En el camino hasta los espectáculos

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ぽつぽつと書いていきます



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フェスティバル4日目のビジャマルタ劇場は、パトリシア・ゲレーロの公演でした。

 

パトリシアは、若い女性の踊り手ならではの可憐さと、どきっとするような色気があって、私の好きな踊り手です。

身体能力もものすごく高くて、身体も良く動きます。

私は、どのエスティーロだとか、身体が動く動かない、男性、女性、年齢など関係なしに、舞台の上で、ものすごい集中力を発揮する踊り手が好きです。

そういう観点で、初日のラファエル・エステベスには強く惹かれました。

群舞で踊ってる時、彼だけ、ものすごい集中力を発揮してるのが見て取れ、他の人との差をすごく感じました。

その集中力に惹きこまれる。

気が散っている人の踊りは見たら分かる。

「上手く踊らなきゃ」とか、「失敗したら笑われる」とか考えながら踊ってるんだろうなってのは分かります。

逆に、一杯いっぱいになってしまって、もう別の世界に逝っちゃってるのも一目瞭然。

それは集中してるのとは、ちと違う。

どのジャンルのダンスだろうと、オペラだったり、芝居だったり、何であれ、舞台に上がる人に必要なのはテクニックだけじゃなく集中力だと思う。

かく言う私だって、余計なことに気を取られず、踊りに集中し、神経を研ぎ澄ませるってのは難しい。

だから、そこを養いたいし、舞台の上の人の集中する姿を見て、その姿勢から学びたいと思ってます。

パトリシアの踊りには、やっぱり、他の人よりも集中力を感じる。

パトリシアだけじゃなく、冠公演をする人たちには、並外れた集中力がある。

 

それにしても、へレス・フェスティバル・・・・どんな公演内容なのかを把握しないで日程を組んでいるのでしょうか????

前日のモネタは、聖女テレサをモチーフとした作品だったので、当然ながらキリスト教とか教会の雰囲気が作品内にありました。

なんと、この日のパトリシアの作品も教会関係。。。。

その上、同じように静かな中で延々とサパテアードで始まる・・・。

テーマも、作品の作りも被り過ぎでしょって思っちゃいました。

スペインは敬虔なカトリックの国なので、キリスト教絡みの作品が多いのは仕方ないとしても、同じような年頃の女の人の似たような作品を、二日続けてぶつけてこなくったって、前期と後期に分けるとかできたでしょうに。。

 

衣装は、3着重ね着していたようで、舞台の上で一枚一枚脱いでいきます。

女性の解放、自由への渇望についてがモチーフだそうで、服を脱いでいくのは、抑圧されている女性の解放をイメージしているようです。

それは良く伝わりました。

パトリシアが、重い衣装を脱ぎ、ドンドン身軽になって行く様は、正に女性の解放でした。

そして、彼女は情感というものを踊りで表すのが上手い!

 

ただ、彼女がフラメンコを踊った印象がない。

群舞でちょこっとシギリージャを踊ったり、タンゴを踊ってたのは、なーーーんとなく記憶にあるのですが、あまり印象に残っていません。

代りに、男性2人が歌う賛美歌?聖歌?に合わせて踊ってた印象は残っています。

モネタの作品よりはしっかりした作りになっていたし、楽しめたのですが、最後の最後までフラメンコを踊った印象が残らなかったので、消化不良。

だったら、最後にガツンとソレアを踊ったモネタの方が印象に残る。

 

それと、パトリシアは、男性を踊りの上でアクセサリーとして使うのが上手い踊り手だと思う。

それは彼女の強みだ。

兎に角、この人には色気がある。

だから、男性と踊るのを見たかった。

けど今回は、女性とのパレハや群舞はあったけど、男性は出てこなかった。

「いやいや、彼女の強みからしたら、女同士のパレハじゃないだろ」って突っ込みを入れたくなりました。

前日のモネタにしても、この日のパトリシアにしても、すごくすごい踊り手なのですが、その人たちの強みを発揮できる作品を創るというのは、かくも難しいものなのかと思いました。

 

いい作品なんだけど、スカッとしない、パトリシアのファンとしては、ちょっと消化不良な公演でした。

 

Patricia Guerrero XXI Festival de Jerez from Festival de Jerez Televisión on Vimeo.

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へレス・フェスティバルの3日目は、日本でも人気の高いラ・モネタでした。

 

モネタは、フラメンコを踊らせたらものすごくすごい踊り手です。

身体も良く動くし、フラメンコの醍醐味である野性的な動きも決まります。

けど、テアトロ作品ってのは、タブラオのように一曲丸々フラメンコを踊らないことが多々あります。

フラメンコのテクニカを使い、何かを表現する。

音楽がフラメンコじゃないこともあるし、無伴奏でサパテアードの音だけが響き渡ることもあるし、パントマイムのようなこともある。

だから、モネタにとっては、テアトロはアウェイなんじゃないかと思ったりもするけど、彼女は負けずと作品を創り続けている。

けど、タブラオでのモネタを超えるテアトロ作品に中々巡り合えません。

それでも挑み続けるのは、タブラオで終わるのが嫌なんだろうな~。

 

公演の最初の方だったので記憶は薄れておりますが、無伴奏でサパテアードの音がカタコトカタコトってので始まりました。

そして、それが長かった気がします。

日本で、年に2本見れたら有難いって位のスペイン人の公演で、これを見たとしたら、

「おおお!さすがモネタ!足音綺麗!すごい!」

って思ったかもしれません。

けど、へレスのフラメンコ・フェスティバルは、2週間、連日連夜、あちらこちらで公演を上演している為、優れた踊り手が次から次に出てきます。

運悪く、前日のビジャマルタ公演はカナーレスとグリロが踊った後だったので、あまりサパテアードに持ち味を持ってこれませんでした。

でもいいのです。

カナーレスとグリロは男性、モネタは女性。

女性には、男性のサパテアードに匹敵する別の魅力がある。

 

それと、何やら台詞を喋っていました。

というのも、この公演のテーマは、『聖女テレサ』だったそうで、テレサの詩を朗読していたみたいです。

聖女テレサというのは、スペイン人なら誰でも知ってるような偉人だそうですが、日本人の私には馴染みがありませんでした。

日本人なら、信長・秀吉・家康は、名前を聞いただけでもイメージが湧いてきます。

けど、外国人だと????です。

そんな感じです。

詩の朗読とか、台詞を話すとか、独白みたいのがスペインで流行りなのでしょうか。

この後、女性舞踊主の公演がいくつかありましたが、何人かがやってました。

舞台上の台詞、それも詩を聞き取れる程のスペイン語力がないので、何を言わんとするのかは分かりませんでしたが、分からないから故でしょうか、表現力の差は見て取れました。

話してる内容が分からないのに、何かを伝えようとしているのがこちらに伝わってくる人、そうでなくて、ただ喋ってるだけの人。

その差は出ました。

それは情感の差じゃなかろうか。

 

フラメンコは、誰かを演じることなく、その人自身を踊ります。

生身の自分をさらけ出し、表現とします。

けれども、こういうオブラ作品では、別の人になってキャラクターを演じることがあります。

そのキャラクターの想いや情感を自分の中に探し出し、それを表に出していきます。

 

モネタはまだ若いし、これからの人なので先の可能性まで否定できないですが、この公演を観た限りでは、彼女はキャラクターになって演じるよりも、彼女自身で踊ってる方が似合ってるような気がしました。

キャラクターになることによって、自分を解放できる人もいれば、キャラクターの縛りがあることで、自分を解放できなくなる人もいる。

モネタは後者な気がしました。

 

前述の通り、男性には男性の、女性には女性の持ち味があると思っています。

フラメンコの場合、男性はやっぱりサパテアード。するどい動き。勇ましさ。

それらは男性の方に軍配があがります。

じゃあ、女性は?って考えた時、私は情感じゃないかと思っています。

男の人でグチグチしてる人のことを、『女の腐ったの』って言います。

それ位、女の人はグチグチしているっていう表れでしょう。

私はそれを否定しません。

女の人の方が、グチグチしてると思います。

けれども、グチグチする程の感情は、感情の豊かさの表れでもあります。

深みにもなります。

舞台のいいところは、負の感情も芸術として昇華し、人前に出せるところです。

女性は、己の中にグチグチしたものがあるからこそ、その部分を舞台で昇華することによって情感豊かな踊りと変えている。

女ほどにはグチグチしていない男には、そこまでの情感は表せない。

もちろん、個人差はあります。

女性でもカラっとしてる人もいるし、男性でもグチグチしてる人もいます。

モネタはあまりグチグチした感じが踊りに出ません。

「この人、いい人なんだろうなぁ」って思ったりします。そんな踊りしてます。

男性のような激しい踊りは合っているのですが、女性ならではの、しっとりと、けど粘り付くような情感は、やや薄い気がします。

ちょっとあっけらかんとして見えます。

そこが物足りなく感じます。

この人が本当にグチグチしていないのか、もしくは、自分の中のグチグチした部分を否定し、見ないようにしているから表に出せないのか。

でも、生物学的にでも女である以上、普通の男性以上にはグチグチしていると思うのですが・・・。

ましてや、彼女、子供を産んだみたいだし。

多分、彼女がテアトロでこういう作品を創り続けるのは、男性のようなサパテアードで踊るフラメンコではなく、情感豊かな女性らしいフラメンコに対する憧れが彼女の中にあるから。

まだまだ、若いので、これからの踊り手です。

肌にまとわりつくようなモネタの情感をいつか見てみたいです。

 

さて、この公演のラストにソレアを踊ったのですが、これはすごく良かった。

聖女テレサではなく、モネタになってた。

スカッとしました。

オブラ作品は、1時間半~2時間の間、延々とフラメンコが出てこないことがあって、フラメンコファンをじらします。

だから、最後までフラメンコが出てこないで終わると消化不良を起こした気になります。

モネタのは、最後の最後で、ガッツリとフラメンコであるソレアを踊ってくれたので良かった。

「ああ、やっぱ、モネタ、いいじゃん!」って思わせてくれた。

けど、動画には載ってない。

何故じゃ????

 

ラストには、衣装の胸のところを両手で引きちぎって、「がおーーー」って感じのことをやってた。

聖女テレサじゃなくてドミンゴじゃんか(笑)。

天晴!!!

 

 

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へレス・フェスティバル2日目のビジャマルタ公演は、ホアキン・グリロとアントニオ・カナーレスでした。

2人とも偉大なるバイラオールです。

「一度に2人楽しめるからお得♡」

って考えもあるでしょうが、私としては、

「何で、無駄にすごい2人を使うんだ?」

と思ってしまいました。

ホアキン・グリロはホアキン・グリロの公演、アントニオ・カナーレスはアントニオ・カナーレスの公演を観たかった。

2人の共演で、良いところを引き出そうとしたのかもしれないのですが、大雑把に言ったら、『コンパス系』ってことで同じタイプの2人。。。

良さが引き立つのは、違ったタイプの者同士なんじゃなかろうか・・・。

例えば、ホアキン・グリロなら、相手役にはイサベル・バジョンとかが似合うんじゃないかしら。

カナーレスも、滅茶苦茶身体の動くバイラリンと共演して、

「あそこまで身体が使える人ですら、カナーレスを前にすると、あのコンパス感、あの表現力には太刀打ちできないんだなぁ」

と思わせるからこそ、カナーレスのすごさが引き立つ。

ビフテキには、白いご飯、サラダ、デザートが一緒だといい。

ビフテキとビフテキじゃ、胃もたれするわ・・・。

 

 

この公演は、フェスティバル2日目だったので、この公演を観ている時には気付かなかった・・・というか、当たり前ってことで、あまり気にも留めなかったのですが、その後、数々の公演を観て行き、2人のサパテアードの音がものすごく綺麗だってことに気付きました。

コーンと、乾いた綺麗な音で、ものすごく耳心地が良かった。

翌日、翌々日には、ラ・モネタ(♀)、パトリシア・ゲレーロ(♀)が登場するのですが、物凄く身体も動き、速い足ができる2人ですが、カナーレス、グリロのような音は出ていなかった。

「あれ?サパテアードの音が、少しベタっとしてる・・・」

と思ったのを覚えています。

その代り、モネタ、パトリシアには、カナーレス、グリロにはない、別の見せ方がありました。

カナーレス、グリロは、サパテアードの音色を聞かせる、パーカショニストとしての役割の割合が高い踊り手なんだなって思いました。

男性バイラオールの持ち味ですね。

女性バイラオーラには、お客さんを目で楽しませる要素があるけど、男性は耳で楽しませる。

そういう意味では、やっぱり秀でた2人。

ただ、私は、耳で楽しむ系の踊りばかりだと、1時間半~2時間の公演は飽きてしまいます。

目で楽しめる要素がもう少しあったら良かったのに・・・。

で、そこで、

「そうか、私は、男性舞踊手しか出ない公演ってのは、好みではないのか・・・」

と、ふと気付いたのでした。

 

とは言っても、ド・ストライクのフラメンコのお2人。

他と比べれば、他にもっと好みの公演があったってだけで、決して嫌いではありませんでした。

充分、楽しめました。

 

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