今朝方見た、夢です。
・・・、他人の夢の話は退屈だというけれど、もしよかったらお付き合いください。
地方に住んでいる友だちが遊びにきてくれた夢。
駅に友人を迎えに行き、バスに乗せた直後にドアが閉まり、自分は乗りそびれてしまう。
やばいっ!
友人はわたしの家を知らない。
知らない土地で知らないバスに乗せられ、どこで下りたらよいのかもわからない。
友達の不安を思うと身悶えしそうだ。
急いで携帯電話をかけようとするが、なぜかかからない。つながらない。
焦り。困惑。罪悪感。
そのとき夢の中で、ふと気づく。
「これは、夢だな」
夢だろうと思いつつ、夢の中の私はバスターミナルで携帯を手に途方に暮れてる。
「目覚めれば、今直面しているトラブルは消える」
ほんとうに?
夢だからって、問題を投げ出すの?
バスに乗って心細い思いをしているアッコちゃん(友人の名) を放っておいて、自分ひとりで出て行くのか、夢の外側に?
そんなことを思っているうちに、目が覚めた。
水底から浮かび上がるように。
やっぱり、夢だったのだ。
アッコちゃんは来てないし、自分はバスを利用して行く家になんて住んでいない。
それなのに、アッコちゃんはまだ、知らない街でひとりバスに乗っているような気がする。
罪悪感がある。
夢の話なのに?
人は自分が見た夢に、夢だからといって責任を取らなくてもよいものなのか?
ほんとうに?
みなさんは、夢の中で夢と気づいたとき、どうしますか?
早々に撤収しちゃう?
それともとどまって、トラブルを片づけようと奮闘する?
去るも留まるも、自由にならないかもしれないけれど。
夜になって森は、アッコちゃんに電話をしました。
「あれ? 帰っとん? 」 と友人。
「帰ってない。元気にしよん? 変わりない?」 と、私。
変わりないよ。元気だよと友だちが応えて笑う。
「今朝、アッコちゃんの夢、見た」
「ありがとう」
なんだか忙しそうだったから早々に電話を切った。
帰省したときにでも夢の話を聞いてもらおうと思う。
他人の夢の話なんて退屈かもしれないけれど、高校時代に汽車通学をしながら飽きずにおしゃべりした仲だから。
もし、夢の始末をつけてから目覚める人がいたら、教えてくれませんか?
トラブルシューティングのコツなども。
ぜひ。