microcosmos B

本村俊弘-美術批評


テーマ:

James Greig   

James Greig氏の作品


James Greig


James Greig氏


James Greig氏はニュージーランド出身の陶芸家である。1986年9月25日の早朝に、心臓発作で京都で亡くなった。享年50歳であった。亡くなった当日は「たち吉」本店で個展がオープンする日であった。氏は河井寛次郎氏の陶芸に関心を寄せ、研究していた。日本の陶芸に影響を受けつつ、独自の陶芸を追求していた。私は京都市の斎場で行なわれた彼の葬儀に、彼に捧げる詩「声」を朗読した。今もつくづく彼の早すぎる死を惜しいと思っている。彼の作品を一つ所蔵しているが、彼の作品の魅力は陶芸という器に建築と生命体とモニュメントの要素を織り込んでいることである。



    声

  夏の暑い日に

  その沈黙の声を聞いた

  水の流れのように

  立ち去ったその声

  ただならぬものが

  そこにあった

  見るものでありながら

  見られぬもの

  触るものでありながら

  触られぬもの

  その声を求めて

  道が始まる

  ある日は樹に

  ある時は火に

  ここにもあり

  彼方にもあるもの

  道の途上で

  その声に呼びとめられる

  目覚めれば

  遠い日の記憶のように

  生きることを満たす


   VOICE


dedicated to the late Mr. James Greig

 

The silent Voice I heard

on a summer day very hot


The Voice passed through me

Like a water stream

Something unusual

Was there

Something visible


but invisible at the same time

Something tangible

but intangible at the same time

In quest of the Voice

My Way begins


One time it turns into a tree

One day it becomes fire

It is here

and there at once

On the Way


The Voice calls me to stop and listen

On awakening

Into my Life I find It poured

Like a memory of a distant day



Translated by Kimitoshi Sato









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