いつだって最終回

あなたは忘れなさい。
代わりにわたしが忘れないでいてあげるから

NEW !
テーマ:


『100万回生きたねこ』で大事だと思うのは100万回生きても意味がなかった事に〈意味があった〉事だ。100万回生きてもわからない事がある事に虎猫は気がついた。だからこれは彼の去勢の物語だ。猫は愛するひとの喪失を通して初めてこの世界の〈不可能〉を知った。初めて生を生き始めたのだ
1/15 12:13

人は認識を通して何かを得るのではなくて、人は、喪失を通して認識するというのが『100万回生きたねこ』には描かれているように思う。100万回何かを重ねる事よりも、1失うことで、何かを〈わかってしまう〉絶対経験。そこには、1は1でしかありえず、数字でさえないという認識があるように思う
1/15 12:22

この1の認識は、『星の王子さま』もそうで、『星の王子さま』は、王子さまにとっての薔薇が、パイロットにとっての王子さまが、読者にとっての〈星の王子さま〉が、1になってゆくプロセスを描いた物語だと思う。一緒に生きようとするときに思いがけなく相手が1になってしまう生の瞬間がある。
1/15 12:28

初めてすっぽん雑炊を食べたのだがあまりの美味しさに今までの人生で食べなかったことを後悔し暗くなっていった。美味しいものを食べると睡魔に襲われるくせがあって人がいる手前雑炊を食べながら寝落ちするわけにはいかないので必死に膝をつまみながらかつ暗くなりながらかくんかくん雑炊を食べ続けた
1/15 14:17

うまい棒のたこ焼き味が好きで鞄に十本くらい入れているが、何かのはずみで全部落としてしまい、うまい棒のたこ焼き味を落としたひといませんか、と声をあげたひとがいた。名乗り出るのも恥ずかしく黙っていると、だんだん私に近づいてくる。私の所に立ち止まる。私に向かって言っているのがわかった。
1/15 16:05

時々眼鏡がなくてずーっと家のあちこちを眼鏡を求めて徘徊している事がある。よく見つかる眼鏡ポイントを幾つか経由してみるのだがそれでない場合は本格的な喪失ということで知人に訊いてみたりする。たいていは、どうして私がそれを知ってるんですか、と哲学的な問いを返される。メガネパレードは続く
1/15 19:39

バスに乗る時に、ふたりぶんで、と言ってPASMOをかざすのがかっこよくて、ちょっとやってみてもらえませんかと乗る前に言ったら、どうして私がそんなことをしなければならないんですか、と英語例文のような返事をされてしまう。しかも時そばみたいな手口で、と落語の知識もまぜてくる。かっこいい
1/15 19:46

遅刻してしまって、もう九時ですよ、と言うので、五、六、七、今何時ですかね、と言うと、いや九時ですけど、というので、なんか時そばのやり方でごまかそうとして失敗しているひとみたいになったので、時そばじゃないですよ、と言ったが、ずいぶんと真顔だったので、かっこいいなこのひと、と思った
1/15 19:50

このひとはつよいひとだなあと思って、つよいひとですねと言ったが、かしこさもあるなあと思い、かしこさもあるんですねと伝える。しかも、かっこいいなあと思い、かっこいいひとなんですねと言う。つよいし、かしこいし、かっこいい。この三つで完璧じゃないかと思う。伊能忠敬みたいですね、と伝える
1/15 20:00

だから後にあなたについて証言することになったら、強い方の伊能忠敬みたいなひとだったと言いますよ、とそのひとに伝える。そうしたら、まあそうでしょう、と未来からきたひとのように落ち着いた発言をしたので、おどろいてしまう。つよいし、かしこいし、かっこいいし、未来の伊能忠敬なんだなと思う
1/15 20:04

こないだよろよろしていたら、御前田さんはこれからいいことあるひとですよ、わかります、と言うので、びっくりして、いや人生でそのつどそのつどそれを言いにやってくる人がいるんです、と言う。いいことはないんだけど、それを言いにくるひとが数年ごとに現れるんです、と。そう、ってその人がいう。
1/15 20:11

私はその人に中島らもの「その日の天使」の話をする。いろんな人の姿をとってやってくる天使。その日の天使に人は助けられて生きていく話。それはある時はミスドにいるかもしれないし、私を本屋の店員と間違えて、ゴーゴリの『鼻』どこ?ときいてきた人かもしれないこと、を。ふーん、ってその人が返事
1/15 20:15

なんで本屋の店員と間違えられたんですかねと言うので、商品が乱れてると整理してしまうくせがあるんですよ、だからいろんな店員に間違えられますと言う。そういうことはしないほうがいいですねと言うので、冗談ですよと言うと、よくない冗談ですねと言う。こんなふうにしてるともう春なのか、と思う。
1/15 20:24

AD
コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:


Amazonプライムナウを使ってみたが注文すると配送センターから家に近づいてきている様子を地図上で確認することができる。怪談のようにだんだん家に近づいてきている様子がリアルタイムで確認できる。少し花に水をやったり思い出につかったりしている間に相手はもうそこまできている。きたよ、と
1/14 9:21

例えばこういうAmazonプライムナウみたいに配達の人が家にくるのをリアルタイムで地図上でわかる時に、すごくいい所まで来たのに引き返していくみたいなことも起こらないだろうか。あともう少しだったんだけどお腹が痛くなって帰っていってしまう。帰っていってしまう様子もリアルタイムでわかる
1/14 9:38

AD
コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:


野生爆弾・川島さんは特殊な絵描き歌を披露しているが、絵の不思議さについてよく考えていて描かれてしまうと説得されちゃうから絵っていうのはいい意味でひとつの暴力なんだと思う。でも、そういう暴力に対して、私たちは割とがつんとなぐられるのがすきのではないか。カフカの頭をかち割る斧のような
1/13 1:02

絵はいったん描かれてしまうと、有無を言わせず、説得させられてしまう。絵のちからとは、言葉が介入することなく、相手を理屈も理由もなく納得させてしまうことだ。それがどんなにシュールで不条理でありえない風景でも、いったん描かれると、受け入れるしかなくなる。少しそれは定型にも似ている
1/13 1:05

河野裕子【短歌】@ 私には自室など無く家中の部屋をすうすうと出入りするなり
1/13 2:02

太宰治(二十世紀旗手)@ 気まずさも、一時の気まずさも、生きて行くために、どうしても必要なことなのだから。
1/13 2:03

「灯台の8秒毎にくる痛み/八上桐子」。どれくらいの感覚で人はまぶたを閉じるのか考えていた。8秒くらいではないか。八上さんの句のひとつの特徴として、感覚が痛覚になるその瞬間を描くものがある。感覚が痛覚になった時、私は私の身体から追放され見放される。痛みにであうとはそういうことだから
1/13 2:08

青田煙眉【川柳】@ 棒の孤独はーーー影が冬です
1/13 7:17

鶴見俊輔(定義集)@ あらゆるものが、思い出をのこして、消え、そのあとは内面の力となってそこにある。
1/13 7:19

帰り道にパンケーキ工場があってどうしてもそこで一回パンケーキに頭がジャックされてしまい帰りにパンケーキ的な何かを買って帰ってしまうようになった。地理的にどうしようもないのだが、凄まじいパンケーキの香りである以上防ぎようもなく、日々パンケーキの猛攻にさらされ、パンケーキ的瀕死である
1/13 11:52

湯島聖堂で思いっきり転倒した事があって、けつまずくかたちの転倒だったため、空を飛び立たんとするように両手を前につきだしながらちょっとだけ浮いた、浮きながら一緒にいた人をちらっとみたら、いったいあなたはどこへゆくんです、という顔をしていた。どこって。落ちるんだよ。もう。と私は思った
1/13 17:22

高瀬霜石【川柳】@ 竹トンボ前人未到などはない
1/13 17:24

酒井若菜@ 私は、幸福を患(わずら)う。
1/13 17:25

AD
コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。