みなさんこんにちは!
早いもので今年も一年が終わろうとしています。
お待たせしました!遂に念願の「からすみ」が干しあがりました!
過去5回に亘ってご紹介した「吉翠亭 からすみ」の取材もいよいよフィナーレとなりました。
干しあがったので、やっと完成?!と思っていましたが、実は最後にとても大切な作業が待っていました。
その作業がまた手間隙の掛かる大変な作業だったのです。最後のキーワードは「磨き」です。

入荷初日の「真子」 / 干しあがり、完成間近の「からすみ」
上記の写真は作業前の「真子」と干しあがった「からすみ」です。
比べて見るお判りのように、色・形・ツヤにかなりの変化が見られます。
(全然別物ですよねぇ~)
干している間に水分が抜け真子自身の重さでだんだんと平べたくなり、また冬の日差しを受けて
旨味が濃厚になった感じがします。
ここで疑問発生! 干しあがりは何を基準に「完成?」とするの・・・
教えてもらいました、「触ってみて硬さで判断する」とのことです。実際に触ってみると、完成前は少し柔らかくて押してみるとプニュと凹む感じでした。それが押してみて弾力のある硬さ(表現的に難しいですが押し返してくる硬さと柔らかさかな?)になった時が完成です。 それ以上干してしまうと、水分が余計に抜けてボソボソの「からすみ」になってしまうとの事です。
本当に一つ一つ確かめながら、干しあがりを確認されている姿を眺めながら、私は一時もからすみ(料理長)の傍から離れる事ができませんでした。

「磨き」の作業 / 上が磨く前、下が磨き後
最後のとても大切な作業
それは・・・
発表します! パンパカパーン♪
からすみの「磨き」の作業です!! 最初にご紹介した最後のキーワードです。
「磨き」とは、油を付けながら丁寧に丁寧に一つずつふき上げる作業です。
磨くことによって、ツヤが出て汚れも取れます。
最後まで一つ一つ手作業で丁寧に手間隙かけて仕上げます。
干しあがった「からすみ」を磨くのに一体どれだけ時間がかかるのでしょうか?
最後まで手間のかかる仕込みです。
とても真剣に魂を込めて仕上げる姿が、とても印象的でした。
ピカピカの「吉翠亭 からすみ」の誕生です!
上の写真は「磨き」の作業の様子。そして「磨き」の前後の状態の写真です。
磨く前と後では色・ツヤの違いがハッキリ分かりますね!
じゃじゃーん♪
ご紹介します。写真の2人が吉翠亭 松元料理長(左)・羽佐田副料理長(右)です。
右手の羽佐田副料理長が、眩しそうに掲げているお皿の上には完成した大きくて立派な「吉翠亭 からすみ」がこんなにたくさん!(時価 数万円はするのかな? と庶民的に考えてしまいます)
仕込みで忙しいなか本当に親切・丁寧に教えて頂きました。
感謝! 感謝!
今回の取材を通じて、初めて料理人の魂を込め仕込みをする姿を間近で見ました。真剣にそして次から次と仕込みをこなす姿に、ただただ食い入るように(口を空けて)見入ってしまいました。
最後になってようやく、「からすみ」が日本三大珍味と言われている理由が理解できました。
ただの高級な食べ物というだけではなく、これほどまでに時間・手間隙・自然条件に左右されているのですから・・・
「からすみ」の事を何も知らない無知で食いしん坊な私も、少しは語れる位になったかな?
写真撮影中にお腹がグゥーっと鳴ってしまい、見かねた料理長に出来たての「吉翠亭からすみ」を試食させて頂きました。感想はというと・・・
食感はシットリとしていて塩加減も絶妙で、これがからすみの味なんだ!!と感動してしまいました。
羽佐田副料理長曰く、「他のからすみとは比較できないくらい吉翠亭のからすみはボソボソ感がなく、しっとりしています。味自体も秘伝の汁に付けたりと独自の製法で行っている為、ただ塩辛いだけでなく、しっかりとした深みのある味わいですよ。他のからすみと比べる事の出来ない味に仕上げているので、絶対に後悔はさせません」とのことでした。
確かに試食する前は、ボソボソして塩辛いイメージを持っていたので、逆の意味で裏切られました。
高級な「からすみ」は滅多に食べられない(笑)ので、ゆっくりと味わって頂きました。
ごちそうさまでした♪ 大変美味しゅうございました
これから吉翠亭での前菜として、また1品料理として様々な形で皆様にご提供して参ります。
どのような形で皆様の前に並ぶかは、来てのお楽しみということで♪
このような貴重な取材を私自身体験できたことをとても嬉しく思い、楽しかったなぁと思っています。
今回でからすみの仕込みの取材は終わりますが、もし「ハウステンボスで仕込んだからすみを食べたよ!」という方がいらっしゃいましたら、是非ご感想を教えて下さいね!!
最後になりますが、このスタッフブログにコメントを寄せてくれたみなさま、本当にありがとうございました。
今後ともハウステンボスそして、吉翠亭を宜しくお願いします。