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2017年03月28日 08時53分31秒

1円にもならない

テーマ:ニチジョウ
コンサートスタッフ始めた頃かな

寝坊して駅まで

親父に車で送ってもらいながら

バイトの話をしていた。


機嫌の良い親父が

『お前の1日で稼ぐ分は父さんの1時間だな〜」

と言っていたのを

ときどき思い出す。


それはきっと

親父が学生の頃から、

勉学に励み、

汗水を流してきた日々の成果だったと

しみじみ思うわけだけど

兄の仕事を手伝うのが嫌すぎて

逃げるように始めた

コンサートスタッフのかたわら

始めからナニにするビジョンもなく

闇雲にやっていたバンド活動は

マイナスになることを

受け入れるのが当然だった。

「楽しめたらいい」

そんなことを何の疑いも衒いもなく言っていたから

父の言うその言葉と、バンドがリンクすることは

なかった。




今思えば、バンド活動は

仕事の走り

そう向かっていくべきだった。

形にしたならば、そんなように

自分にも興行の分け前が降りてくるような仕組みも

築けていたのかなと。



夢をみているつもりなんかなかったけれど

夢をみていたんだろうなって思う。

きっと未来も楽しめていると

信じていたんだと思う。

「いつ死んでもいいや」

なんて旗のもと、

いまある未来のことなんてお構いなしに

生きてきた。




もともと使い道のなかった命だ。

音楽という名前をつけて運んでいた。



「誰かのために」なんて烏滸がましいことは

何様なんだって話で、

今でもしっくり来ない

お金を頂くことはやっぱり怖い

それでも我武者羅に時間を消費してきたくらいの

経験は拵えていて

歌も自分で驚くほど安定した。

そういう体になったんだろうと思う。



それと同時に

ライブハウスという場所に

固執する必要もない

音楽はどこでも誰とでと出来る

今となっては1人でも出来ると

気づいてしまったから

魔法は、夢は

もう、解けている。



リハーサルスタジオに入るだけでも

自己満足には十分で

なぜあそこに行くだろうと考えると

烏滸がましいけど「誰かのために」となった。

けれどそれはその言葉の通りではなく

「誰かに作用するために」という

自己の欲求でもある。

でもそれは

「必要ではない」なと思っている

無理ならいいんだって感じだ。

なんせ、ライブハウスは金がかかりすぎて

時間がかかり過ぎて

手間がかかり過ぎて

無駄が多いんだ。

今でこそ、ライブハウスに行けば

多少のプラスにはなるけれど

やはり普通に考えて

「仕事」としては成り立っていないマイナス。

交通費+リハーサル+食費で打ち消せるような上がりは出せていない。

しかも、

ライブハウス側の譲歩があっての話だ。

終わっている。



音楽をするには

耳があって

心があれば足りる。

アコースティックギターがなくても

ダンボールと

喉があれば、奏でられる。



そしてあわよくば

余白を塗り足せるような想像力があれば

それは何も問わない選ばない。

とわない、とはいえ

永久(とわ)もある、なんて異次元も

叶えられそうじゃないかって思う。

虚しくもなるくらい

アホな経験をたくさんした

クソみたいなイベントにも出た

毎回40000の箱代を払ってまで

お客さんは知人だけってことを

何年やっていただろう。

リハスタとJRに何百万積んだんだ。

そのために何日働いた。

心をすり潰した。

最低と思えるような相手に頭を下げ

苦虫を噛み

それを「仕方ない」と何度飲み込んだ。

でも、それで今がある。

今があるなら

取り返しにいかないと、

割が合わない。




死んだって1円にもならないどころか

マイナスなんだ。

そのマイナスを誰が払うって、

遺していけるものもないんだ。

音楽で用済みならば、

何でもいい。

誰かの喜びになって

生きて一銭でも稼いで

胸を張って生きたい。

後悔も全部忘れられるような

未来に行きたい。
















それだけなんだ。

それだけのことが、

難しい

でも、諦めたくない

ようやく今があるってのに。



ようやく

ようやくなんだ。

もうこれ以上

奪われてたまるか。
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