⚫︎第156回直木賞受賞作品
 「蜜蜂と遠雷」恩田 陸(幻冬舎)
 
先日、芥川賞と直木賞が発表がされましたね!
今回の直木賞受賞作は恩田陸さんのピアノコンクールを舞台にした「蜜蜂と遠雷」でした
ピアノコンクールの話と聞いて
これは読まなきゃー!
と、すぐに本屋さんへ行って購入♪
 
なかなか厚みのある本!
文章が2段になっていて、最初は
ぎゃ〜読めるかなーあんぐりうさぎ
と思いましたが、大丈夫!
面白くて、どんどん読み進めます
 
最初の方に物語の舞台となる芳ヶ江国際ピアノコンクール(浜松国際ピアノコンクールがモデル)の課題曲と登場人物のプログラムが載っていますが、もう、この曲目を見ているだけで楽しい!
おぉっ!こんな組合せをするのか〜 とか、これってどんな曲だったっけ?とかね…
 
世界中の若き天才ピアニストが集まる国際コンクールを出場者や審査員、また出場者の家族や友人など様々な視点から描かれていて、どんどんコンクールの世界に引き込まれていきます
 
一人一人の演奏を表現する言葉も素晴らしくて、こんな音色のことを言ってるのかなあ?と、どんどん想像が膨らみます
 
天才たちが紡ぎだす音を、私は到底真似できないけれど、恩田さんが生み出してくれた言葉によって想像しながらピアノに触ってみる
登場人物たちが考える曲のイメージを楽譜を読みながら思い描く
こんな音楽の楽しみ方があったとは‼︎
 
とてもとても面白い本です
 
もう一度、読み返したらレッスン室に置きますね♪カナヘイうさぎ