テーマ:おいしい珈琲いかがですか
2012-02-22 12:19:36

蜘蛛の糸

芥川龍之介の蜘蛛の糸を、私の奥さんに語った。
私が、青年時代に読んだ本だ。

昨晩、奥さんが寝床で永井荷風のあめりか物語を読んでいると、ふすまに蜘蛛がいた。実は、この蜘蛛は随分前から奥さんのまわりに出るらしい。最初は、子供だったとかで、ことあるごとに目にしたらしい。先日は、部屋を掃除していたら、チョコチョコと動き回っていて、危うく、掃除機に吸い込みそうになったと言っている。蜘蛛は益虫なので、ちょっと気味が悪いがあまりこれらを殺生するのは好ましくないと私たちは考えている。

この蜘蛛は昨晩は、きっと水を飲みたかったのではないかということで、有機農法の八朔を枕元に置いてあげたと奥さんは言っていた。朝、起きてみると、その蜘蛛はそこにはいなかった。このようなことを今朝は、私に嬉しそうに話していた。今度、この蜘蛛を見つけたら、ベランダに離してあげるとも言っていた。

もう、随分前の夏の終わりに、ベランダに置いてあった、大きな瓶に虫屋さんで買った蟋蟀を、私の奥さんが育てたことがあった。最初は、蟋蟀の鳴く音に風情を感じていた。その年だったか、翌年だったかは忘れたが、この蟋蟀がたくさん子供を産んだ。それを見た奥さんは、気持ちが悪くなって、それらをみんなベランダに離してあげたことがあった。あの蟋蟀たちの子孫は、きっと、どこかのいろいろなところのベランダに住み着いて、鳴いたことだろう。

蜘蛛の糸は、どこから垂れてくるのかな。
その糸にすがって、お釈迦様のいるところへ2人して登れることを祈るなんてね。

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