面白い記事見つけました。


得するのは大手企業の経営者だけ

http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1527.html



経済ジャーナリストの荻原博子氏が言う。
「法人税の税率は、大手企業の場合、20年前の40%から30%に引き下げられました。その間に法人税の税収は合計で180兆円も減っています。競争力がアップするのなら全体が底上げされて、税収は税率が下がっても増えそうなものですが、そうなっていません。しかも、スイスのIMD(国際経営開発研究所)が発表している世界競争力年間を見ると、2010年の日本の順位は20年前の1位から27位にまで後退しています。中国や韓国、タイにまで抜かれ、チェコ、アイスランドという具合。法人税を下げれば競争力が増すというのは、幻想でしょう」

法人税減税を口にする連中は、「税率が高いとみんな海外に移転してしまう」と言っている。これもナンセンスだ。
「世界中で日本ほど治安やインフラに恵まれている国はありません。中国国内の工場での騒動を見れば、本社の移転はリスクが大きい。政治家や要人とコネクションを築くのも一苦労です。ベトナムで財界運動をしようと思っても、一朝一夕でインナーサークルに入れるわけではありません。企業の海外流出が増えるとは思いません」(荻原博子氏=前出)



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