デジタルサイネージ、スーパー店頭での展開 | ラテン系企画マンの知恵袋

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(なお、本ブログは個人の責任で書いており、所属企業とは無関係です)

前回、モバイルを使った店頭販促に関するエントリー

をしましたが、デジタルサイネージもひとつの大きな潮流

になると思います


先日、リレーションさんという、ソニーのサイネージ端末の

スーパー店頭での展開を担う代理店から話を伺い

大きな可能性を感じた


3年前から実験的な取り組みを行い、

様々な失敗を積み重ねた結果、

効果的なツールに育ったという話が興味深い


最初は、売り場ごとに異なるサイネージ端末を設置し、

各売り場に最適なコンテンツを配信したところ、

うまくいかなかったそうだ


お客さんの店頭での実際の購買行動を観察してみると、

誰もじっと立ち止まってサイネージなんか見ていない


そこで、どうしたか


「ジャック方式」に変更して、店内のすべての端末で

同じコンテンツを一斉配信するスタイルとした

5~15秒の短いコンテンツを5分ワンセットのサイクルで

セットし、繰り返し、繰り返し流す

TV広告の15秒スポットに近い感覚だ


内容もじっと見なければ理解できないような説明型の

ものはダメで、ワンメッセージを連呼するシンプルなもの

ほど効果が高い


そうすることで、「ながら視聴」がおき、潜在意識で知覚され、

その商品が大量陳列してある売り場に来ると購買行動に

繋がるという仕組みだ


面白いのが、以前、ご紹介した㈱メディアコンテンツファクトリーの

病院の待合室を中心に展開するデジタルサイネージと

運用ノウハウが全くことなることだ


「キャプティブ」な場所である病院の待合室では、

サイネージをじっと見させることが可能


だからこそ、「内容理解がしやすい」「興味が持てる」

「見ていて面白い」「広告内容が病院という場に即している」等

の要素が重要となる


スーパー店頭でのデジタルサイネージ展開は、

現在、「メディア代理店」「デバイスメーカー」「メディアオーナー」

の誰が主導権を握るかせめぎ合いをしている段階


もし、「メディアオーナー」である流通バイヤーが完全に主導権を

握るようだと、折り込みチラシのような単なる「一販促メニュー」

になりさがってしまう


ここは、リレーションさんのような、メディア代理店に頑張って

欲しいところです


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