富士宮市北山にある「うるわの里

敷地内のヒノキの林から富士山が見える




このうるわの里の人達を中心に

富士宮の人工林再生の地域活動がスタートしました!
この日の寺子屋には、

地域の財産区の方々や富士ひのきさんなど、

林業関係者の方が多数参加くださいました


 

福井県より人工林再生のスペシャリスト

鋸谷(おがや)茂さんをお招きして

鋸谷式間伐のノウハウをご指導いただきました。

メモからの抜粋でご紹介します。

 

 

五六豪雪。。。
昭和56年、ひと月でとてつもない大雪が降った。

比重の重いみぞれが降り続き、

地上の気温は低く、木についた雪が固まって森林が大量に倒れた

 

そのなかで1本でも立っている木に注目し

風雪害に強い木の形状や樹冠をつぶさに調査し

自然界の法則を見つけた、、

それが、鋸谷式間伐の始まりです。


 
 

道路に面した木、、片枝、、

日の当たる道路側のみに枝葉がいっぱいついている木

そういう木は駄目だというけど

とにかくどんな形であれ

枝がたくさんついている方がよい!

人間の価値観を山に持っていっても

何の役にも立たない!

 

豪雪で、1本だけ残った木は樹冠長率70%!!

(木の樹高に対して生きた枝葉が付いている割合)

40%程度だったあとの木はすべて倒れてしまった。

あなたのまわりのスギ・ヒノキの森の木は

どのくらい枝葉がついていますか?


間伐の目的。。。

将来性のある立ち木と林分構成に必要な立ち木を

適正な密度で残す。

広葉樹であれ、曲がった木であれ、

悪くても残さなくてはいけない木がある。

間伐は、伐倒することが目的ではない!

 


 

間伐遅れの林分の再生法

樹冠長率23割の枝が枯れ上がった林分では

今ある木を育てるために

支柱として枯らして残す。(巻き枯らし)

葉がないので風に揺れない。

23割の木でも樹高は伸びる。

まず横に伸び、そして上へ伸びる

1015年経つと一気に伸びていく!

それまで、支え木として森の柱として活用する。

とにかく健全な木を残すために使う!



 

≪鋸谷式森林・林業再生プラン≫

~30年計画~

・林学・行政・森林組合・林業事業体・木材加工・建築・森林所有者の関係を再構築。

・各分野の技術者の指導及び技術者の育成、教育システムの構築

・大径木(直径60cm)の用途開発と乾燥技術の確立。

・無垢材の材面割れ対策

 割れる、ゆがみ、、この開発努力がこれから必要。

 そうしなければ、30年後60cmの材ができても使い道がない。


 
 

 

「今の学生を育て、教育していくこと」

これが今必要!

鋸谷さんは県庁を定年前に退職され、

そのことに人生を費やしているとおっしゃいました。

そして、鋸谷さんからのメッセージ

山を持っている人は、

その山の一番いい木を使って家を建てる、、

家に使う内装から変える、、

そのことで、子供はわかる!

ぜひそうしてください。

 

山を持っていなくても、

地域の人たちと森づくりをして出材した木で

みんなで内装から変えていきたいな♪

 

 *****

 

午後からは森へ

下草のない人工林

 


 

森の中で選木の仕方を学びます。

中央が鋸谷茂さん


 

 

4mのつり竿が強力アイテム!

中心の木から半径4mの円の内側が50㎡。


 

 

50㎡の中に入る木、、。

まずはこの木、、好きですか?

好きだったら印をつけておく^^

 

 

基本的に太い木から残していく。

自然の優劣が付いているので森が教えてくれる



みんなの「好きです」で選んだ木の本数が、

50㎡の残存本数となんとピッタリ一致!!

これが生き物としてのバランス感覚なんだそうです。


 

 

森に来ると、また来たくなるね


 


 

森の中で聞く鋸谷さんの話に

五感が目を覚まします

こんどはあなたの地域の森の中で~~♪

 

  
 

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