コクーンって知ってますか? チャンネルサーバという代物です。
指定したキーワードに該当するTV番組を自動的に録画してくれる賢いやつです。
CSV-E77という型番の2年ほど前に購入してものです。
とっても便利で使い始めてからは、もうなしの生活は考えられなかったのですが、先週なにやら調子が悪くなってきました。再生中に突然止まって再起動。修復中になって一応復旧しますが、また同じことになります。
どうやらHDDがいかれてきているようです。
サイトを見てみると、メーカー修理は5万近くかかるみたいです。
10万以上出して買った製品ですが、5万の修理代はかなり痛い。
今時7万少々出せば最新のそこそこの機種が買えてしまいます。
サイトを探して見たところいくつかHDDの自力交換事例が載っていましたので、試してみました。
その履歴を記録しておきます。
ほとんどの人は全く興味ない内容でごめんなさい。
1.ケースを開けてHDDを取り出す。
この作業は特に難しくありませんでした。
中身はパソコンと同じで、IDE接続された160GのHDDがありました。
中はとってもシンプルです。
2.HDDをパソコンにつなぐ。
これも難しくありません。自分のpCは自作PCなので、接続する場所も余っていましたので、何の苦もなく接続完了。
3.データを抜き出す。
ここからが一番の問題でした。未知の領域です。
方法はいろいろあるようですが、まず試したのは、Acronis True Imageというソフトを使って、コピーするという方法。
成功すれば一番簡単な方法なのですが、やってみたところ途中で固まりました。
何度か試してみましたが、挫折。
次に試したのは、Linuxから、バックアップをとる方法。Linuxについての知識がほとんどなかったので、はじめ使い方を覚えるまでにすっごく時間がかかりました。
使ったのは、CDから起動できるknoppixというもの。タダだしとっても便利です。
ddコマンドというので、パーティション単位でバックアップが取れるようです。
バックアップ先のHDDをマウントしておいて、
dd if=/dev/hdf5 of=./hdf5 conv=noerror,sync
このサイトを参考にしました。→
CoCoon CSV-E77のハードディスク換装メモこの通りやってみたのですが、ddコマンド実行中にやたらとエラーが発生しました。
どうやらHDDがボロボロになっているみたいです。
しばらくいろんなやり方で、実行~再起動を繰り返していましたが、どうも復活は不可能な気がしてきました。
すでに250GのHDDも買ってきてしまっていのであきらめるのは避けたいところ。
知り合いに同じ方の製品を持っている人がいまして、その人がしばらく貸してくれることになりました。
下手に触ってそっちも壊してしまうのが最悪なパターンとして脳裏をよぎりましたが、勉強だと思って、そちらも分解し、PCに接続。
今度はDDコマンドで、パーティション単位ではなく、HDD全体を丸ごとコピーする方法を試してみました。
dd if=/dev/hde of=/dev/hdf conv=noerror,sync
時間は結構かかりましたが、何とか完了。
でも、借りた方のHDDにもすでにいくつかエラーがありました。危ない。。。
試しに、コクーンへHDDを戻してみて起動。 → 起動しました!!
これで一応完了なのですが、今回買ったのは250GのHDDです。
せっかくなので容量アップをしたいと思い、勢いでやってしまいました。
前述のように丸ごとコピーしただけでは、前のHDDと同じ容量しか使うことができません。
録画データの入るパーティションの容量を増やす必要があります。
ここで使ったのは、Acronis Partision Expertという製品。
これは、中身を消さずにパーティションの操作ができてしまうという製品。
このソフトを起動(CDブート)して、現在、末尾に余っている90GB位の空き容量が、録画データ格納パーティションのすぐ後ろに来るように、他のパーティションを移動させます。
この操作は、画面でイメージを見ながらわかりやすく操作できました。
移動して確定した後、今度はLinuxを起動し、fdiskコマンドというパーティションを作ったり消したりできるコマンドを使います。
録画データ格納パーティション(/dev/hdf1)を削除します。
そのあとで、後ろにつけた空き容量も併せて最大容量でパーティションを作成します。
できたら、mkfs.xfs -f /dev/hdf1 コマンドを実行して、パーティションの初期化をします。
注意:ここで書いている/dev/hdf1は、自分の環境での値です。HDDのつなぐ位置によって変化しますのでくれぐれも注意してください。間違えると大事なデータが一瞬で消えます。以上で作業は終了です。
コクーンに戻して電源ONしてみたところ、あっさり起動しました。
録画可能容量も以前と比べて30時間ほど余分に録れるようになっています。
大成功です。
とはいえここまでやるのに1週間かかっています。。。
何度挫折しそうになったか。
HDD代金15000円ほどかかりましたが、修理することを考えれば安いもんだし、容量も増えたのでかなり満足です。
なにより、今回の作業でLinuxについての知識を得ることができました。
こんなことは仕事をしていてもなかなかできることではありません。
結果として分かったのは、この作業は
壊れてからでは遅いと言うことです。
多少であればエラースキップして何とか復旧できますが、エラー箇所が増えてくるともう素人では手に負えません。
今回は正常な製品を持っている知り合いがいたのでラッキーでした。
コクーンを使っている皆さん。バックアップとるなら正常なうちに!!
(なかなか勇気がいりますが。)