(DVD)
「スターシップ・トゥルーパーズ3」感想(DVD)
(STARSHIP TROOPERS 3: MARAUDER :2008)
(10年02月06日 DVDレンタル)
(監督)エド・ニューマイヤー
(出演)キャスパー・ヴァン・ディーン ジョリーン・ブラロック ボリス・コジョー スティーヴン・ホーガン アマンダ・ドノホー
面白度 :4点/10点
お勧め度:1点/10点
ポール・バーホーベンが監督した「スターシップ・トゥルーパーズ」の3作目を観ました。
ま、最初からB級テイストと分かっていたので割り切って観ていたのですが、そこそこ面白かったですね。
ただ、中盤に見せ場が無くて眠いのと、クライマックスに登場する「マローダー」が、やはり期待はずれのショボイCGと扱われ方だったのが大きくマイナスとなって、面白度は4点としました。
また、よほどシリーズが好きで、続きの雰囲気を少しでも楽しみたい人で無ければ全くお勧めできないので、面白度は1点としました。
製作費が、1作目は約1億ドル、2作目は約700万ドル、3作目は2千万ドルと、1>3>2の規模になっています。
その製作費がそのまま反映して、映画の見た目の豪華さで言えば「3」は「2」に勝っていたと思います。
内容的にはシンプルな「2」も割り切れば楽しめますが、「3」の方が凝っていて面白いかも?です。
ま、ラストの「マローダー」を期待しまくると、あまりのショボさに「2」よりもツマラナイと感じるかも知れませんが(^_^;)
ストーリー的には思っていたよりもしっかりとしていたのと、ほぼ1場面だけで終わった低予算バレバレの「2」に比べれば、場面転換が少しは増えて豪華さが見えました。
予告編の印象では、冒頭の植民地基地のようなセット一ヶ所だけを作って、そこだけで撮影する「2」のようなショボい作品かな?と思っていました。
ところが、実際に見てみると、そのシーンは導入部であり、その後の司令官脱出と墜落、救出作戦が後半に控えているという複数の場面設定だったので、嬉しい驚きではありました。
この点は、前作の3倍の予算(と言っても1作目の5分の1ですが(^_^;))が功を奏したのかも知れませんね。
主役は「1」で主人公だった「ジョニー・リコ」が復活。
演じるキャスパー・ヴァン・ディーンもそのままなのですが、彼自身が元々B級俳優にしか見えないので、特にショボさは感じずしっくりきましたね、逆に(^_^;)
しかし、中盤から「宗教」がテーマとして幅を利かせ、ラストはどこか「クトゥルー神話」のような悪魔を信仰するような展開になっていったのは、ちょっと道を外しすぎて退屈になっていきました。ま、アイデアは面白いですが。
そう、アイデアは凝っていて、画面や特撮のB級テイストの割には興味を惹かれる脚本に仕上がっていたと思います。その意味では、戦闘の一局面だけを取り上げた、まさにB級アクション的だった「2」に比べれば、頭を使った訳本に感じました。
また、連邦側が批判していた宗教を取り込むオチも、それらしいと言えばそれらしかったですね。
あと、司令官が「1」で捕らえた「頭脳」のバグズに取り込まれて、まんまと使われるって展開もスケール自体は「1」に続いて大きくて好きでした。
ただ、やはり宗教狂いになったり、悪魔信仰の如く別の惑星の巨大知的生命体(全体像が「エイリアン」のギーガーデザインの宇宙船っぽいのが笑えましたが(^_^;))に忠誠を誓っているあたりは、B級「アクション」って言うよりもB級「ホラー」を見ているような感じを受けました。
いや、そんなものじゃなくて「戦闘」を見せろよ!ってクライマックス近くは思いましたね(^_^;)
あと、誰もが突っ込むのが「マローダー」でしょう(^_^;)
予告編でも大々的に登場を期待させていた「マローダー」。
もともとは、原作のロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」には「強化服(パワード・スーツ)」なるロボットのような宇宙戦闘服が登場します。これは、一部では「ガンダム」の元になったのでは?と言われるものです。
「スターシップ・トゥルーパーズ」が映画化される際、だれもがこの「パワード・スーツ」の映像化を期待したのですが、1作目の監督ポール・バーホーベンは兵士の服装を軽装にしてしまい、パワード・スーツは登場させませんでした。
この点の理由は分かりませんが、おそらく「予算」の問題があったのかな?と思います。
1億ドルほどの製作費をかけた超大作な「1」でも、バグズのCGや宇宙船の豪華なCGでほとんど消えてしまったのかも知れません。
この点は非常に残念であり、映画自体が賛否両論あるものの、ポール・バーホーベンらしい過激なアクション演出で一部大絶賛を受けた事を考えると、余計にもったいないと思いました。
そして今回、3作目でやっと「パワード・スーツ」が登場したわけです。
しかし・・・登場場面はラストもラスト、しかも数分程度の「出演」シーンです。
さらには、その映像のショボい事! バグズや宇宙船のCGが、「1」の5分の1の予算の割には比較的、マシなのに比べて、マローダーのCGは「ツルリ」とした質感で、「どこぞの専門学校生が作った映像か?」と思えるほどのレベルです。
ま、出番自体が非常に短いシーンだったので、CGのクオリティが高かろうと低かろうと、どっちでも構わない感じですが・・・
登場するや、マシンガンや爆弾、火炎放射器で一気に魔法の如くなぎ倒し、せっかくの「肉弾戦」的な戦いを期待したのに、全く描かれずに終わったのは残念でした。
「マローダー」は残念の見本のような酷さでしたが、それ以外の特撮はまあまあでした。
クオリティの極端なダウンもなく、バグズはそれなりに動いて大きさの感じも出ていたし、新キャラ(?)のサソリのような奴も、ラストの巨大生物も、夜のシーンで誤魔化しているとは言え、それなりにB級映画にしては豪華な見せ方だったと思います。
あと、今回は登場しないかも?と思っていた宇宙船と、短いカットでしたが一応は登場し、「絵」のような感じよりは遥かにマシな宇宙船のCGも見せてくれました。
キャラクターに関しては、ジョニー・リコ役のキャスパー・ヴァン・ディーンは「1」よりも少しだけ風格が出たかな?
あと、前半の制服姿ではイマイチだった艦長のローラが、後半の惑星の上では「エイリアン2」のシガニー・ウィーバーかバスケスあたりのようなカッコよさと頼もしさが加わっていたのは好きでしたね。
司令官役の男性は弱い感じでしたが、女性の提督はなかなかハキハキした喋り方で好きでした。
さて、今回の監督は「1」「2」の脚本を書いた、エド・ニューマイヤー自身が脚本・監督をつとめています。
その意味では、今回の「3」がそこそこ脚本的に凝っていて面白かった点や、「1」とのキャラクターの繋がり、「1」のラストで捉えた「頭脳」を引き続き話のメインに持ってくるあたり、さすがに同じ脚本家だったって点の利点が出ていたと思います。
ま、それだったらなぜ「2」がショボすぎたのか?って疑問もありますが、撮影日数が短すぎたのと、やはり予算規模が「1」の十数分の1ってショボさが影響したのでしょう。
あと、監督としての手腕は、あまり褒められたものでは無いと思います。
「1」から続くブラックなTV放送は健在でしたが、それ以外のアクション演出は、予算がすくないとは言え酷いものだったように思います。思えば、今回が初監督でしたし。
冒頭の植民地基地の襲撃も、あまりカメラワークが良くなくてTVドラマ程度の緊迫感でしたし、それ以外も全般的にTVドラマ風のシンプルな撮影と演出だった気がします。
思えば「1」を監督したポール・バーホーベンも「ロボ・コップ」も、今となっては有名な作品ですが、作品規模的には超大作って言うほどの予算ではなかったと思います。
その中で、いかに面白く見せるか?って演出は非常に心得ていて、上手く低予算部分をカバーしていたと思います。
やっぱり映画は監督の手腕が大きく左右するなぁ、と感じた次第です。
今回のように、過去にも脚本家が映画監督になるパターンがいくつかありましたが、やはり監督は別の才能が必要だよなぁ・・・と思いました。
(STARSHIP TROOPERS 3: MARAUDER :2008)
(10年02月06日 DVDレンタル)
(監督)エド・ニューマイヤー
(出演)キャスパー・ヴァン・ディーン ジョリーン・ブラロック ボリス・コジョー スティーヴン・ホーガン アマンダ・ドノホー
面白度 :4点/10点
お勧め度:1点/10点
ポール・バーホーベンが監督した「スターシップ・トゥルーパーズ」の3作目を観ました。
ま、最初からB級テイストと分かっていたので割り切って観ていたのですが、そこそこ面白かったですね。
ただ、中盤に見せ場が無くて眠いのと、クライマックスに登場する「マローダー」が、やはり期待はずれのショボイCGと扱われ方だったのが大きくマイナスとなって、面白度は4点としました。
また、よほどシリーズが好きで、続きの雰囲気を少しでも楽しみたい人で無ければ全くお勧めできないので、面白度は1点としました。
製作費が、1作目は約1億ドル、2作目は約700万ドル、3作目は2千万ドルと、1>3>2の規模になっています。
その製作費がそのまま反映して、映画の見た目の豪華さで言えば「3」は「2」に勝っていたと思います。
内容的にはシンプルな「2」も割り切れば楽しめますが、「3」の方が凝っていて面白いかも?です。
ま、ラストの「マローダー」を期待しまくると、あまりのショボさに「2」よりもツマラナイと感じるかも知れませんが(^_^;)
ストーリー的には思っていたよりもしっかりとしていたのと、ほぼ1場面だけで終わった低予算バレバレの「2」に比べれば、場面転換が少しは増えて豪華さが見えました。
予告編の印象では、冒頭の植民地基地のようなセット一ヶ所だけを作って、そこだけで撮影する「2」のようなショボい作品かな?と思っていました。
ところが、実際に見てみると、そのシーンは導入部であり、その後の司令官脱出と墜落、救出作戦が後半に控えているという複数の場面設定だったので、嬉しい驚きではありました。
この点は、前作の3倍の予算(と言っても1作目の5分の1ですが(^_^;))が功を奏したのかも知れませんね。
主役は「1」で主人公だった「ジョニー・リコ」が復活。
演じるキャスパー・ヴァン・ディーンもそのままなのですが、彼自身が元々B級俳優にしか見えないので、特にショボさは感じずしっくりきましたね、逆に(^_^;)
しかし、中盤から「宗教」がテーマとして幅を利かせ、ラストはどこか「クトゥルー神話」のような悪魔を信仰するような展開になっていったのは、ちょっと道を外しすぎて退屈になっていきました。ま、アイデアは面白いですが。
そう、アイデアは凝っていて、画面や特撮のB級テイストの割には興味を惹かれる脚本に仕上がっていたと思います。その意味では、戦闘の一局面だけを取り上げた、まさにB級アクション的だった「2」に比べれば、頭を使った訳本に感じました。
また、連邦側が批判していた宗教を取り込むオチも、それらしいと言えばそれらしかったですね。
あと、司令官が「1」で捕らえた「頭脳」のバグズに取り込まれて、まんまと使われるって展開もスケール自体は「1」に続いて大きくて好きでした。
ただ、やはり宗教狂いになったり、悪魔信仰の如く別の惑星の巨大知的生命体(全体像が「エイリアン」のギーガーデザインの宇宙船っぽいのが笑えましたが(^_^;))に忠誠を誓っているあたりは、B級「アクション」って言うよりもB級「ホラー」を見ているような感じを受けました。
いや、そんなものじゃなくて「戦闘」を見せろよ!ってクライマックス近くは思いましたね(^_^;)
あと、誰もが突っ込むのが「マローダー」でしょう(^_^;)
予告編でも大々的に登場を期待させていた「マローダー」。
もともとは、原作のロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」には「強化服(パワード・スーツ)」なるロボットのような宇宙戦闘服が登場します。これは、一部では「ガンダム」の元になったのでは?と言われるものです。
「スターシップ・トゥルーパーズ」が映画化される際、だれもがこの「パワード・スーツ」の映像化を期待したのですが、1作目の監督ポール・バーホーベンは兵士の服装を軽装にしてしまい、パワード・スーツは登場させませんでした。
この点の理由は分かりませんが、おそらく「予算」の問題があったのかな?と思います。
1億ドルほどの製作費をかけた超大作な「1」でも、バグズのCGや宇宙船の豪華なCGでほとんど消えてしまったのかも知れません。
この点は非常に残念であり、映画自体が賛否両論あるものの、ポール・バーホーベンらしい過激なアクション演出で一部大絶賛を受けた事を考えると、余計にもったいないと思いました。
そして今回、3作目でやっと「パワード・スーツ」が登場したわけです。
しかし・・・登場場面はラストもラスト、しかも数分程度の「出演」シーンです。
さらには、その映像のショボい事! バグズや宇宙船のCGが、「1」の5分の1の予算の割には比較的、マシなのに比べて、マローダーのCGは「ツルリ」とした質感で、「どこぞの専門学校生が作った映像か?」と思えるほどのレベルです。
ま、出番自体が非常に短いシーンだったので、CGのクオリティが高かろうと低かろうと、どっちでも構わない感じですが・・・
登場するや、マシンガンや爆弾、火炎放射器で一気に魔法の如くなぎ倒し、せっかくの「肉弾戦」的な戦いを期待したのに、全く描かれずに終わったのは残念でした。
「マローダー」は残念の見本のような酷さでしたが、それ以外の特撮はまあまあでした。
クオリティの極端なダウンもなく、バグズはそれなりに動いて大きさの感じも出ていたし、新キャラ(?)のサソリのような奴も、ラストの巨大生物も、夜のシーンで誤魔化しているとは言え、それなりにB級映画にしては豪華な見せ方だったと思います。
あと、今回は登場しないかも?と思っていた宇宙船と、短いカットでしたが一応は登場し、「絵」のような感じよりは遥かにマシな宇宙船のCGも見せてくれました。
キャラクターに関しては、ジョニー・リコ役のキャスパー・ヴァン・ディーンは「1」よりも少しだけ風格が出たかな?
あと、前半の制服姿ではイマイチだった艦長のローラが、後半の惑星の上では「エイリアン2」のシガニー・ウィーバーかバスケスあたりのようなカッコよさと頼もしさが加わっていたのは好きでしたね。
司令官役の男性は弱い感じでしたが、女性の提督はなかなかハキハキした喋り方で好きでした。
さて、今回の監督は「1」「2」の脚本を書いた、エド・ニューマイヤー自身が脚本・監督をつとめています。
その意味では、今回の「3」がそこそこ脚本的に凝っていて面白かった点や、「1」とのキャラクターの繋がり、「1」のラストで捉えた「頭脳」を引き続き話のメインに持ってくるあたり、さすがに同じ脚本家だったって点の利点が出ていたと思います。
ま、それだったらなぜ「2」がショボすぎたのか?って疑問もありますが、撮影日数が短すぎたのと、やはり予算規模が「1」の十数分の1ってショボさが影響したのでしょう。
あと、監督としての手腕は、あまり褒められたものでは無いと思います。
「1」から続くブラックなTV放送は健在でしたが、それ以外のアクション演出は、予算がすくないとは言え酷いものだったように思います。思えば、今回が初監督でしたし。
冒頭の植民地基地の襲撃も、あまりカメラワークが良くなくてTVドラマ程度の緊迫感でしたし、それ以外も全般的にTVドラマ風のシンプルな撮影と演出だった気がします。
思えば「1」を監督したポール・バーホーベンも「ロボ・コップ」も、今となっては有名な作品ですが、作品規模的には超大作って言うほどの予算ではなかったと思います。
その中で、いかに面白く見せるか?って演出は非常に心得ていて、上手く低予算部分をカバーしていたと思います。
やっぱり映画は監督の手腕が大きく左右するなぁ、と感じた次第です。
今回のように、過去にも脚本家が映画監督になるパターンがいくつかありましたが、やはり監督は別の才能が必要だよなぁ・・・と思いました。






