ゆるゆる日記

ゆるゆる日記


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  女はかわいそうだね
  腹を痛め、出口を切り裂いて子を産み
  ひとときも目を離さず、育て続けなくてはならなくて
  べつに、なくてはならない、わけではないけれど


  男はかわいそうだね
  身体のどこかがボロボロに壊れるまで
  首に縄をつけられ、働き続けなくてはならなくて
  べつに、なくてはならない、わけではないけれど


  子供はかわいそうだね
  世界を取り込み、世界につながりを求め
  成長を続けなければならなくて
  なくてはならない、という自覚が芽生えるのは
  ずっとあとのことだけど


  まるでピラミッドのような形をした小宇宙
  それでも家族は幸せそう
  欠落した椅子の足をおぎなうみたいに
  たがいの肩にさりげなくアゴを乗せて支えあい
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その種のストレスは、はたして我慢するべきものなのか、我慢していれば不平等感さえ克服して平気になるものなのか、はたまた闘えば気づいてくれるのか、どうするべきなのか、

....などということを考えるのにもとうに疲れ果てた21時PM。僕は静岡県伊豆半島の伊東という街にいた。

駅までの道を独りでひたひたと歩き、キネマ通りという人通りの消えたアーケードを戻って帰ってくる途中、

デジャヴを見た。

アーケードの真中へんでベンチに座ってタバコを吸っていたら、ひとりの茶髪の男が近づいてきて、隣に座ったのだ。

僕はいつかどこかでその光景を体験したことがある。場所まで同じだ。伊東の街である。

「あ、デジャヴだ!」

実をいうとその日、デジャヴは初めてではなかった。なんとなく頭をかすめる程度の風景のフラッシュバックは昼間にも何度かあったのだ。


でも、ひとりきり、伊東なんていう滅多にこない街を不思議な精神状態でぶらついていたものだから、夜がふけるにつれ、伊東の街を散策するにつれ、さらにホテルの露天風呂に長居するにつれ、デジャヴはさらに頻発してくる。

もう、10分に一度くらいの割合で、現実世界にデジャヴがスッと割り込んでくる。こんな頻度のデジャヴはひさしく経験した覚えがない。

しかもそのデジャヴは、「見たことのある光景」とかいう絵葉書のようなクッキリ感ではなく、まるで、匂いによって呼び覚まされる過去の記憶のようなカンジで、サブリミナルのようでもあり、しかもストーリ性まで帯びている。


サウナと露天風呂でデジャヴの嵐に襲われて、「なんなんだコリャ?」と思いつつ、マッサージチェアにぶるぶると揺られながら考えていた。

もちろん、デジャヴを「予知的感覚としてのデジャヴ」の一言で片付けるのは簡単である。

あるいは、僕が昔、日本各地を旅していた時の記憶の片鱗なのではないか、と考えることも可能である。

でも僕の場合、デジャヴは、やはりそれらとは違う。


そしてマッサージチェアが規定の時間を過ぎて、ピタリとその動きを止めた瞬間、

はたと思いついた。

もしかしてデジャヴとは、「もう憶えていない夢」との“重なりあわせ(シンクロ)”なのではないか?


我々は寝ているあいだに、夢を見る。でも、おおかたの場合、目が覚めると、夢を忘れてしまう。

でも「夢」であろうと、忘れられた記憶は、「思い出せない」だけであって、かならず脳のどこかにしまわれているはずだ。

たとえばそれは、夜の伊東という街を舞台にした、かなり現実的なストーリーを持った夢。

その夢に極めて近い、雰囲気やら匂いやら色やら景色やらを、現実の伊東の街で目にした時、

我々は「あ、デジャヴだ」とは思わないだろうか。

それが正体だったりは、しないだろうか、

などと、考えたりする、伊東シティの23時PM。(ホテルのPCより)



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つまり「おびただしいもの」を見つめてしまうと
人は哀しい気持ちになってしまうのだろう
とても無力な気持ち
やりきれなさという

意識するなと言われると意識してしまう
でも、もうこのへんにしておこうか



ところでつい最近
iPodが壊れて鉄のカタマリになった
仕事用のMacが壊れて働き者ではなくなった
ドライヤーが壊れて
風を出さずに、ただ臭い熱を発するものになった
iBookも壊れて
おびただしい量の息子の画像データが失われてしまった

そして一昨日
伯父が死んだ
半年前までゴルフをしていた伯父

今日、通夜に行くために白いワイシャツを探す
「伯父」という人間のたくわえた
おびただしいデータが一瞬で肉体から消滅する
そして音もたてず、誰の目にも触れられず
世界に向けて放散されてミクロになってゆく

その一片が僕の胸を貫通して穴があく
風が吹きぬけている
Dm7のような音をたてる僕の胸の穴

でも蘇生した細胞はいつか
その穴をふさいでしまうだろう
そうして僕は生きてきたし
これからもそうして僕は生きてゆく
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久しぶりに本屋で探しもの。
僕はめったに本屋に立ち入らない。

いやみな意味で書きたいわけじゃないけれど、特に青山ブックセンターのような場所に行くと、いつも哀しい気持ちになってしまうのは僕だけじゃないはず。(特に出版関係者)
だって、そこはまるで捨て猫と捨て犬の保管センターみたいなんだもの。
あんなにも個性豊かでかわいらしい本たちが、ほんの数種類の純潔種を除いて、あとはほとんど、その場でアタマを撫でられただけで、引き取り手もなく、数カ月後にはどこか知らない場所で殺されてゆくのだから。

本たちよ、その愛くるしい眼(装丁)で見つめないで。
という、胸のつぶれそうな気持ちでレジに向かう。
そんなにたくさんは無理なんだ。

ごめんね....。
どこかの命のストーリー。
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