2006-01-25 23:24:36

ネバーランド

テーマ:映画・ドラマ
アミューズソフトエンタテインメント
ネバーランド

 

 

原題   Finding Neverland

邦題   ネバーランド

公開年  2004年

制作   USA

 

監督   Marc Forster

 

評価   4

 

配役

Johnny Depp         Sir James Matthew Barrie    劇作家
Kate Winslet         Sylvia Llewelyn Davies      寡婦
Julie Christie         Mrs. Emma du Maurier      Sylviaの母親
Radha Mitchell        Mary Ansell Barrie        Jamesの妻
Dustin Hoffman       Charles Frohman        プロデューサー
Kelly Macdonald       Peter Pan              ピーターパン
Ian Hart             Sir Arthur Conan Doyle    医者
Jimmy Gardner       Mr. Snow               老観客
Eileen Essell        Mrs. Snow               老観客
Paul Whitehouse      Stage Manager           舞台監督
Freddie Highmore     Peter Llewelyn Davies      三男
Joe Prospero        Jack Llewelyn Davies       次男
Nick Roud          George Llewelyn Davies      長男
Luke Spill          Michael Llewelyn Davies      四男・5歳
Angus Barnett      Nana/Mr. Reilly              俳優


感想

 
 名作とはいかないが、良い映画ではあった。ツボが的確におさえてあって、実話を元にする故に物語に大きな起伏は求められなくても、飽きさせないし、涙も誘われる。満足できる映画だった。
 
 でも、見終わって何かがおかしいと、ノドに引っかかるモノがあった。一番違和感があるのは、主演のJohnny Depp。数日首をひねっていた。
 
 理由は簡単で当たり前のことだった。主役がハリウッド的人物像から一歩も抜け出していないのだ。
 会ったことはないけれど、主人公のBarrieという作家は、たぶん、もっともっと変な奴だったに違いない。Johnny Deppが演じているのに、平凡な人受けのするキャラクタに終わっている。とても残念だ。
 
 映画『アマデウス』のモーツァルトを超えるキャラクタはハリウッドからは生まれでないのだろうか。現実の世の中は変人ばかりだ。一癖もふた癖もある人達によって人間社会は構成されている。ハリウッドの人間が、たぶん、その極致だと思う。
 
 理想的すぎるキャラばかりが主人公では、遅かれ早かれ飽きられてしまうだろう。ハリウッドは現状のマンネリズムをどのようにして打開するのだろうか?


あらすじ

 
1903 London 芝居は失敗。
Frohmanに「芝居は遊びだ」と慰められる。


J.M. Barrie: Play.
Charles Frohman: Play.


BarrieはSylviaの子供たちと触れあう内に子供心を思い出す。


J.M. Barrie: [discussing Sylvia's reluctance to accept her illness] They can see it, you know. You can't go on just pretending.
Sylvia Llewelyn Davies: Just pretending? You brought pretending into this family, James. You showed us we can change things by simply believing them to be different.
J.M. Barrie: A lot of things, Sylvia. Not everything.
Sylvia Llewelyn Davies: But the things that matter. We've pretended for some time now that you're a part of this family, haven't we? You've come to mean so much to us all that now, it doesn't matter if it's true. And even if it isn't true, even if that can never be... I need to go on pretending... until the end... with you.


Barrieは子供たちをヒントにピーターパンを書き上げる。


Peter Pan: Do you believe in fairies? Say quick that you believe. If you believe, clap your hands!


妻は去り、Sylviaはネバーランドへ旅立った。


Peter Llewelyn Davies: It's just, I thought she'd always be here.
J.M. Barrie: So did I. But in fact, she is, because she's on every page of your imagination. You'll always have her there. Always.
Peter Llewelyn Davies: But why did she have to die?
J.M. Barrie: I don't know, boy. When I think of your mother, I will always remember how happy she looked sitting there in the parlor watching a play about her family, about her boys that never grew up. She went to Neverland and you can visit her any time you like if you just go there yourself.
Peter Llewelyn Davies: How?
J.M. Barrie: By believing, Peter. Just believe.

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2006-01-19 23:41:19

小説 『銀河ヒッチハイク・ガイド』

テーマ:SF小説
ダグラス・アダムス, 安原 和見
銀河ヒッチハイク・ガイド

 

 

 SFの全盛期を支えたアイザック・アジモフロバート・A・ハインラインの本格的なSFが忘れられ死に体になって久しい。アニメやゲームの世界がSFの代名詞になってしまった。時間的にも空間的にも壮大なスケールを誇っていたSFの世界は、雑誌や画面の中に画一化され、もはやSFと言うのさえ憚れるほどにドンドン小さくなって、いつ消え去ってもおかしくない。
 
 明るい未来を空想させてくれるのがSFだった。希望に満ちあふれ、未来はバラ色だった。人類に不可能はなく、行く手を遮るものはなかった。人間が銀河中にウィルスのように蔓延するはずだった。限りなく神の存在に近づくことができていた。
 
 夢を語っていたSFがいつの頃からか警告を発信する手段になってしまった。地球は破滅に向かっていると誰も彼もが声高く叫ぶ。かつての恐竜のように、地球を跋扈している人類の時代は終焉を迎えつつあると訴える。衰退の速度は速まるばかりだ。人類の未来は急降下し、夢は人々を苦しめるものでしかない。
 
 なぜ未来は暗闇なのか。なぜ明かりをつけようとしないのか。ひとつのパターンに縛られることはない。もっと多用な未来を思い描け。豊かな発想こそが必要なのであり、悲嘆に明け暮れることは自分で自分の首を絞めるのと同じなのだ。決してアニメやゲームの世界の延長線上に未来があるのではない。涙を流すロボットだけが未来の姿ではない。
 
 突飛な創造力を受け入れるだけの器が一番問われるべきだと思う。自分からはみ出す発想を拒否するのではなく、試されているのだと気持ちを引き締めて欲しい。SFに決まったパターンがあるわけではない。

 

 そう、試されているのだ。

 

 既成概念で語ってはいけない。馬鹿馬鹿しいのではなく、飛びすぎているだけなのだ。それでも拒絶反応を起こす自分を肯定するのか?


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 銀河ヒッチハイク・ガイドの大まかな成り立ち


1978年3月、BBCのラジオドラマが初出。カルト的人気を得る。
1979年 The Hitchhiker's Guide to the Galaxy (小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』)、刊行。
1980年 The Restaurant at the End of the Universe (小説『宇宙の果てのレストラン』)、刊行。
1981年、テレビのミニ・シリーズとして放送される。
1982年 Life, the Universe and Everything (小説『宇宙クリケット大戦争』)、刊行。
以下、3部作の4作目、5作目として以下の続編が出版されているが邦訳されていない。
So Long, and Thanks for All the Fish
Mostly Harmless

 

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小説のあらすじ

 

ダグラス・アダムス, 安原 和見
銀河ヒッチハイク・ガイド

 

小説「銀河ヒッチハイク・ガイド」

 

 アーサー・デントは地球がヴォゴン人によって破壊される直前に、宇宙人だったフォード・プリーフェクトとヴォゴン人の宇宙船にヒッチハイクする。二人はそこから宇宙に放り出されるが、<黄金の心>号に拾われる。最新鋭の不可能性ドライブを搭載した<黄金の心>号にはこの宇宙船を盗んだ宇宙帝国大統領のゼイフォード・ビーブルブロックス、彼にナンパされた地球人女性トリリアン、鬱ロボットのマーヴィンが乗船していた。

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 ゼイフォードが探していた伝説の惑星マグラシアに偶然到着する<黄金の心>号を狙った熱核ミサイルは不可能性ドライブでペチュニアの鉢とマッコウクジラに変身する。
 ゼイフォードたちはアーサー・デントとマーヴィンを残してマグラシアの探索に出かけるが捕らえられる。
 アーサー・デントはマグラシア人のスラーティバートファーストと出会い、マグラシアの中心部にあるハイパースペースの惑星製造工場を見学する。
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 超知性汎次元生物が人生の意味を解明するために建造したスーパーコンピューターのディープ・ソートは750万年間計算して「42」と答えた。そして、答えの意味がわかるには『究極の問い』を計算しなければならないという。その計算のためにディープ・ソートは「無限にして精妙な複雑さを備え、有機生物そのものが演算基盤を構成する」最高のコンピューターを設計した。コンピューターの名前は『地球』。しかし、1千万年後、答えの出る5分前に地球はヴォゴン人に破壊された。
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 ネズミの姿の超知性汎次元生物はアーサー・デントの脳からその答えを導き出そうとするが、ゼイフォードを追ってきた宇宙警察に邪魔される。マーヴィンが警察船のコンピュータを自殺させてアーサー・デントたちは<黄金の心>号で逃げる。

 

 

ダグラス・アダムス, 安原 和見
宇宙の果てのレストラン

 

 
小説「宇宙の果てのレストラン」

 

 地球と地球に属するすべてを抹殺するためにヴォゴン人が<黄金の心>号を捕獲しようとしていた時、<黄金の心>号のコンピューターはアーサー・デントの要求したミルク・ティの分析で手一杯で、防御することも逃げ出すこともできなかった。ゼイフォードの祖父の幽霊に助けられて、ゼイフォードとマーヴィンは『銀河ヒッチハイク・ガイド』ビルに飛ばされる。
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 しかし、そこでもゼイフォードは追われて、ついにビルごと帝国政府に拉致されて、ゼイフォードはフロッグスター星系惑星Cにある人格を完全に破壊する事象渦絶対透視機に入れられるが、ゼイフォードに変化はない。透視機から出てゼイフォードはザーニウーブと会い、今までは人工宇宙だったと聞かされる。他のメンバーを乗せた<黄金の心>号はゼイフォードの上着のポケットに入っていた。ゼイフォードは怒ってザーニウーブを叩きのめして、<黄金の心>号に「いちばん手近で食事のできるところへ連れて行け」と命じる。
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 全員が気を失い、気が付くと宇宙の果てのレストラン<ミリウェイズ>にいた。元々彼らがいた場所には遙か未来にレストランが作られた。それが宇宙の果てのレストランで、<黄金の心>号の不可能性ドライブは命令通り一番手近なレストランに一歩も動かずに時間を飛び越えて到着した。食べられたがっている牛の肉を食べて、宇宙の終焉の少し前に駐車場に降りると、時間旅行をしなかったマーヴィンが5760億3579年間そこで待っていた。
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 真っ黒な宇宙船を盗むが、それはロック・バンド<ディザスター・エリア>のイベント用の宇宙船でクライマックスに太陽にダイブするように自動操縦装置がセットされていた。唯一残されたテレポート機でダイブ寸前にマーヴィンを残して全員が脱出する。
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 アーサー・デントとフォードは1500万人が冷凍睡眠している巨大な移民船にテレポートした。人口過密に悩んだ惑星から役立たずが「惑星の最後が近い」と騙されて移民船に放り出され、しかもその宇宙船は銀河の辺境の星に墜落するようにセットされていた。
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 ゼイフォードとトリリアンはザーニウーブのいる<黄金の心>号のブリッジに実体化する。ゼイフォードが宇宙帝国大統領になって<黄金の心>号を盗んだのには、ある真の目的があった。しかも、その目的を誰にも悟られないように、ゼイフォードは自分で自分の記憶を消し去っていた。ゼイフォードは完全に忘れていたが、祖父やザーニウーブと計画した真の目的とは、広大な無可能性フィールドに守られている真の宇宙の支配者に会い、代わりに成り上がることだった。宇宙の支配者と会見するが、ゼイフォードとトリリアンはザーニウーヴを残して立ち去る。ゼイフォードは宇宙の支配者になる気が失せていた。
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 移民船はある惑星に墜落した。アーサー・デントとフォードは惑星を探検していた。そこは200万年前の地球だった。宇宙からの突然の来訪者の出現で、地球に育った原住民の穴居人たちは滅びてゆく。墜落した移民船の生き残りが新たな地球の主人になってしまった。地球のプログラムが書き換えられてしまったのだ。
 アーサー・デントは袋からでたらめにスクラブルの文字を取り出すことで、脳波パターンに刻印された答え『究極の問い』を導き出す。得られた答えは「6かける9」。答えの「42」にはならない。地球というコンピュータに誤謬があったのだ。 

 

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ジェネオン エンタテインメント
銀河ヒッチハイク・ガイド

 

テレビのミニ・シリーズ

 

 発売されたDVDには6話が収録されている。そのうち、4話までは小説「銀河ヒッチハイク・ガイド」にほぼ沿っているが、ラストでコンピュータが爆発して直接「宇宙の果てのレストラン」に飛ばされる。残りの2話は小説「宇宙の果てのレストラン」からで、レストランを出てからはアーサー・デントたちの経験する地球人誕生秘話が主に語られる。ゼイフォードが経験する冒険譚はほとんど出てこない。

 

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ダグラス・アダムス, 風見 潤
宇宙クリケット大戦争

  

小説「宇宙クリケット大戦争」

 

 200万年前の地球でアーサー・デントは洞窟を住処に一人暮らしを満喫していた。フォードは地球をくまなく散策していた。
 数年後、時空連続対の反流(エディ)が発生し、二人は突然現れたソファと一緒に1980年代のロンドンのクリケット場に出現する。そこへ11体の白いロボットが現れ人々を殺してクリケットの三柱門の灰を入れたトロフィーを盗んでいく。
 スラーティバートファーストが現れ、宇宙の危機だからと二人に助けを頼む。
 奇跡的にマットレスの星に生還していたマーヴィンは義足を白いロボットたちに奪いさられる。
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 銀河の古代、暗黒星雲の闇の中のクリキット星人は夜空に星はなく、外に宇宙があるのを知らなかった。ある時偶然<宇宙船タイタニック号>が空から落ちてきて、他にも世界があることを知る。クリキット星人は墜落した宇宙船から技術を盗んでアッと言う間に1年で自分たちの宇宙船を完成させるとすぐさま宇宙のすべての生命体を抹殺する戦争を始めた。『何百何千という巨大なクリキットの戦艦が超空間からとびだして、何百何千という世界を攻撃』して、『絶対的な目標-クリキットならざるすべての物の破壊-に向かって途方もない速度で邁進した。』
 それでもとにかく銀河系は勝利して、惑星クリキットを永久に緩時間包囲膜に包み込み、三柱門の鍵をかけた。
 しかし、すべて破壊されたはずのクリキットの戦艦一隻が突然現れて鍵を盗もうとした。小競り合いの末、鍵と戦艦は分解され、時空連続体のなかに噴きとばされた。
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 かなりの時間が流れ、やがて戦艦が現実化して、その11体のロボットが分解された鍵の欠けらを集め始めた。
 アーサー・デントたちの努力も虚しく、『強さと力をあらわす鋼鉄の柱(あるいはマーヴィンの脚)、繁栄をあらわす黄金の横木(あるいは<黄金の心>号の無限不可能性駆動装置の心臓部)、科学と理性をあらわすアクリル樹脂の柱(あるいはアーガブソンの正義のしゃく)、銀の横木(あるいは”シリアスな映画のなかでまったく無意味にクソッツという言葉をつかったで賞のロリィ牌)、そして自然の精神性をあらわす灰から再構成された木の柱(イギリス・クリケットの死を意味する燃えた柱の灰)』は揃い、三柱門の鍵が再生された。

 クリキットは緩時間包囲膜から解放された。銀河の古い歴史を学んだトリリアンはアーサー・デントを引き連れてクリキットの支配者と対峙する。クリキットのロボットたちはマーヴィンが麻痺させていた。
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 200億年前。銀河がまだ若くてピチピチしていた時代。戦い好きのアーマーフィーンドという種族がいた。かれらはハクターと呼ばれる巨大コンピュータに"究極兵器"の設計を命じた。その爆弾は『全宇宙をひとつの超空間的超新星と化す』ことができた。しかし、実際にアーマーフィーンドがそれを使っても爆弾は爆発しなかった。ハクターは『爆弾を破裂させて生じる結果よりも破裂させないことで起ると想像される結果のほうがマシであると考え、それゆえ勝手に爆弾の設計に小さな欠陥をいれることにし』たのだった。アーマーフィーンドは納得せず、コンピュータをこなごなに砕いてしまった。
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 トリリアンはクリキットを裏で操っているのは粉々に砕かれたハクターだと見破る。ハクターはのどかな田園風景の広がるクリキットを養育し、無意味な憎悪を植え付け、"究極爆弾"を製造するように仕向けた。ハクターは『自分の機能をまっとうしようとし』た。そして、復讐したかった。『粉々にされ、何十億年ものあいだ、ほとんど動くこともできずに放置された。宇宙を消してしまいたかった』。
 ハクターはトリリアンにより重荷が解かれ消えていった。最後の爆弾がアーサー・デントに内緒で託されていたが、アーサー・デントは見破って遠くに投げ捨てる。
 アーサー・デントは牧歌的な田園世界に戻ったクリキットで楽しく暮らす。

 

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 小説「宇宙クリケット大戦争」はこれまでの作品以上に登場人物や小さな挿話の枝葉が多くて物語はとてもわかりにくい。



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