新国立競技場問題でも多くの方々が心を痛めた樹木の伐採、そのときと同じようなことが上野でも起こっています。

作家の森まゆみさんから教えてもらいました。

 

この写真にあるように樹木の幹になにやら張り紙がしてある。

 

 

この樹を伐るつもりらしい。

 

このような看板が張り出されていると聞きます。

 

 

えっ?なんで?なんで伐る必要があるの?というのが素朴な疑問です。

この場所を知ってる人であれば、まったくそんな必要はないんじゃないのか?と誰しも考えると思います。

こんなところですから

 

 

上野駅から公園側にすぐ出たところです。

 

 

え?なんで?なんでこの樹を伐る必要があるの?って改めて思いますよね。

 

まあ、基本、樹は伐ってはいけない。

 

どうしても伐らなきゃいけない場所や状況や事情というものがあったとしても、まず伐ってはいけない。

 

なぜなら、樹の寿命はたいがいの人間よりも長いから、です。

伐った樹がそこまで大きくなるのにはまた数十年の月日がかかるから、です。

 

伐らないで済む方法を徹底的に考える必要がある、人間には。

特に、都市に住む人々には。

 

都内にはいくつかのパブリックスペースがありますが、日本における公共空間のあり方を古い時代から残して今に至るのは神社でしょう。

 

神社というのは社殿だけではダメです。

むしろ、社殿は簡素でもいいから、大事なのは森です。

鎮守の森の意味を強調してか、杜とも書きますが、樹木がこんもりと生い茂っている場所です。

そんな樹々に囲まれながら開けた場所が神聖なものとされ、人々の憩いの場として機能してきたわけです。

 

だから、建物の周りには樹がなきゃいけない。

しかも、樹高が十メートルくらいにまで育った樹がないと。

そして、そこまで樹が育つには数十年かかります。

 

神宮外苑の銀杏もそうでしたが、

これらの上野の樹木は、今やっとそこまで来たところでしょう。

 

それを、なぜ今伐ろうとしているのか?

大変疑問に思いましたので、いろいろと調べてみることにしました。

 

と悠長なことを言っていると、明日19日から伐採に入る予定だったらしいです、東京都は。

 

森さんたちが以下のキャンペーンサイトを始められたそうで

キャンペーン「上野の森の大木を切らないで」

 

とりあえず、明日19日の伐採工事は見合わせとなったようですが、東京都はまだ伐るつもりでいるらしいですね。

 

なぜ、こやつらは、そんなにまでして伐りたいのか、紐解いていきたいと思います。