今回も私は一般質問の機会を頂き、以下の質問通告を行いました。
【森智広一般質問予定日時:9月9日(水) 13時45分~〔45分〕】
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1.収納の逃げ得を許さない
~行政データの横断的活用により収納推進を加速させる~
(1)行財政改革の取り組み状況は
(2)時間外勤務手当全国トップの現実
(3)システム導入による勤怠管理の徹底を
2.行財政改革は進んでいるのか
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今回のブログでは、一つ目の質問の『収納の逃げ得を許さない』のアウトラインを書いていきます。
市が有する債権は、「強制徴収公債権」、「非強制徴収公債権」、「私債権」の3種類です。
「強制徴収公債権」:税金や国民健康保険料等の地方自治法第231条の3第1項に規定される債権で地方税法によって滞納処分が認められているもの
「非強制徴収公債権」:生活保護費等返還金徴収金やし尿汲み取り手数料等の地方自治法第231条の3第1項に規定される債権で地方税法で滞納処分が認められていない債権
「私債権」:市営住宅使用料や延長保育負担金等契約等の当事者間の合意に基づき発生する債権
市が有する債権もいくつかの種類があり、それぞれの債権が持つ性質は異なっているのです。
平成26年度末時点で、四日市市が保有するこれらの債権の滞納額が99億円に上ります。(強制徴収公債権:54億円、非強制徴収公債権:2億円、私債権:43億円)
本来、市の歳入として扱われる99億円が、言い換えれば一般会計の年間予算の8%程度が滞納という形で未収入となっているのです。
「正直者が馬鹿を見る世の中にはしたいくない!」
それぞれのご家庭には様々な事情があります。
急な収入の減少により一時的な滞納を余儀なくされるケースまで非難するつもりはありません。
しかし、滞納の中には意図的に、支払い能力があるにも関わらず支払いに応じないケースも多いのが事実です。
『逃げ得を許さない!』というのが私のスタンスです。
支払い能力がある方からは、徹底的に徴収していかねばなりません。
そういった思いから、今回の一般質問で滞納額が99億円に上る債権に対する収納推進、言い換えると債権回収の強化を訴えます。
【過去の関連ブログ】
・6月定例月議会 予算常任委員会報告 ~保育料滞納状況~
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11289529715.html
・【8月議会 教育民生常任委員会】正直者がバカをみてはならない!〔保育料滞納の実態〕