2005-09-11 23:45:02

銀河ヒッチハイク・ガイド

テーマ:映画・SF/コメディ
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
銀河ヒッチハイク・ガイド

 

原題   The Hitchhiker's Guide to the Galaxy

邦題   銀河ヒッチハイク・ガイド

公開年  2005年

制作   USA / UK

 

監督   Garth Jennings

原作   Douglas Adams

 

評価   5

 

配役

Martin Freeman     Arthur Dent             平凡な地球人
Zooey Deschanel    'Trillian' Tricia MacMillan     冒険好きの地球人女性
Sam Rockwell      Zaphod Beeblebrox        銀河系大統領
Mos Def           Ford Prefect           Arthurの友人
                                    銀河ヒッチハイクガイドの編集調査員
Warwick Davis      Marvin: The paranoid Android  Zaphodの鬱病ロボット
Alan Rickman      Marvin: The paranoid Android (voice) 
Bill Nighy          Slartibartfast             Magratheaの案内人
John Malkovich      Humma Kavula           元大統領候補
Anna Chancellor     Questular Rontok          副大統領
Helen Mirren        Deep Thought (voice)       偉大なコンピューター
Stephen Fry         Narrator/The Guide (voice)   ナレーター
Thomas Lennon     Eddie the Computer (voice)   宇宙船『黄金の心』のコンピューター
Richard Griffiths      Prostetnic Vogon Jeltz (voice)  Vogon軍の司令官
Jack Stanley        Lunkwill                Deep Thoughtの操作員
Dominique Jackson   Fook                  Deep Thoughtの操作員
Simon Jones       Ghostly Image            Magratheaの警告画面

 

あらすじ

 

 地球上からイルカがいなくなった。危険を事前に察して逃げたのだ。
 Arthurの家がバイパス建設のために即刻立ち退きを要求される。Fordが来て、一緒にパブへ行き、ビールを飲む。Arthurは以前に自動車を知的生物と勘違いしたFordの命を助けていた。
 物音に驚いて家に帰ると、Arthurの家は取り壊されていた。
 その時、Vogonの宇宙船が飛来して、銀河バイパスの建設で地球を破壊するという。
 地球が破壊される直前に、ArthurはFordと一緒にVogonの宇宙船に隠れてヒッチハイクするが、詩を朗読されて宇宙に放り出される。
 二人は丁度通りかかったZaphodの宇宙船に拾われる。中にはZaphodにArthurの目の前でナンパされたTriciaと人生を悲観しているロボットのMarvinが同乗していた。
 Zaphodは自分を誘拐した罪でVogonと副大統領に追われていた。
 Magratheaに行こうとハイパー・スペースをジャンプしたが、Humma KavulaのいるVitvodle第6惑星に着く。ここでは神のクシャミが銀河になったと伝えられていた。Humma Kavulaはそこの教祖だった。
 Humma KavulaはMagratheaにある価値観転換銃を持ってくることを条件に無限不可能性ドライブの座標位置特定装置をZaphodに渡す。人質はZaphodの第2の頭。
 外では副大統領とVogonの追っ手が待ちかまえていた。Triciaが一芝居打って脱出しようとするが、Triciaは捕らえられる。他のメンバーはそのスキに宇宙に飛び出す。
 Triciaを助けに行こうとするが、宇宙船の追尾装置はマウスに破壊されていた。Arthur、Ford、Zaphodは脱出用ポッドでVogon星に行く。考えると頭をぶたれる星だった。
 尋問で出生地を聞かれたTriciaは地球が破壊されたことを初めて知る。しかも、大統領が「愛とキスを」と署名していたことも。
 他の三人は大統領の解放申請書を提出してTriciaを釈放させる。Vogon人は官僚的だった。
 無限不可能性ドライブで伝説の星Magratheaに到着。しかし、電送画面のGhostly Imageが「閉鎖中」と告げる。無理に突入すると熱核追尾ミサイルが2基発射された。逃げ切れずパニクッて、Arthurは無限不可能性ドライブのボタンを押す。すると、宇宙船は何処にも飛んでいかなかったが、ミサイルはペチュニアの鉢とマッコウクジラに変身して落下した。
 Magratheaは雪の世界だった。

 Zaphodが次元移動装置を発見して飛び込む。Zaphod、Tricia、Fordは巨大なスーパー・コンピューターのDeep Thoughtと対面。Deep Thoughtは以前に「人生、宇宙、そして万物に対する答え("answer to life, the universe and everything" )」を聞かれて750万年考え、「42」と答えていた。理解できない者に、「究極の質問("the Ultimate Question")」を他のもっと大きなコンピューターで考えろと言う。

 Deep Thoughtに地球は究極の質問を考え出すための大がかりなコンピューターだったと教えられる。Deep Thoughtから価値観転換銃を受け取る。この銃は自分の考えを相手に打ち込むことが出来た。夫婦げんかで口論に飽きた主婦が考案した銃で効果は男だけ。
 次元移動装置に飛び込むのを躊躇したArthurは雪原にとり残される。Slartibartfastと出会う。惑星製造工場を見学。壊されたのは地球のバックアップで完成間近の地球を見せられる。Slartibartfastは複雑な地形のノルウェイを担当していた。
 新しい地球に戻る。Arthurの家も建て直されていた。家の中では他の仲間がパーティをしながら待っていた。
 この地球の制作を依頼したのは、マウスに化けているLunkwillとFookだった。マウスは答えを得るためにArthurの脳の一部を欲しいという。破壊された地球の唯一残されたプログラムの一部だった。切り取られる寸前に機械を破壊してマウスを叩き潰す。
 そこへVogonと副大統領が現れる。銃撃でMarvinの頭が打ち抜かれる。
 激しい銃弾の嵐で反撃できない。Marvinが最後の力で価値観転換銃を拾ってVogon軍を撃つ。Vogonの全員が鬱な気分になり気力をなくして母国に強制送還される。

 地球はArthurの申し出でArthur抜きで再生される。
 大統領と副大統領は仲良く元の鞘に。ArthurはTriciaに愛の告白。みんなで宇宙の果てのレストランに向かう。(乞う、続編)
 元通りに復元された地球にイルカが戻る。

 

感想

 

 最近のSF映画のようにSFなのにラスト・アクションがチャンバラなのは本当はとても不自然なことです。それは娯楽映画なのであって、真のSF映画とは言えません。未来はたぶん摩訶不思議な武器で争われるはずです。一瞬で決着がついては面白くありませんが、少なくともチャンバラではないでしょう。
 
 悲惨な夢も希望もない暗い未来を描いたアクションだけのSF映画には正直、うんざりしています。飽き飽きしています。バラ色の未来ではなくても、もっと色んな多種多様の未来があってもおかしくはありません。そして未来は想像もつかない馬鹿馬鹿しいものになるはずです。予測がつかないから驚きの連続です。良いことも悪いこともすべてが同時に一切合切押し寄せて来るでしょう。
 
 世界的に有名な英国のSF小説『銀河ヒッチハイクガイド』が映画化されると聞いて以来ずっと首を長くして待っていました。1979年に発表された飛び抜けた空想に満ち溢れた傑作です。英国らしい毒のあるユーモアと底抜けの笑い、奇抜なアイデアで読者を銀河の世界に彷徨わせてくれました。
 
 私が思う理想的なSF映画のひとつです。こんな未来があってもけっして不思議ではありません。コメディですがパロディではありません。その世界は一から創造され、その世界が存在する可能性はほんのちょっぴりでしょうが残っていると思います。
 
 「すべては『銀河ヒッチハイクガイド』に書かれています。ぜひ読んでください。楽しい銀河の未来への旅が待っています。」と言い切ってしまいたいのですが、しかし、残念ながらこの電子ガイドブックが我々の目に触れることはまだありません。映画を観ることで、取りあえず、我慢して下さい。どこへ行くのかはいつも予測不可能な楽しい旅が待っています。
 
 なのに、たぶん同時に公開されているどんな映画より傑作だと思うのに、日本での上映館は9館だけ。日本はSF後進国になりつつあるのに誰も気づいてないようです。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると英語圏のGoogleの電卓機能は、"answer to life, the universe and everything" の計算をサポートしており、ちゃんと「42」と答えるそうです。

 
 但し、原作に比べて映画では毒気が多少抜かれているのはちょっと残念かも!

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