2007-05-03 23:14:08

スパイダーマン3

テーマ:映画・SF

 人々は傷つけあって生きている。だからこそ、いかに許し合うかが問われている。
 
 近年のアメリカは世界各地で過ちを犯し続けているが、アメリカはやっとそのことを自覚し始めている。
 
 この映画は、スパイダーマンが大統領に代わってこれまでの罪を世界中の人々に陳謝し、許しを請おうとしているのだ。
 
 なんてメッセージが隠されていたりして。
 
 ないか。

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2007-05-01 23:00:02

トゥモロー・ワールド

テーマ:映画・SF
ポニーキャニオン
トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション

 

 

 閉塞感の中で一抹の希望。それは未来を描くのか?
 
 テロで銃弾が飛び交っていたり、食べる草木さえない極度の貧困の生活。未来は閉ざされ、夢は少しも見ることが許されない。
 
 もし、次から次へと湧き出てくるゾンビに囲まれてしまえば助かる道はない。あなたも私もヒーローではない。正義の味方はついぞ現れた試しはない。滅び往く道は後戻りできない。
 
 近未来の荒廃したイギリスを舞台にしたこの映画にゾンビは登場しないが出てくる人間はゾンビ以上に冷酷非道で、ちょっとしたホラーよりも残酷だった。
 今の平和がいつまで続くとは誰も保証してくれないし、実はあり得ない。この映画のような情況が直ぐそこまで近づいていると考えた方が正しいだろう。
 
 ハリウッド的なSFばかりがSFではない。こんな映画があっても良いだろう。
 良い映画か悪い映画かは観る人が決めれば良い。お勧めはしないが、もし見るのなら覚悟だけはしておいた方が良い。結構つらいモノがある。
 
 一筋の光の先に希望があると信じるしかない。

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2006-03-28 23:14:54

電脳ネットワーク23/マックス・ヘッドルーム

テーマ:映画・SF

原題    Max Headroom: 20 Minutes Into the Future
米国    Max Headroom
邦題    電脳ネットワーク23/マックス・ヘッドルーム
 
制作年    1985年 TV(57分)
制作国    UK
 
監督    Annabel Jankel
       Rocky Morton
 
ジャンル   SF
 
 

  出演   役名   役柄
 Matt Frewer

 Edison Carter

 Max Headroom

 レポーター

 電脳人間

 Amanda Pays  Theora Jones  コンピュータ技師・Edisonの誘導員
 Paul Spurrier  Bryce Lynch  研究開発室長(少年)
 Nickolas Grace  Grossman  世界的テレビ局ネットワーク23 社長
 William Morgan Sheppard  Blank Reg  アングラテレビ局 BIG TIME
 Hilary Tindall  Dominique  Regの妻
 Hilton McRae  Breugal  暗殺者
 George Rossi  Mahler  暗殺者

 
粗筋
 
 ネットワーク23は効果抜群のブリップ広告を導入しようとしていた。しかし、ブリップ広告には副作用があり人間の細胞を刺激しすぎて、身体が爆発する。
 それでも大口のZikzak社の契約が欲しいのでテレビ局はブリップ広告を導入しようと考えていた。
 
 Edisonに指示されてTheoraがコンピュータで役員用トイレを盗撮し秘密の一端を知る。
 Edisonはカメラを持ってBryceの研究室に潜入し、残されたテープから副作用を知る。暗殺者がし向けられる。
 BryceとTheoraがコンピュータを通して攻防。Bryceが勝って、EdisonはBryceに捕らわれる。

 BryceはEdisonの脳波から電脳人間のMax Headroomを作り出すが、未完成で社長から破棄を命じられる。
 
 暗殺者の二人はEdisonを人体バンクに、Maxの機械をアングラ放送BiG TimeのRegに売る。
 
 Edisonは逃げ出す。カメラは離さない。連絡をとってTheoraの部屋で休む。
 RegはMaxを起動させる。Max Headroomは勝手に番組を作り始める。
 
 社長とBryceはMaxを止めようとするが暗殺者に工場へ連れて行かれる。

 そこにはEdisonとTheoraが待ち構えていて直撃インタビューをする。そのままテレビに流れすべてが明るみに。
 
感想
 
 英国製テレビドラマ。今回のDVDは57分ながら完結しているが、後にシリーズになっているので、テスト版なのだろうか?

 シリーズは日本でも放映されたらしいが見ていない。

 

 20年以上前のバーチャルを扱った作品にしては古さを感じない。人工頭脳が勝手にテレビ番組を作っていくなど、この作品でやっていることぐらいはそろそろ出来ていてもおかしくないはずだが、この方面の研究は遅々として進んでいないようだ。

 

 物語はトンデいて、2、3回見てやっと辻褄を合わせることが出来た。制作されたのが1985年と思えば、また、それも驚くべきことだ。

 

 なによりも制作者の先見の明に敬意を表したい。

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2005-07-08 23:00:08

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

テーマ:映画・SF
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

 

 

原題   Star Wars: Episode III - Revenge of the Sith
邦題   スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
公開年  2005
監督   George Lucas
ジャンル Sci-Fi / Action
 
配役
Ewan McGregor     Obi-Wan Kenobi
Natalie Portman     Padme
Hayden Christensen   Anakin Skywalker
Ian McDiarmid      Supreme Chancellor Palpatine
Samuel L. Jackson   Mace Windu
Jimmy Smits       Senator Bail Organa
Frank Oz         Yoda (voice)
Anthony Daniels    C-3PO
Christopher Lee    Count Dooku

 
評価   5

 
感想

 ここで今まではあらすじを書いてきましたが、書くことはありません。

 
 言いたいことのすべてが劇場で購入したパンフレットに記載されていました。
 スタッフやキャストは写真入りで詳しく紹介され、あらすじはラストまで丁寧に書かれています。その上写真も豊富。劇場映画を見た時にはいつもパンフレットを買うようにしていますが、ここまで内容が充実していてお値打ちなパンフレットはありませんでした。

 

 映画の思い出に是非一家に一冊

 
 




 
 
 LucasのStar Warsであり、一観客には如何に楽しむかが問われているだけです。私にはこの映画を評価できません。十分に楽しむことが出来て、それだけで満足です。

 
 本来は一本の映画として、エピソード3を語らなければならないと思うのですが、誰もがここまでの経緯を知っているし、誰もが結末をわかっていて観ているのですから、エピソード3だけを語ることは不可能です。
 Star Warsにどこまでハマッているかによってエピソード3の評価も変わるでしょう。
 
 
 エピソード3を見終わった時、Star Warsが終幕を迎えたことに予想以上に感慨深いものがありました。長年楽しみにしてきたジグゾーの最後のピースがついに埋められてしまったのです。そのピースはそれだけでも大変楽しいものでしたが、全体のひとつになることでやっと完結できるのです。そう終わったのです。Star Warsは終わりました。
 
 




 
 
 エピソード3を先々行ロードショーで観てから、家で前後のStar Warsを観直し続けていました。

 エピソード6でLeia姫が「母親をうっすらと覚えている」とLukeに言います。あり得ないのですが、それこそそんなアラ探しをしたって何の徳にもなりません。Star Warsの世界が損なわれるわけでもありません。

 今では知ることの出来るすべてのStar Warsの世界を知っています。少しの齟齬はあるもののすべてが繋がりました。
 
 Anakinの誕生から死までが全6作で描かれました。
 

 エピソード3でダークサイドに落ちたAnakinが、エピソード6では息子のLukeを助けるために善の心を取り戻します。

 かなりの回り道でしたが予言通りにシスを倒したのはAnakinでした。

 

 父親探しの旅に出たAnakinが最後に見つけたのは父親としての自分でした。

 
 それはすでに語られています。
 




 
 
 Star Warsは幅広い年齢層や多種多様な文化の人達を対象としているので、人間ドラマよりはわかりやすい活劇に重点が置かれています。カーチェイス、空中戦、迫撃砲、肉弾戦、チャンバラなどの様々なアクションが観るものを惹きつけます。反面、人物の描き込みは単調で、内面の葛藤は一本調子です。欠点でもありますが、それがStar Warsのスタンスです。
 
 苦悩するAnakinが葛藤の末にダークサイドに落ちるまでがエピソード3の主要テーマです。途中経過はやや強引で、特に説得力があるわけではありません。低俗なテレビ・ドラマを見ているようでもあります。現実にはあり得ないような会話で状況が説明されていきます。

 Anakinの選択はどんなに悩んでいようと既定路線であり、Anakinは子供っぽく、Anakinの人物像に深みは感じられません。
 でも、不要部分が省略され、枝葉が単純化されることは、アクションに主眼が置かれている以上致し方ないことです。決して致命的な欠陥とは言えないでしょう。
 
 




 
 
 それにしても高性能の銃が豊富に出てくるというのに、今更、日本のチャンバラで雌雄を決っするのは一番の時代錯誤と思うのですが、洋の東西を問わず誰も否定しないですね。黒澤明監督の影響と誰もが周知の事実だからかな?

 

 スター・トレック ネメシス(Star Trek: Nemesis)でも、最後はCaptain Jean-Luc Picard(Patrick Stewart )がご老体をしてチャンバラで宇宙の未来を賭けていたのには思わず笑ってしまいました。

 





 
 
 James Cameron監督作品で、Titanicの後にしばらくしてThe Terminatorを観直すと、ふたつの映画の恋愛の構図がそっくりなことに改めて驚かされました。同じ監督だから当たり前なのですが、危機の種類こそ違っていても、危機の連続でパニックに陥った二人が障害をかいくぐりながら愛を深めていくという内容はほぼ同じです。しかも、描写がうまい。パニック恋愛映画を撮らせたらきっとJames Cameron監督の右に出る人はいないでしょう。パニック映画なのに、中身は恋愛映画です。すり替えのうまさに騙されてしまいます。

 

 それに比べて、Star Wars

 棒立ちした二人がかわす愛の会話は学芸会のようです。

 恋愛シーンだけ他とは全く色調の違う美しい野原に設定しても感情がこもっていません。何となくぎくしゃくしています。
 だからこそ、万人向けの映画になり得たのかも知れませんが。
 
 




 
 
 物語はローマ帝国を連想させます。ユリウス・カエサルは頽廃の極みで政治の中枢の機能を発揮しなくなった元老院に見切りをつけて皇帝になろうとします。塩野七生さんの『ローマ人の物語』では大きくなりすぎたローマの運営には指揮権を集中せざる得なかったと詳しく説明されています。
 Star Warsは反カエサル派の視点から描かれていることになりますが、勿論、カエサルの時代にジェダイはいませんでした。シスも。
 
 




 
 
 銀河帝国の崩壊と来れば、SFファンはアシモフの『ファンデーション』シリーズを思い出すでしょう。しかし、もし続編があったとしても、残念ながら、そちらの方へ行くとはとても思えません。

 帝国がなくなって、それ以前に銀河に平和をもたらしていたジェダイも残っているのはひとりだけです。歴史的に見れば銀河は一番危うい状況です。銀河は統一を失い、群雄割拠の時代に突入するでしょう。貧困と迷信と死の病が蔓延したヨーロッパの中世、暗黒時代は長く続きました。

 

 物語はまだ語り尽くされているとは言えません。銀河に真の平和をもたらすために成すべきことはたくさん残っています。是非Lucasさんにはもっともっと頑張っていただきたい所です。

 でも、Lucasさんは映画としての続編を否定しました。

 




 
 
 いずれにせよ、Star Warsは終わりました。


 今までWOWOWや地上波などで放送される度に、機会を逃さず見てきました。このシリーズほど繰り返し見た映画はそんなに多くはありません。これからも放送されれば多分見続けるでしょう。

 でも、もうStar Warsの新作を映画館で観ることはあり得ないようです。

 

 ひとつの神話の時代が終幕を迎えました。 

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2005-07-02 23:35:48

宇宙戦争

テーマ:映画・SF
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
宇宙戦争

 

 

原題   War of the Worlds
邦題   宇宙戦争
公開年  2005
原作   H. G. Wells
監督   Steven Spielberg
Genre   Sci-Fi / Thriller
配役
Tom Cruise     Ray Ferrier       クレーン運転士
Justin Chatwin   Robbie Ferrier     Rayの長男・学生
Dakota Fanning   Rachel Ferrier     Rayの長女
Miranda Otto    Mary Ann Ferrier    Rayの元妻
Tim Robbins     Ogilvy         地下室の男
Lenny Venito    Manny          自動車修理屋
Morgan Freeman   The Narrator (voice) ナレーター
 
あらすじ
 
Narrator: No one would have believed in the early years of the twenty-first century that our world was being watched by intelligences greater than our own. That as men busied themselves about their various concerns, they observed - and studied. With infinite complacency, men went to and fro about the globe, confident of their empire over this world. Yet, across the gulf of space, intellects vast, and cool, and unsympathetic regarded our planet with envious eyes... and slowly, and surely, drew their plans against us.
 
残酷で冷徹な宇宙人が100万年前から地球を羨望のまなざしで観察していた。
 
地球上の各地で大規模な磁気嵐が発生し混乱が生じていた。
ニューヨークも同じで、Maryから実子の二人を預かったRayはかつてない嵐と雷を経験する。
街中は停電し、自動車は立ち往生していた。携帯電話も時計もすべて麻痺している。
無断外出から帰ってきたRobbieから聞いてRayは雷の落下地点を見に行く。
穴はやがて大きくなり中から巨大な破壊ロボットが現れる。
ロボットは殺人光線で無差別に殺戮しはじめる。
Rayは唯一動く自動車で直ぐに子供たちを連れて逃げ出す。
子供たちの家に行く。Maryたちは実家のボストンに出かけていて誰もいない。
地下室に隠れる。夜中に轟音が響き渡る。
朝になってRayが確認すると、ジャンボ旅客機の残骸が転がっていた。
取材中のテレビ・クルーから都会の被害状況をビデオで見せられる。
破壊ロボットのトライポッドは群れを成して破壊し尽くしていた。
最初の雷は単なる雷ではなく、100万年前に地中深くに埋められたトライポッドに宇宙人が乗り込む瞬間だった。
ボストンへ向かう途中Rachelがトイレで川岸へ行くと無数の死体が流れてきた。
州軍が通りかかる。Robbieは逃げるより戦うと言い出すが、Rayは何とか説得する。
トライポッドはシールドに守られていて砲撃でも損傷を与えることすら出来ない。
ハドソン川を渡るフェリーに近づくと人が群れていた。Rayたちの車を奪いあって喧嘩が始まる。
車を手放して3kmを歩く。途中の踏切では火の玉と化した列車が猛スピードで走り去った。
フェリーに乗り込もうとしてトライポッドに襲われる。
やっとフェリーに乗るが転覆させられ岸に逃れる。
丘を登り切ると、軍隊が重火器を並べて戦いを挑もうとしていた。
Robbieも最期まで見届けるんだと軍隊に合流しようとする。
Rayが必死にRobbieを止めようとするが、Rachelを一人にしておけない。
Robbieは走り去る。軍隊は反撃されて瞬く間に戦車や装甲車は火に包まれる。
RayとRachelはOgilvyに呼ばれて、彼の家の地下室に隠れる。Ogilvyの家族はすでに犠牲になっていた。
RayはなんとしてでもRachelをボストンの母親の元に送り届けようと考えていた。
トライポッドの首が伸びてきて地下室を探査する。隠れてかわす。大きな鏡が役に立つ。
後から宇宙人たちも現れる。Ogilvyは仕返しをしようと銃を構えるが、Rayは抑えつける。
戦うことではなく、Rachelのために生き延びることをRayは最優先と考えていた。
トライポッドは人間から血を吸い取って地表に張り巡らせ始めた赤い根に噴霧している。
Ogilvyは戦って死のうと考え始める。RayはOgilvyと喧嘩して倒す。
「子供は殺させない」。Rayは巻き添えを食うのをどうしても避けたかった。
翌朝外の景色は一面赤く染まっていた。
Rachelは叫んで飛び出す。Rayが追う。
外では隠れ場所もなく二人ともトライポッドに飲み込まれる。
生き残っている人間はかごの中に閉じこめられていた。ひとりずつ連れ出され血を吸われる。
Rayが吸い込まれそうになる。必死に抵抗する。他の人間もRayを引っ張る。
Rayは助け出されるが、その瞬間に手榴弾をトライポッドの口の中に残してきていた。
トライポッドは爆発して、Rayたちは逃げ出す。
歩いてボストンに到着。
そこでは様相が一変していた。
赤い根は枯れて白く風化している。あるトライポッドはビルに凭れるようにして倒れていた。
動いているトライポッドもふらついている。
鳥が止まっているのを見て、Rayはシールドが無効になっていることを発見。
兵隊はロケット砲でトライポッドを倒す。
ボストンのMaryの実家に到着。Maryたちは無事で二人を待っていた。
Robbieは先に辿り着いていた。
宇宙人の攻撃を食い止めたのは微生物だった。地球の細菌が宇宙人を退治した。
人間が長年共生してきた彼らによって人間は救われた。
 
Narrator: By the toll of a billion deaths, man has bought his birthright of the earth, and it is his against all comers;it would still be his were the Martians ten times as mighty as they are.For neither do men live nor die in vain.
 
 
評価   3
 
 
感想
 
 有名な原作だからと言ってそのまま映画化して今に通じるのでしょうか?
 同じようなシーンが手を変え品を変えて見せられているだけで新しい展開が見えてきません。時代背景を現代ではなくを原作が発表された1898年頃に設定すればよりリアリティが増したかも。
 今では、このラストは承伏できません。
 
 結局、アメリカ的家族愛がメイン・テーマになっています。
 
 Dakota Fanningは可愛いけど、何度も悲鳴を聞かされたのにはうんざりです。悲鳴を上げるのは観客の役割のはず。
 
 上映の直前に、ピーター・ジャクソン監督がリメイクしたアドベンチャー超大作「キング・コング」の予告編が流されました。その紹介に監督自身が登場しまたが、そのダイエットぶりが本編を含めて一番の脅きでした。

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2005-04-11 22:06:46

CODE46

テーマ:映画・SF
ハピネット・ピクチャーズ
CODE46

 

 

原題    Code 46
制作    UK
公開年   2003年
邦題    CODE46
ジャンル Romance / Sci-Fi

監督    Michael Winterbottom
配役           役名          役柄
Tim Robbins        William       Sphinx社の調査官
Samantha Morton    Maria Gonzales  上海のSphinx社の従業員
Jeanne Balibar      Sylvie        Williamの妻
Taro Sherabayani     Jim         Williamの子供
Om Puri          Bahkland      上海Sphinx社のの管理者
Bruno Lastra       Bikku        Mariaの同僚
David Fahm        Damian Alekan  コウモリ学者
Levani Outchaneichvili  Uncle Nikolai   Montyのボス

評価  3


感想

管理社会に対するひとつの批判としても受け取れるのですが、近親相姦に関する問題が最後まで曖昧なままでした。素直にこの映画を観れば、近親相姦を肯定しているようにも見えます。


あらすじ

法規(code) 46
第1条
同じ核遺伝子を持つ者は遺伝学的に同一でありすべて血縁と見なす。
体外受精、人工授精、クローン技術に際して同じ遺伝子間の生殖はいかなる場合も避けること。
従って、
1:子作りの前に遺伝子検査を義務づける。遺伝子が100%、50%、25%同一の場合受胎は許されない。
2:計画外の妊娠は胎児を検査すること。100%、50%、25%同一の両親の場合は即中絶せねばならない。
3:両親が遺伝子の同一性を知らない場合、code46違反を避けるべく医療介入する。
4:同一性を知りながらの妊娠はcode46に違反する重大な犯罪行為である。

Sphinx社の調査官のWilliamには他人の考えを読む特殊能力があった。
Williamは偽造滞在許可証(パペル)の調査でシアトルから上海のSphinx社に行く。
尋問してすぐに犯人はMariaだとわかるが、WilliamはBahklandにBukkiuが犯人と報告する。

Williamは会社帰りのMariaを尾行する。ナイトクラブでMariaはコウモリ学者でインドのコウモリを一度は見たがっているDamianに違法パペルを渡す。同席していたWilliamは見逃す。
Mariaの部屋でふたりは愛し合う。Williamは家に帰る。


Damianがインドで死亡。インド地方の感染症に弱い体質だった。パペルの発行が止められていたのに何も知らないDamianはMariaの偽造パペルでインドに渡航していた。
Williamは再調査のために再び上海に派遣される。

Mariaは身体的な理由で市外の病院に入院していた。
医者から機密事項を聞き出す。Mariaは妊娠していた。code64違反で隔離されていた。
Mariaは中絶させられ妊娠に関する(相手の男・性行為・妊娠)の記憶を消去されていた。Williamを覚えていない。

WilliamはMariaを強制退院させ、記憶を思い出させようとする。Mariaは漠然とした喪失感で不安になる。
WilliamはMariaとの遺伝子同一性を調べる。50%の同一性で母が同じ。Williamは人工授精の子で、母親は24体のクローン胎児のひとりだった。
ショックを受けたWilliamは上海から逃げ出そうとする。しかし、滞在が長引いていたWilliamのパペルは期限切れで出国することも滞在することも出来なかった。
WilliamはMariaのもとに戻る。

Mariaが手に入れた違法パペルで二人はMariaの父の出身地Jebel Aliに行く。
MariaはWilliamとのセックスを避けるように洗脳されていた。Mariaの欲求が勝る。激しく燃える。
翌朝Mariaは無意識で自分の罪を密告した。

WilliamはMariaと逃げ出す。らくだの群れを避けようとして道路から飛び出し、車は横転する。

WilliamはMariaの記憶を抹消されて家族の元に戻る。判断ミスの原因として特殊能力を失う。
Mariaは街の外に追放された。記憶を残したまま。

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