そのひとのことを知ったのは
ある日のフェイスブック。
熊本で震災が起こり
友人がしている支援活動について
紹介している記事だった。
何かしたい。
物を送るならどんなカタチなら役に立て
負担にならないのか
いろんな人が情報を出しているなか
彼の率直な言葉は
まっすぐ飛び込んできた。
そうこうするうち、状況は日一日と変わり
物を送って必ずしも必要なひとに届くのか
いろんな情報が飛び交うなか
そのひとは熊本に行くという。
絵本作家の彼は、自腹で２００冊の自著を買い
熊本の子どもたちとママたちに
読み聞かせのワークショップに行くという。
彼の存在は、知っていた。
共著させてもらったひすいこたろうさんと
ポッドキャストの番組をされているのも
聞いたことがあった。
絵本でアマゾン総合１位になった。
キャンペーンなどをしたわけじゃない。
ママが死んでおばけになってしまう
そんな本で大ブレイク。
３８歳の若さでこの道１８年。
著作は１７０作にのぼる。
ママがおばけになっちゃった! (講談社の創作絵本)/のぶみ
￥1,296
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絵本作家 のぶみさん。
毎朝フェイスブックを開くと彼の投稿を読む。
そして、著者仲間とかお客さまにも
絶対見たほうがいいよといいまくった。
がんばらなくてもいい。
努力することはダサい。
ひとと比べなくていい。
いいひとにならなくていい。
そんな発信が主流を占める今日この頃。
彼は努力も闘争心もいいひとであることも隠さない。
もうそれは清々しいくらいだ。
いいひとがつまらないのは中途半端だからだ。
突き抜けたハイパーいいひとになれば
世間は放っておかない。
絵本を読む子どもたちやママはもちろん
こどものいないおとなも、メディアのひとも彼に注目。
これからますます、すごいことになりそう。
そんな彼、のぶみさんに会いに行きました。
松葉杖で。笑。
わたしは４月２８日に
突発的にチャリティーイベントを行った。
都内だし、３０人という規模だけど
発信をしている人間が
その立場を使わないなんてありえない。
自分のやれることを素直にやろうって思った。
彼とひすいさんのポッドキャストも全て聞き
走り続けている彼らはすばらしいと思った。
出版という同じ世界にいること。
１０年この仕事を続けたこと。
今後の活動に勝手にチカラをもらい
直接、お礼を言いたいと思いました。
池袋の区民ホールで
３０００円という価格で
彼の新作を読み聞かせしてくれたり
今考えている企画をプレゼンしてくれる
のぶみ学というトークライブに行ってきました。
毎月開催してきたけどあと２回で終わるという。
おもちゃメーカーに提案する企画を
見せてくれました。
２児の父親であるのぶみさんは
現役パパならではの子ども目線
というより、ご本人が少年のように楽しんでいて
とっても楽しくプレゼンしてくれます。
日常の中で気づいた自己啓発的な気づきを
話してくれるときも
絵本作家らしく、イラストを描きながら。
１０ページ以上メモりました。
誰に聞いてもあんないいひとはいないと
言われるようなのぶみさんですが
教会の息子として育ち
ひとに尽くして、うちは貧しくて
いじめにあって寂しい思いをする。
小学生で２度自殺未遂。
暴走族になり１６０人をまとめる総長になる。
そんなところから絵本作家に？
何が彼を変えたのか
自叙伝を買って読んでみた。
暴走族 絵本作家になる （ ワニプラス ）/のぶみ
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好きになった女性が、絵本が好きだったから
１日で絵本を書き上げ 告白したら
賞をとったら付き合ってもいいよと言われ
公募ガイドを買って応募する。
初めて取った賞は、彼女との合作。
晴れて告白をオッケーされて付き合ったのが
今の奥さまだという。
ゲス極まればいいやつになる。
やんちゃをやりきった彼は
思い残すことなくいいひとをやってるんじゃないかな。
サインにはひとりひとりの似顔絵を描き
絵本のキャラクターまで書いてくれて
読者さんが身の上話をすると
話が終わるまで聞いてくれる。
会場を出て、夜の公園でさらに話を聞く。
その公園は、彼が暴走族だったとき
１６０人の族仲間を招集した場所だという。
ひとつひとつの描写が細かくてかわいいね。
彼は自分は世界一の絵本作家だと思うけど
それを自分は出しきれてないという。
というと、どれだけ自信過剰なんだと
思うひともいるだろうか。
彼は一冊の本を出すまでに
１０００人のひとに読み聞かせをするという。
「自信なんてない。
ないからひとに聞くんだよ。
ないからやれることを全部やるんだよ。
藤沢さん、自信なんてないですよね」
うん、自信ないから行動するんだ。
これをやらなかったからできなかったで終わりたくない。
自分でできることがあるのはしあわせなことだ。
愛し愛されて生きてる。
そんなひとでありたいと思いました。
本当に会いに行ってよかった。
のぶみさん、ほんとうにありがとうございました❤️
あたまのうえのかみさま/のぶみ
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６月２０日発売のあなたのうえのかみさま。
この本は、心の声を聞くとか潜在意識のお話です。
そんな世界に興味があるおとなも楽しめる本です。
サンマーク出版の鈴木七沖さんと
のぶみさんのまわりのひとは
やさしいオーラが漂ってるね。
「神さまのお手伝いができますように。
やり残したことがあったら代わりにやります」
by のぶみ