大切な時間
肝付兼太さんお亡くなりになった。
現場で見ていたツイッターで知った。
強いショックの後しばらくボ~っとしていた・・・。
僕達世代で肝付さんの声を聞いた事のない人はいないと思う。
1995年「オーレンジャー」の時
僕が演じた(アチャ)の声を担当して頂きました。
アチャの声を肝付さんに演じて頂けると聞いた時の嬉しさと感動
子供の頃から、ず~~~~~~っと聞いていた憧れの声・・・。
そんな肝付さんに、僕の動きに命を吹き込んで頂ける!!
まさに!夢の様でした。
アフレコルームや、撮影現場で
何度かご挨拶をさせて頂き、一緒に写真も撮って頂きました。
(僕の宝物です。)
番組終了後にお逢いした際にも、アチャと僕の事を覚えて頂いていて
本当に嬉しかった。
そんな肝付さんの訃報・・・
肝付さんの笑顔と26年前の事が甦ってきた。
1年という短い期間でしたが、僕にとっては最高の勉強をさせて頂いた1年でした。
少年だった頃から現在まで、ほんとうにありがとうございました!
そして・・・静岡での撮影を終え、自宅で池谷さんの訃報を知りました。
池谷仙克さん
映画美術監督であり
円谷プロを始めとする特撮作品の美術、怪獣デザイナーを担当され
僕たちの記憶に残る素晴らしいセットや怪獣・宇宙人を生み出された方です。
昨年の今頃
初めて池谷さんにお逢いしました。
僕も参加させて頂いた映画の美術監督が池谷さんで
その撮影現場でお声を掛けさせて頂きました。
池谷さんが同じ作品に参加されている事を知らなかった僕は興奮で震えが止まらず・・・
挙動不審になっていました・・・
一緒にいた仲間も僕の不自然な様子に心配していました・・・
それくらい・・・嬉しかったのです。
なぜなら・・・
撮影に参加する前日に池谷さんのインタビュー記事を偶然読んでいて
改めて凄い方だな~っと興味深く読んでいたので・・・
本当にビックリしました。
子供の頃
僕の胸を躍らせたウルトラシリーズ、数々の名シーン
そこに登場する怪獣や宇宙人、リアルなセットにカッコイイマーク・・・
それらを生み出してきた、僕にとってはウルトラスゴイ方・・・
緊張してほとんどお話しはできませんでしたが
僕が「ウルトラシリーズが大好きなんですっ」っというと・・・
「あっ、そうですかっ」っとおっしゃって快く一緒にお写真を撮って頂きました。
撮影現場では美術監督として勢力的にお仕事されていて
とてもお元気そうにみえました。
そんな池谷さんの訃報を聞いて・・・
信じられない気持ちと感謝のきもちで一杯になりました。
お逢いできて本当に光栄でした。
池谷さんが創り出したものは永遠に
夢や憧れとして僕たち特撮ファン・子供たちの心に残っていくに違いありません。
僕の忘れらない大切なとき・・・
肝付さん
池谷さん
ゆっくりおやすみください。
ご冥福をお祈りいたします。
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