cocoti book Christmas このスキンを適用する
2012-01-19 12:00:00

わたしだけのいわしたさん。またはオーマイいわしたさん。

テーマ:最終回日和



みちゆくひとから、
とつぜん、声をかけられる。
岩下さん、と。
わたしは、ハッとして、
たちどまる。いわしたさん。
だが、わたしは岩下さんでは、ない。
こえかけたひとは、わたしを
じっと、みつめている。
待っているのだ。
わたしは、
わたしがわたしなんかではなく、
岩下さんだったらよかったのに、
とおもいながら、
そのまましばらく
立ち尽くしている。
わたしは、いわしたさんに、なろうと
する。
それは
そんなにむずかしいことではないと、
わたしは、おもう。

わたしは、
そこに、たっている。
岩下さんになれたはずのものとして。
岩下さんになろうとしたものとして。
岩下さんではない、
だれにもなりえない、だれかとして。

コメント

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1 ■無題

主人公と脇役の顔を区別してください
同じ顔なので、どっちが
あなたさんなのかわかりません

2 ■もうひとつ。

岩下さんとも似てるけど、
岩下さんの友達とも似てるんですね

3 ■Re:無題

>七さん

ええとですね。
文章では、わたしってだれでもないんですよ、でもそういっただれかなんですよ、ってことが書いてあるとおもうのですが、
つまり、この世界のひとたちは、みんな、おんなじかたちで・ちがったふうなカオをもっているのです。
そして、それこそが、なんと今回の記事のメッセージだったのです(いまつくった)。

4 ■Re:もうひとつ。

>七さん

あ、たしかに笑。
俺を岩下さんってまちがえてる岩下さんの友達に
むしろおまえが俺に似ているよ!
とつっこみたいところですね。
そうかなるほど。
そうですね。
わたしはなんでも似ているので
つまりわたしはだれでもないんだ、
いやわたしはおまえなんだ、
おまえだ!あなた!なんだ
というのが
今回の記事のメッセージだったのです(いまつくった)。

5 ■岩下さん

たとえ私が本当に岩下さんであったも
自分が相手を思い出せない場合は
「違いますけど」
と言ってしまった経験があります。
本屋の中心で声をかけてくれた
あの時の彼がかわいそうでならない・・・・
結局誰だったんでしょうね

6 ■Re:岩下さん

>mo daさん

たぶんひとはずっとだれかを
さがしてますよね。あるときから。
それはもうたびですよね。
なんどもなんどもこえをかけまちがえていく。
いいえちがいますの嵐にまきこまれる。
そのなかでじぶんさえもみうしなっていく。
でもあるときふいにおもいがけなくもきづく。
わたしがさがしていたそのひとのかおをしていたのは、だれよりもほかならぬじぶんじしんだったんだと。
このわたしこそがさがされていたんだと。
たずねびとは、いいえちがいますのそのいっしゅんいっしゅんのなかにはじめからいたんだと。

わたしはむかしいちにちだけ佐々木でいたことがありますが
後悔はしていません。

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