千々木さんと柳田くん | 楽しく考える男子バレー

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男子バレーボールを中心に、思うこと考えることを楽しく書いていきたいです。

注目の若手選手というだけではなく、2人には共通点があるのです。
何だかわかりますか?


バレーボールワールドVol.6の八子千々木対談、1つ見逃せないフレーズがありました。
今193センチの千々木さんが「中学卒業する頃185センチくらいで、バレー選手としてはそんなに高くなかった」という部分です。
月刊バレー7月号のPICK UP PLAYER が柳田くんだったのですが、同じようなフレーズがありました。
「JOC杯の登録では177㎝だった」とありますが、今は185センチです。


千々木さんを初めて見たのは、高校の東西対抗だったと思います。
そのときは、いいスパイクを打つ選手という印象でしたが、大学リーグで見ていると、大きいのに守備がいいところが目につきます。
柳田くんを初めて見たのは、去年のインターハイ予選です。
スパイクが上手いと思いました。1年生だとは気づかないくらい。


千々木さんの守備力って185センチの選手のそれだし、柳田くんのスパイクテクニックって177センチの選手のそれなのだと思います。
185センチくらいだと守備のいい選手が多いし、177センチで技術がなければスパイクは決まりません。
つまり、元々大きくなかったけれど、後から大きくなったという選手が、大きい割りに上手いんですよね。
他にもいたと思いますが、誰だったかなあ?


千々木さんはともかく、「バレー選手としてはそんなに高くない」185の柳田くんがなんでそんなに注目されるの?
と、全日本ファン・プレミアファンの方は思いますよね。
月刊バレー8月号の越川柳田対談にもあるように、高校2年の柳田くんは、まだ身長伸びるのではないかと思います。
とりあえず、高校・大学では185あればOKです。


柳田くんは、最高到達点325とか330とかになっているので数字の上では、そんなに高くないですよね。
高校生でも340くらいの選手もいますから。
でも、時間差とか高いと感じます。スパイク高いっていわれます。
最高到達点近くで打っているからかなあと思います。
長身選手って、最高到達点近くで打っていないことが多いような気がします。
特に高校生とか、キャリアのない選手とか。
小さい選手は、最高到達点近くで打たないと勝負できませんから、常にそこで打つ努力をしていると思います。
やっぱり、小さい選手の技術を持っているのでしょうね。


でも、柳田くんのスパイクの魅力は、高さでもパワーでもないと思います。
春高のテレビ放送で解説の前田健さんが、柳田くんは上体のバランスがいいから、イロイロなスパイクが打てるというような話をしていました。
他の選手にも見てほしいと。


雑誌でクローズアップされると、アイドル的なイメージになりがちですが、柳田くんはスパイクで魅せる選手です。
それに、柳田くんのプレーには「バレーが大好き」という気持ちが見えるんですよね。
バレーをやっている人にも、バレー好きな人にも、ぜひ見てもらいたい選手です。
奈良インターハイ、勝ち進んで、多くの人に見てもらえたらいいなあと思っています。


千々木さんは、ユニバ出場。
途中交代で活躍した試合もあったようです。
東西インカレに出るのかな?
私は見に行かれないので、秋季リーグで。